浮世絵に描かれた江戸時代の相撲

浮世絵に描かれた江戸時代の相撲

Sumo in the Edo period depicted in ukiyo-e

鬼面山谷五郎 出羽海金蔵/葛飾北斎筆(春朗)
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

日本の相撲の歴史は古く、古事記(712年)や日本書紀(720年)の中にも力比べの試合の様子が書かれています。神事や祭りとして行われ、伝統的な武道の一つです。江戸時代も相撲の人気は高く、人気力士の姿が浮世絵に描かれました。その一部をご紹介します。

荒馬・鴻ケ峰/勝川春英筆
江戸時代・18世紀
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谷風・江戸ヶ崎・柏戸/勝川春好筆
江戸時代・18世紀
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大きな力士の姿は画面いっぱいに描かれています。現在でも聞かれる名前も見られます。

谷風・瀧ノ音/勝川春英筆
江戸時代・18世紀
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梶浜・陣幕/勝川春英筆
江戸時代・18世紀
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両国橋を渡る力士一行。周囲の江戸の人たちよりも倍位大きいですね!浮世絵はデフォルメしていますが、実際に一般の人よりもとても大きかったのでしょう。現在もお相撲さんに会うとビックリするくらい大きいですよね。

両国勧進大相撲晴天大當繁昌之圖/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
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赤沢山の近隣の武将が狩猟の後に行った余興としての相撲。武士の楽しみです。

赤沢山の相撲 3枚続 左/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
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赤沢山の相撲 3枚続 中/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
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赤沢山の相撲 3枚続 右/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
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北斎漫画にも描かれています。お茶目な力士。

北斎漫画 葛飾北斎
The New York Public library digitalcollections

当時、相撲と関係の無い分野でも番付表を作って宣伝をしていました。温泉番付やグルメ番付などなど、こちらは芝居番付。庶民に相撲が人気で番付表は分かりやすく、宣伝に効果的だった証拠です。

芝居番付 寛政七年卯霜月 都座/鳥居清長筆
江戸時代・寛政7年(1795)
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

初!北海道初心者におすすめ3泊4日札幌コース

初!北海道初心者におすすめ3泊4日札幌コース

埼玉県在住の筆者が、北海道に初旅行に行って来ました!せっかくだから、札幌も函館も、、、と欲張りたくなりますが、北海道は想像以上に広大で移動に時間を取られてしまうので、北海道での移動時間をなるべく抑え、楽しめる旅にするべく、今回は札幌を拠点としての旅行にしました。
日程は3泊4日。長い休みが取りづらい日本人には3泊はちょっと長め、ちょい贅沢をして初北海道を満喫しましょう!

赤れんが庁舎

1日目 羽田から新千歳へ 〜 札幌市内観光

8:00 羽田を出発!
初日からしっかり観光するために朝8時の羽田発新千歳空港行きANA便に乗りました!
これ以上早い便だと埼玉からだと間に合わない可能性があるのでギリギリ間に合う便を選びました。

羽田空港から北海道へ!

10:00  新千歳空港到着!
少し飛行機が遅れたので新千歳空港を出られたのは10時位。いよいよ北海道に初上陸です!
新千歳空港から札幌まではJR快速エアポートで35~45分くらい(列車によって停まる駅が異なるようで、時間も違います)。大体10分に1本位の間隔で出ているので非常に便利です。小樽行きもあるので、直接小樽に行く場合も使えます。

札幌駅

11:00  札幌に到着! 
重い荷物を持って歩くのは大変なので、札幌の中心地に予約したホテルに荷物を置きに行きます。

札幌は大都会です。道も建物を広く、東京の丸の内っぽい雰囲気です。

朝食用に『Boulangerie Lafi 赤れんがテラス店』で美味しいパンを購入!ハード系のパンです。メロンパンも美味しかった!これで女子の朝の準備時間を短縮できます!

11:30  まずは!味噌ラーメン!
荷物を預けてまず味噌ラーメンの有名店「すみれ中の島本店」へ。コッテリ濃厚な味噌ラーメンです。豚骨好きには是非食べてほしい!

有名店なので行列ができていました。平日の昼でしたが、30分くらい待ちます。
おいしそ〜!期待の味噌ラーメン!

14:00 カフェへ!
満腹になって札幌駅まで戻ってから可愛いカフェHappy Anniversary(ハッピー アニバーサリー)』へ。
札幌はスイーツも充実してます。こちらは、韓国風カフェで、10~20代女子に人気です。ケーキもドリンクも美味しい。

メニューは期間限定で変わっていきます。この時はモノトーンでおしゃれ!

15:00   ホテルにチェックイン!
3泊とも『ONSEN RYOKAN 由縁 札幌』に泊まりました。赤れんが庁舎から歩いて3分、和モダンでオシャレ、口コミの評価も高く、温泉もある!おすすめホテルです。今回は札幌グルメを堪能するために素泊まりにしました。

和モダン。全てがオシャレです。

16:00 国指定重要文化財・北海道庁旧本庁舎 赤れんが庁舎へ!
東京駅よりも歴史のある、赤れんが庁舎は2階建ての外観ですが、天井が高く重厚感があり非常に荘厳な建造物です。

ボランティアガイドの方の説明がとっても面白かった!

17:00 札幌時計台を見学!
可愛らしい木造の洋館です。明治時代から市民に愛されてきた札幌のシンボルです。

可愛い時計台

18:00 サッポロビール園へ!
サッポロビール園の博物館を見学してからジンギスカンの食べ放題へ!残念ながら明治から残る煉瓦造りの建物『開拓使館』は修復工事中でした。でも内部は大丈夫!見学も食事もできます!

明治〜大正時代のポスター。レトロで良い!
見覚えのあるポスターも!
ポプラ館でジンギスカンとサッポロビールを頂きました!
ラムがすご〜〜く美味しい!!ビールも飲み放題!!!

20:00 さっぽろテレビ塔へ!
さっぽろテレビ塔で夜景を楽しみます。テレビ塔は22時までやっているので、夕食後でも間に合います!

夜景も見たかったから満足!!

21:00 温泉へ!
『ONSEN RYOKAN 由縁 札幌』に戻り、温泉に浸かって癒されてから就寝

2日目 小樽観光!

8:30 ホテルを出発!
札幌からJR特別快速エアポートかJR函館本線を使い、34分〜46分くらいで小樽に到着です。

10:00 小樽到着!
綺麗な駅舎と小樽の風景に感激!

小樽キタ〜〜!!道の先には海!!

駅の隣にある三角市場へ!カニすご〜い!とか興奮しながら混雑の市場をぶらぶら見てから早めの昼食、海鮮丼を頂きます!

三角市場は混雑してます!
『味処たけだ』の三色丼とネギトロ丼。
三色丼は小さく見えますが、器が深く、ぎっしり詰まっていて、食べても食べてもカニ!ご飯残してごめんなさい!

11:30 小樽の町へ!
駅から海へと続く中央通りを下っていきます。途中に配線になった旧国鉄手宮線の線路があります。普通、線路には入れませんから、絶好のフォトスポットです。

ここなら堂々と線路に入って写真が撮れます!

12:00 日本銀行旧小樽支店金融資料館へ!
明治時代に造られた小樽市指定有形文化財の重厚感のある建物です。当時の建造物は気品と重厚感があって素晴らしいです。

美しいカウンター。銀行に行くのが誇らしくなりますね。

12:30 ステンドグラス美術館へ!
19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスの教会の窓を飾っていたステンドグラスの実物を鑑賞することができます。
神々しく圧倒的な美しさ!小樽芸術村にはたくさんの美術館がありますが、こちらのステンドグラス美術館、オススメです!

1階から2階まで貫く大きなステンドグラス
『最後の晩餐』〜小樽で本物のステンドグラスを見れたのは衝撃です!心洗われます。

13:00 小樽運河へ!
小樽といえば、小樽運河!クルーズも楽しそうですが、今回は時間が限られているので残念ですが、見学だけです。

小樽運河。この日は本当に天気が良くて全てが美しい。

13:30 堺町通り商店街へ! 
この通りはたくさんの飲食店やお土産物屋などが並ぶ、外せないスポット! 1日じゃ足りないかも!

小樽オルゴール堂本館
北一ホール。ビールもスイーツも楽しめます。ランプの灯りで薄暗い店内にはピアノの生演奏が!

16:30  札幌へ!
小樽はとても良いところでした!紹介した場所以外にも観光スポットがたくさん!小樽に1泊できる方はクルーズやワイン工場など観光するのがオススメです。後ろ髪を引かれつつ札幌へ戻ります。

車窓からは美しい海。ずっと眺めていたい、、、。

17:30 札幌到着!
ホテルに大量のお土産物を置いてからススキノのラーメン横丁へ。この日は塩味の海鮮が食べたくて『しみじみ』を選びました。

ラーメン横丁
しじみのラーメン!もう一度食べたい、、、。疲れた体に沁みます

20:00 温泉へ!
ホテルに到着。温泉に入って爆睡です。

3日目 さとらんど、モエレ沼公園へ

8:30 ホテル出発!
3日目は札幌近くで緑を感じられる場所を求め、『さとらんど』と『モエレ沼公園』へ行きます。

10:00 さとらんど到着!
『さとらんど』は札幌市農業体験交流施設で、牧場や農園、ミルク工場があり、さまざまな体験ができる公園です。私は馬に乗りたかったので引馬体験をしました!この日はシーズンオフの平日だったので空いていましたが、夏は混んでいるそうです。馬も羊も可愛いし、緑に囲まれて気持ちがいい〜!

馬がのんびり〜
引馬体験。優しいおじさんがミルク(馬の名前)を引いてくれました!
羊!可愛い!餌やりがしたかったのですが、餌が売っていなくて出来ませんでした、、、。羊の物欲しそうな視線が痛い、、、。

12:00  さとらんどのミルク園でミルクラーメン!
『さとらんど』の食堂でミルクラーメンと味噌ラーメンを食べました!美味しい〜!毎日ラーメンですが、全て違う味なので飽きませんね〜。食後はお約束のアイスクリーム!

コンソメ味で美味しかった!
夏じゃなくてもアイスクリームは美味しい!

13:00  モエレ沼公園へ!
徒歩でモエレ沼公園へ!遠回りをして行ったので15分くらいかかりましたが、一番近い入り口でしたら5分程度でいけると思います。是非『さとらんど』とセットで行きたいですね。

この日は北海道に警報も出ている悪天候の予報でしたが、なんとこの時、モエレ山の頂上に太陽が!!

モエレ沼公園の基本設計を世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけました。「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに作られた公園です。自然を求めている人、まったりしたい人、アートが好きな人、映え写真が欲しい人にピッタリ!レンタサイクルもできます。

ガラスのピラミッド
色々な風景が楽しめます。全てが計算されていて美しい

16:00  札幌へ!
アートの中でずっとまったりしていたいですが、天気が悪くなり、降られる前にと、札幌市街地へ戻りました。

17:00 二条市場で夕飯!
100年以上の歴史を持つ市民の台所、二条市場海鮮丼を食べました!

海鮮丼!札幌で食べても美味しい〜!

18:00 夜パフェへ!
札幌では夜パフェが流行っているそうで、たくさんのカフェがあるので悩みましたが、雪印パーラー札幌本店へ。あの雪印がパーラーをやっていたとは!札幌限定のお店です。パフェの種類が豊富で、スペシャルなバニラアイス『スノーロイヤル』を味わうことができます!

生チョコパフェとモンブランパフェ。食後だけど全然イケる!

19:00 大通公園!
ホテルに戻る途中、大通公園では『さっぽろオータムフェスト』が開催されていました。道内各地の旬の食材、ご当地グルメなどが集まって、食べ歩き、じっくり飲みもでき、大勢の人で賑わっています!私は『すすきの美人酒』を飲みながらほろ酔い気分で散策!

日本一になったフライドポテト

大通公園では年間通じてさまざまなイベントが開催かれている様ですので、予定を合わせて行ってみたいですね。

20:00 温泉へ!
ホテルに戻り温泉に入ってから、帰路の準備です、、、。寂しい。

4日目 最終日! 白い恋人パーク〜新千歳空港へ

9:00 ホテルをチェックアウト!
3泊お世話になったホテルをチェックアウトしました。でも荷物は重いので預かってもらい、いざ白い恋人パークへ!

駅からすぐです!ワクワク!

10:00 白い恋人パークに到着!
想像してたよりもすごい本格的!重厚感のある建物でヨーロッパにいるような、有名テーマパークのような。(乗り物はありません)

ハロウィン仕様でした!


有料ゾーンで博物館と工場を見学した後、手作りお菓子体験!有料ゾーンのみで食べられる『生チョコ白い恋人』やカフェもあって楽しめるので有料ゾーンがオススメです!

チョコレートの博物館ゾーン
工場見学ゾーン!たくさんの白い恋人が!!
大きなハート型の白い恋人にチョコペンでお絵描きします。北海道を気合い入れて描いたのにKが一個足りなかった、、、(泣く)
かなり本格的なイングリッシュガーデン

12:00 白いスープカレーのランチ!
スープカレーを食べたかったのですが、ここまで食べていなかったので、やっと!白い恋人パークのレストラン『カレーレストラン・あんとるぽー』で白い恋人に使用されているホワイトチョコを使用した白いスープカレーを食べました!もう一度食べたい!

すごく美味しい!ここまで我慢してよかった〜!
有料ゾーンに戻って、カフェで食後のデザート

14:00 札幌駅から新千歳空港へ!
ずっと遊んでいたいけれど、帰路に付かねばなりません、、。一度荷物を取りにホテルへ戻り、新千歳空港へ向かいます。

15:30 新千歳空港へ到着!
18時のAIR DO便なのですが、新千歳空港はすごい!と評判なので早めに空港に行って食べ歩きとショッピング。大きい荷物を早々に預け、飛行機をぼーっと見てるのも楽しいです。時間がある方は温泉もあるのでお楽しみ下さい!

ポテトを食べながら飛行機を眺める贅沢な時間!
最後まで北海道グルメを堪能!!

18:00 羽田空港へ!
飛行機の出発が遅れたので、20時頃に羽田に到着。流石にヘトヘトです。都心の電車を渡って埼玉まで帰宅するのはしんどいので、出口のすぐ向かいから乗れるエアポートリムジンを利用!寝ながら川越まで到着!助かりました!!川越他、大宮や志木など埼玉各地に出ているのでとっても便利です。

AIR DOのしろくま可愛い!今度乗ったら機内販売のくまグッズ購入しよう!

初札幌旅、満喫できました!ぜひ、旅の参考にしてください。

北海道旅行の詳細はこちらから!
3泊4日 北海道旅行費用 全部公開!〜北海道旅行を計画している方、参考にしてください!
初北海道なのに、前日にLCCの飛行機が欠航!(泣く)〜旅行前日にトラブルが!対処法です

北海道アートスポットはこちらから!
溜息が出るほど美しい、、、ステンドグラス美術館〜小樽芸術村〜イギリスの教会にあったステンドグラスが見られます
イサム・ノグチのアートが楽しめる公園〜モエレ沼公園〜札幌近郊。絶対にここでしか見られないイサム・ノグチの代表作

東京国立博物館で開催中の『江戸⭐︎大奥』展

東京国立博物館で開催中の『江戸⭐︎大奥』展

大奥についてまとまった展覧会はめずらしいので楽しみに観に行って来ました。忙しさと暑さに負けてなかなか予定が立たず、やっと8月最後の土曜日に行って来ました。(この日も猛暑日でした、、、)


一番展覧会が混む時間帯、週末の昼過ぎ、1時前頃から2時半くらいまで観覧したのですが、それなりに混んではいますが、待ち時間も無く、人の壁で観覧できないといったような混雑でも無く、楽しむことができました。

「御鈴廊下」のセットと衣装

会場に入ると、「御鈴廊下」のセットの前にNHKドラマ10『大奥』で使用された衣装がずらりと並び、雅やかです。大画面で江戸城の映像なども流れ、華やかなエントランスを行くと、第1章の展示です。明治に大奥を描いた浮世絵や双六が展示されています。江戸時代に江戸城の中を浮世絵に描くのは禁止されていましたから、明治の絵師が華やかな大奥に憧れて描いたのでしょう。


次の第2章は伝狩野探幽の『春日局像』など、大奥の誕生当初から政治的な権力を持った女中たちを紹介しています。『天樹院(千姫)像』など、大好きな江戸時代の精密な絵画が見れて大満足!単眼鏡を貰ったので細部まで絵画を堪能出来ました!


第3章は大奥ゆかりの品々で、重要文化財の美しい袱紗がずらりと並びます。そのデザインと技術の高さに感激!日本の工芸品は緻密で細密、でもデザインは大胆。工芸品ではなく美術品ですね。美しい。

美しい歌舞伎の衣装。


第4章は大奥で使われた品々です。婚礼調度品も美しいですが、雛道具が素晴らしい。姫のために作られた、雛人形で遊ぶための道具ですが、『薩摩切子雛道具』は薩摩切子の精巧な模様がそのまま小さくなっていて職人さんの高度な技術に魅入られます。こんなおままごと道具があったら女の子は大喜びですよね。
最後には歌舞伎の華やかな衣装が並び終了です。

歌舞伎の衣装。大胆なデザイン!

今回の一番のお気に入りは、『絹本著色当麻曼荼羅図・祐天上人像』(目黒区指定有形文化財)。縦17.4センチメートル、横16.6センチメートルに、とても細かい曼荼羅と裏には祐天上人像が描かれています(こっちが表かも?)。貰った単眼鏡が大活躍です。すごい!すごい!と一人で単眼鏡を覗きながら大興奮!ずっと眺めていたかったのですが、迷惑になってしまうので後ろ髪を引かれながら次の展示に移動しました。もう一度お目に掛かりたい!
入り口部分と最後の歌舞伎の衣装しか写真撮影が出来なかったので色々写真に残せなくて残念ですが、約2時間、たっぷりと楽しませてもらいました。

『江戸大奥』展  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開催期間:2025年7月19日(土)~9月21日(日)
観覧料金:一般 2,100円

吉原の日常を江戸時代の読み本から覗いてみる〜『塵塚談』

吉原の日常を江戸時代の読み本から覗いてみる〜『塵塚談』

江戸時代に実在した吉原遊郭の様子を江戸時代の小川顕道著塵塚談』からのぞいてみたいと思います。『塵塚談』は文化11年(1814年)小川顕道78歳の時に書かれた読み本で、江戸の庶民の普通の暮らしが書かれています。小川顕道は医者なので病気の話が多いですが、それ以外にも食のこと、物売りや商店のことなど日常のちょっとした事を記しています。江戸の人達の普通の日常が垣間見れる著書です。その中から吉原について取り上げてみたいと思います。吉原に関しては昔は良かった、と言った感じで語られているのがちょっと面白いです。(現代口語にして補足も入れています。)

吉原大門・歌川国貞(三代豊国)筆 江戸時代・19世紀 横大判 錦絵
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

吉原遊女衣服のこと


延享年間(1744〜1748年)や寛延年間(1748〜1751年)の頃の遊女は(多分上位の遊女のことだと思われます)紗織、縮緬、羽二重を来て(吉原)道中に出た。そのほかたくさんの衣服を持ち、毎日取り替え、同じ衣類は決して着ないタバコを禿(かむろ=遊女見習いで花魁の身の回りの世話などをする少女)に数多く持たせて、茶屋にて一服すると残りはそのまま茶屋に置いて行く。立ち寄る茶屋毎に同じようにするので、茶屋がタバコを買う必要はなかった。
しかし、ここ三四十年は美しいけれど毎日同じ着物を着ている。タバコも人にあげることもしなくなってしまった。

張見世にいる遊女とそれを見る客。吉原は観光地でもあったので、見物客も多かった。中村宣夫CG作品

吉原、銭屋嘉兵衛が話

吉原茶屋に銭屋嘉兵衛という知人がいる。この嘉兵衛の実父が二丁目信濃屋という遊女屋で働いていた。嘉兵衛が5〜6歳の頃、客の前に連れて行かれ、小謡を二つ三つ歌うと小判1両づつ貰うことが数回あった。嘉兵衛の実父が掃除当番の時に朝、2階(遊郭の2階に遊女の部屋があり、そこで宴会をしたり客を取ったりします)を掃除すると1歩2歩づつは、いつも拾っていた近年はこのような事は無くなってしまった。(1歩はお金の単位。4歩で1両。1両は大金ですが現在の価値で言うと、、、かなり難しい問題のようなので詳しく知りたい方はこちらのサイトを見てください。貨幣博物館HP『江戸時代の1両は今のいくら? ―昔のお金の現在価値―』すごくわかりやすく説明してくれます。)

遊郭の2階で芸者を呼んで宴会中。中村宣夫CG作品

吉原の遊女、張りありしこと

京都の遊女に長崎の衣装を着せ、江戸の気っぷを持たせ、大阪の揚げ屋(高級遊郭)で遊びたい、とは昔のこと(井原西鶴の『好色一代男』にある文)。吉原の遊女に限っては金銀では動かない。仙台藩主伊達綱宗が吉原の大店「三浦屋」の花魁・高尾を身請けしたが、高尾には将来を約束した男がいた。その男への操を立て綱宗に従わなかったため、浅草川三派(みつまた)で船中で斬られて亡くなった事は万人の知るところだ。(高尾は三浦屋の有名な遊女。十一代まで続いた。この逸話の高尾は初代もしくは二代目)

また、豊後節(ぶんごぶし=京都で生まれ江戸で大流行した浄瑠璃。)の文字太夫という男がいた。書が上手く名筆で芝居にも出て、贔屓の客もたくさんいた。ある時、吉原に人を連れて(高級遊郭が並ぶ)上通りの遊女を買った我が物顔で居たが、遊女が文字太夫だと気が付き、金子(きんす=お金のこと)千疋(ちむら=布で巻いた沢山のお金)を台に乗せ、ゆっくり遊んで行ってください、と禿に持たせ、花魁は現れず肴をご馳走した。流石の有名な浄瑠璃語りも赤面し立ち帰った。上通りの遊女屋(高級遊郭)は歌舞伎役者には遊女を売らない定めになっていた。また、何節によらず(当時色々な流派の浄瑠璃がありました。どの流派によらずという事)芝居に出る有名な浄瑠璃語りを呼ぶには金2両2分が定価、三味線引きは別料金だったので、その代金として千疋(たくさんのお金)を差し出した。このように吉原の遊女は意地が強かったが、現在は金銭を使うのを上客とするようだ。

吉原遊郭の花魁はプライドが高く気っぷが良い。中村宣夫CG作品

本の冒頭部分には、「その時々の風俗を書き連ねているけれども、流行するものは長く流行らず跡形も無くなり水の泡のようであるのは世の常だ」と書かれています。200年前に生きた小川顕道も現代の私たちと見ているものは違うけれど、同じ様に感じながら日々生活していたのだと思います。

参考文献 『塵塚談 俗事百工起源』(小川顕道・宮川政運著 神郡周解説)現代思潮社

吉原のはなしはこちらから
遊郭の成り立ち、構造から花魁の生活、そこで働く人などなどCGと共に紹介します。

CGで再現された日本橋絵巻「熈代勝覧」を動画にしました

CGで再現された日本橋絵巻「熈代勝覧」を動画にしました

今回は歴史CG作家中村宣夫が制作した『熈代勝覧』をご紹介します。

作品はとても広範囲なので一部を動画にしてみました!全てお見せできないのが残念です。

熈代勝覧』に描かれている日本橋通りの7町分の商店と、裏通りや裏長屋まで、広範囲にわたる作品です。屋根瓦や看板などまで1つづつ細部に渡り精巧に制作しています。この作品を見ると江戸の町は美しかったのだろうなと、改めて思います。

神田今川橋をスタートします。富士山も見えますね!
江戸のメインストリート日本橋通りには大店がずらりと並んでいます。
辻の両側に大きな店構えの越後屋(現在の三越)が見えます。
大工さんが新築工事中!
日本橋です。日本橋川の両岸には多くの蔵が並んでいます。
日本橋が「熈代勝覧」の終点です

現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう」蔦屋重三郎の話ですが、彼は1750~1797年に生きていました。『熈代勝覧』は1805年に描かれているので蔦屋重三郎の死後5年ほど経った頃の作品です。当時は5年10年で街が激変することはありませんから、こんな景色の江戸の町で生活し、多くの作品を世に出して行ったのだろうなと思いを巡らせます。

多くの屋台や物売りが商売をしていました。
自身番と木戸番。ここから日本橋通りの始まりです。

江戸時代の日本橋絵巻「熈代勝覧」

熈代勝覧』について詳しくはこちらのページから。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅、地下コンコース内にレプリカが展示されています。日本橋通りが丁寧に描かれていて、日本橋の賑わいや人々の生活の様子もわかります。日本画ですがとても見易く、楽しい作品なので是非ご覧ください。無料です。

歴史CG作家中村宣夫HP
たくさん作品をご覧になりたい方はこちらから。
江戸城、日本橋、長屋、吉原などなどご覧いただけます。

国宝「燕子花図」と庭園を楽しめる東京青山の『根津美術館』

国宝「燕子花図」と庭園を楽しめる東京青山の『根津美術館』

Nezu Museum in Aoyama, Tokyo, where you can enjoy the National Treasure “Irises” and gardens

東京の表参道駅(東京メトロ)から徒歩約8分にある根津美術館に行ってきました。この日は少し時間があったので、最寄駅ではなくJR原宿駅(東京メトロ明治神宮前駅)から行きました。20分くらい掛かりますが、表参道をぶらぶら散策して、表参道交差点をそのまま真っ直ぐ行くだけなので迷うことなく美術館に到着出来ます。

原宿駅からひたすら真っ直ぐで美術館に到着。

根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎氏により、1941年に設立されました。多くのコレクションを所有し、中でも国宝7件、重要文化財92件、重要美術品95件と量だけでなくコレクションの質の高さも誇れる国内有数の私立美術館です。


現在開催中の、国宝「燕子花図」を含む琳派の作品の展覧会「国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図」展を観てきました。

 エントランスは外側も内側も竹があしらわれ美しい

展覧会は写真撮影NGでした。素晴らしい作品ばかりですので是非実物を観て頂きたいです。メインの尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」は美しく、デザイン性の高い作品です。

尾形光琳 国宝 「燕子花図 」六曲一双 18世紀
こちらは右隻

尾形光琳(1658年〜1716年)は、有名すぎて説明も必要ないかもしれませんが、江戸を代表する画家の一人で、俵屋宗達に影響を受けた作品を多く手掛けました。また工芸家でもあり、後の工芸作品に多大な影響を与えました。ですので光琳は稀代のデザイナーだと思っております。また尾形光琳の影響を受けた作家を「琳派」と称しています。

今回観覧した中で私の一番のお気に入りの作品は鈴木其一重要文化財「夏秋渓流図屏風」です。深い青に塗られた渓流に金のラインで流れを表現し、ベタっとした苔でしょうか鮮やかな緑と、背景の金のコントラスト、美しくクリアに描かれた百合の花。インパクトもあり、美しい作品でした。この作品を見にいくだけでも価値があります。もう一度観に行きたい!

鈴木其一 重要文化財「夏秋渓流図屏風」こちらは右隻

その他、円山応挙、狩野山雪などなど、江戸時代の作品を堪能できます。また、第2~6展示室では中国の古代の仏像や器、茶器、能面などなど鑑賞できます。これだけの作品を見れて、入場料1500円はお得です

さらに根津美術館は美しい日本庭園もあります。青山の真ん中でいきなり緑に包まれます。

高層ビルが見えない!青山とは思えない。

江戸時代から明治時代に建てられた茶室が4箇所もあります。カフェもあり、食事やスイーツも頂けます。

石の階段を降りていくと広い池に燕子花が咲いていました!満開にはまだ早かったのですが、光琳の「燕子花図」を鑑賞した後、燕子花を見れるなんて、感激です♡

また、今回は燕子花が咲いていましたが、秋には紅葉など、季節によって違った楽しみがあります。

もう少し時期がずれていたら満開の燕子花が見られました。秋には紅葉も美しい。

東京のど真ん中にいるにも関わらず小旅行に来た気分が味わえる庭園と美術鑑賞でリフレッシュされ大満足の美術館でした。

根津美術館公式HP:HPからチケット予約できます。

江戸の風景がよみがえるCG作品ベスト10 – Discover Edo in 3DCG

江戸の風景がよみがえるCG作品ベスト10 – Discover Edo in 3DCG

Discover 10 stunning Edo-era CG artworks by Nobuo Nakamura. Beautifully recreated landscapes that bring Edo’s spirit back to life.

江戸の風景と文化を美しく再現したCGアートを厳選紹介。歴史の息吹を感じる中村宣夫の3DCG作品ベスト10。
HPで公開していない作品も選んでいます!

10位 日本橋越後屋呉服店内部

越後屋(現在の日本橋三越)の賑わい。着物を買いに行きたくなる店内です。

9位 火消し

瓦が落ちて今にも崩れそうな表通りの大店。昔の火消しは鳶です。家を壊して消火しました。

8位  両国の花火大会

見せ物小屋とたくさんの屋形船。ワクワクします。

7位 千利休の茶室

侘び寂び。10年くらい前の作品です。シンプルで華やかさはないけど好きな作品。

6位 江戸城天守 慶長年度 徳川家康江戸始図

江戸城と言ったらコレです!

5位 日本橋通り〜熈代勝覧

江戸日本橋を描いた絵巻「熈代勝覧」をCGで制作。大工が家を建設中のシーンは活気が感じられて楽しい。

4位 湯屋の番台

湯屋は面白いシーンがたくさんあって、選ぶのが難しい!洗い場も2階も、風呂を沸かす裏側も面白い。でも「昼間からこんな銭湯に行ったら気持ちよさそう〜」ということでこちらを選びました。

3位 日本橋

浮世絵風にデザインされています。奥に見えるのは江戸城の富士見櫓。遠くには富士山が。この世界に入ってみたい。

2位 夏の長屋の夜

蚊帳の中で親子三人。狭い長屋の幸せな時間。

1位 吉原張見世

葛飾北斎の娘、応為の作品にインスパイアされて製作した作品。妖しい蝋燭の光と妖艶な遊女。

以上10作品ですが、私の好みでのセレクトです!江戸城がインパクトもあって人気ですが、私は江戸庶民の生活が感じられる作品が好きです。元々湯屋や長屋から作品を作り始めているので私にとっては中村の作品は湯屋、長屋、日本橋が最高です。

でも改めてHPを見たりすると、こんな作品もあったな〜と思い出したりして10作品を選ぶのはかなり悩みました。ちなみにベスト10から漏れたのは吉原扇屋、桜田門外ノ変、江戸城御殿内部、江戸城三天守、色々な商店、宿場町などなどやっぱりベスト20にすれば良かったかな。こちらの作品はHPにありますので是非ともご覧ください。

歴史CG作家中村宣夫HP

中村の作品の良いところは細部までこだわって緻密に制作しているところですが、それ以上に作品に独自の色というか雰囲気、空気感があるところだと思います。もしかしたら同じ資料を見たら同じような作品を作ることは他のクリエイターの方にも可能だと思いますが、CGも作者の個性が出るので全く同じものには出来ないと思います。鉛筆で同じものを描いてもそれぞれ違う作品になるのと同じですね。
膨大な作品の中の一部ですが、これからも中村の作品をお楽しみください。

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歴史CG作家中村宣夫HP
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江戸城、日本橋、長屋、吉原などなどご覧いただけます。

坂の美しい宿場町 木曽馬籠宿

坂の美しい宿場町 木曽馬籠宿

妻籠宿の次は馬籠宿です。妻籠から直接行こうと思っていましたが、雨足が強くなってしまい山道は危険と判断して、馬籠宿は中止にしました。心残りだけど台風が近づいているので仕方ない。岐阜県の恵那峡に宿をとっていたのでそちらでのんびり温泉に浸かっていました。でも馬籠行きたかったな〜と思っていたら翌日、晴れ!これは行かないと!!ということで翌日馬籠宿に向かいました。

馬籠宿は坂の町です。上の入り口から坂を下りながら町に入りました。

素敵なお蕎麦屋さんの前には高札場があります。

この坂を登ったり下りたり旅人が行き交っていたんでしょう。木曽の山は深いので山の途中でホッと一息ついて疲れを癒したんだろうな〜と江戸の人になったつもりで思いを馳せます。

宿場の向こうは田んぼと山々。美しい。

馬籠宿も美しい。馬籠は火事で焼けているそうで、ほとんどが明治の建物だそうです。そのせいか少し川越に雰囲気が似ている気がしました。
妻籠宿もそうですが、町並みのバックに美しい山が見えるのが良いですね。江戸時代の人もきっと同じ風景を見て癒されていたんだろうと思います。

坂を下りたら登らないと、、、。
結構急な坂ですが、楽しみながら登るので辛くはなかったです。
宿場の真ん中辺りにある、大黒屋さんのカフェで一息。

今回2泊3日で木曽路に行きました。本当は奈良井宿にも行きたかったし、景勝地も沢山あって、全然時間が足りなかったです!パンフレットを見るともっと色々な名所があったし、木曽は良いところですね。また行きたい!

馬籠宿公式HP

江戸の町に迷い込んだみたいな 木曽妻籠宿

江戸の町に迷い込んだみたいな 木曽妻籠宿

木曽福島宿から妻籠宿に行きました。宿場町といえば妻籠宿というくらいの代表的な宿場を初体験。

木曽福島宿から車で1時間くらい。妻籠には第1〜第3と中央駐車場の4つ公営駐車場があるので助かります。普通車用で宿場の真ん中辺りにある第2駐車場(1日500円)に車を止め、いざ妻籠宿へ。
駐車場から路地を通って中山道に入っていくのですが、その路地が見えた時点でもう異世界。びっくり。もう江戸時代です。

駐車場からいざ妻籠宿へ。両側の家屋も石垣も素敵。

古い家が並ぶ中山道に出たら、もう、圧倒されました。昔はどこもかしこもこんな町だったんだろうな〜と思うと感動しました。

見渡す限り古い家。端っこに高層ビルや電柱が見えることもありません。道路は舗装されていますが、これは現代人には正直助かります。

日本は本当に美しい。こんなに美しい町並みを残してくださっている木曽の方々に本当感謝しかありません。ここに住まわれているからこそ管理も行き届き、景観を保たれているのでしょう。歴史的建造物の民家1軒1軒も素晴らしいですし、本陣や脇本陣も素晴らしい。路地も美しい。水車も美しい。ショックです。良い意味で。

雨が降ったり止んだり。でも実は雨の宿場町は趣があるので見て見たかったんです。そのせいで雨になってしまったのかも??
脇本陣奥谷(国指定重要文化財)の囲炉裏。ガイドの方が説明してくれます。囲炉裏に足をかけていいのは主人と長男のみです。厳しい家長制度です。娘や次男たちは板の間に座ったそうです。
水車。北斎の水車の絵を思い出しました。
路地も美しい。なんでこんなに綺麗なんでしょう。雨にしっとり濡れて侘び寂びの世界です。

この日は雨が降っていたのですが、雨の宿場町は情緒があって美しいです。宿場町と雨はよく似合う。また雨のせいか、夏休みもギリギリのせいか、単なる雨じゃなくて台風が近づいていたせいか、観光客が少なく、ラッキー。120%妻籠宿を堪能しました。
木曽檜のグッズも買って五平餅も食べて大満足!

敵の侵入を防ぐ桝形になっていました。
宿場の端っこ。宿場町を出立して山へ向かう旅人の気分
木曽の山も美しい。

土産は木曽檜のお店で檜の箸とトング、妻籠宿が彫られている升を買ってきました!他にも色々檜のお盆やカップ、桶などなどあってあれもこれも欲しかったのですが、流石に予算オーバーしてしまうので諦めました、、、。

明治時代、日本に来日した外国人が日本が美しかったと書き残しています。そんなに日本って美しいかな〜と思っていましたが、彼らがこの風景を見ていたのだとすると、本当に当時の日本は美しかったのだと思いました。木曽の山々も美しく、日本の美しさを再認識した旅でした。

妻籠宿公式HP

関所や代官屋敷、老舗の酒蔵も楽しめる 木曽福島宿

関所や代官屋敷、老舗の酒蔵も楽しめる 木曽福島宿

木曽福島宿に行ってきました。念願の木曽路。中山道を旅してみました。
木曽福島宿は「上の段」と呼ばれる昔の宿場町を残した古い街並みと、福島関所跡、代官屋敷などが点在しています。
事前に調べたときに「上の段」と呼ばれる古い街並みはあまり広くはないのかも、と思って行ったのですが、想像以上に古い街並みが並んでいました。木曽川から少し坂を登ると「上の段」なのですが、坂を登って町が現れると異空間に来た感覚になります。昔の日本家屋は本当に趣があって美しい。路地や水車もどこを見ても日本を感じる。初めて来たのに帰ってきた感じがありました。

上の段に行くとまず高札場があります。幕府の規則など掲示しています。結構大きく、高く、見やすく掲示してありました。
上の段の町並みです。背景の山も美しい。
雨が降ってしまいました
路地も趣があります。奥にはお寺があります。

「上の段」から徒歩10分弱のところに福島関所跡があります。福島の関所は、東海道の箱根・新居、中山道の碓氷・福島の「四大関所」の一つで、江戸時代の防衛、治安維持の要でした。江戸時代の建造物は明治に取り壊されてしまいましたがその後昭和に発掘調査をして門などを復元しました。現在も発掘調査中です。

関所跡。一部発掘調査中。

隣にはかつての関所の建物を模した関所資料館があります。こちらも立派な建物で関所の雰囲気が分かります。資料館入口の係の方が関所の説明をしてくださり助かりました。

資料館。こちらには小道具が置いてあり、役人と旅人の扮装もできて、旅の記念に関所コントもできます!

この関所資料館の隣には高瀬資料館があります。高瀬家は藤原氏から続く名家で、大阪冬の陣のころ木曽に来て、福島宿の代官山村氏に仕えました。薬屋も営み、江戸時代には有名な薬「奇應丸」を売っていました。さらに島崎藤村の姉が嫁いだ家でもあり、藤村の小説「家」のモデルになった家です。小さいながらも充実した私設資料館があり、こちらにお住まいの高瀬家の方が案内してくれました。資料を頑張って読まなくてもその場で頭に入ってくるのでガイドしてもらえると非常に良いですね。

入り口は鳥居の形で蔵になっています。
裏を鉄道が走っていますが、元は高瀬家の庭だったそうです。
江戸時代に重宝された薬      

関所跡と高瀬資料館から目の前を流れる木曽川を渡って数分で山村代官屋敷があります。13代に渡って福島宿の代官を務めた山村氏の屋敷ですが、明治に大部分が取り壊され、現在はほとんどが小学校になっているそうです。現在は屋敷の一部と庭園が残っています。

行った時は庭園の整備中でした。門から玄関までの道が素敵です。

代官屋敷の前を木曽川沿いに散策すると、崖家造りの家が見えてきます。崖に沿うように家がびっしりと建っていて、ジブリの世界のようだと今注目されています。

崖に建っている家々。昭和の建物でしょうか。

さらに木曽川を散策すると、お目当ての酒蔵「中善酒造店」があります。江戸時代から続く老舗の酒造で試飲が出来ます!さぞや古い店なんだろうと思いきや、中に入るとおしゃれなBARになっていました。近かったら通ってるわ〜。とりあえず3種類飲み比べセットを試して、悩んで「純米吟醸風越青嵐」を買ってきました!「中乗りさん」も美味しかったので今度ネットで買おうと思います。美味しい!

もちろん販売もしています!色々な種類のお酒とおつまみ、グッズもありました!

「中善酒造店」をUターンしてこの日の宿、老舗旅館「木曽路の宿いわや」に戻るのですが、旅館の斜め前に「七笑酒造」があります。中善酒造店にオススメされたので、こちらでも試飲をして定番の「七笑」を買って宿に帰りました。v(^^)v

明治からある老舗です。建物もいい感じ!中はシックでカッコ良かったです!

この日の宿は創業350余年の老舗旅館「木曽路の宿いわや」。福島宿の真ん中に位置し、観光にとても便利です。木曽川沿いで景観もよく素敵な宿です。何よりも女将さんがとても素敵な方で台風の影響で日程変更を2回もしたのに嫌な顔(声)ひとつせず、とても優しく対応していただきました。老舗が老舗である所以なんだろうな、と感じ入りました。今回は普通のお部屋に宿泊しましたが、次回は宮様が泊まった部屋に泊まりたい!ご飯もとても美味しかったし温泉も気持ちよかった!

福島宿は名所が点在していて、紹介できなかった名所や近くに景勝地も多くありますが、時間が無くなってしまいました。本当は美しい渓谷なども見たかったのですが次回の楽しみにします。

老舗旅館「木曽路の宿いわや」公式HP
「中善酒造店」公式HP

「七笑酒造」公式HP
木曽福島宿 長野県公式観光サイト