東京国立博物館で開催中の『江戸⭐︎大奥』展

東京国立博物館で開催中の『江戸⭐︎大奥』展

大奥についてまとまった展覧会はめずらしいので楽しみに観に行って来ました。忙しさと暑さに負けてなかなか予定が立たず、やっと8月最後の土曜日に行って来ました。(この日も猛暑日でした、、、)


一番展覧会が混む時間帯、週末の昼過ぎ、1時前頃から2時半くらいまで観覧したのですが、それなりに混んではいますが、待ち時間も無く、人の壁で観覧できないといったような混雑でも無く、楽しむことができました。

「御鈴廊下」のセットと衣装

会場に入ると、「御鈴廊下」のセットの前にNHKドラマ10『大奥』で使用された衣装がずらりと並び、雅やかです。大画面で江戸城の映像なども流れ、華やかなエントランスを行くと、第1章の展示です。明治に大奥を描いた浮世絵や双六が展示されています。江戸時代に江戸城の中を浮世絵に描くのは禁止されていましたから、明治の絵師が華やかな大奥に憧れて描いたのでしょう。


次の第2章は伝狩野探幽の『春日局像』など、大奥の誕生当初から政治的な権力を持った女中たちを紹介しています。『天樹院(千姫)像』など、大好きな江戸時代の精密な絵画が見れて大満足!単眼鏡を貰ったので細部まで絵画を堪能出来ました!


第3章は大奥ゆかりの品々で、重要文化財の美しい袱紗がずらりと並びます。そのデザインと技術の高さに感激!日本の工芸品は緻密で細密、でもデザインは大胆。工芸品ではなく美術品ですね。美しい。

美しい歌舞伎の衣装。


第4章は大奥で使われた品々です。婚礼調度品も美しいですが、雛道具が素晴らしい。姫のために作られた、雛人形で遊ぶための道具ですが、『薩摩切子雛道具』は薩摩切子の精巧な模様がそのまま小さくなっていて職人さんの高度な技術に魅入られます。こんなおままごと道具があったら女の子は大喜びですよね。
最後には歌舞伎の華やかな衣装が並び終了です。

歌舞伎の衣装。大胆なデザイン!

今回の一番のお気に入りは、『絹本著色当麻曼荼羅図・祐天上人像』(目黒区指定有形文化財)。縦17.4センチメートル、横16.6センチメートルに、とても細かい曼荼羅と裏には祐天上人像が描かれています(こっちが表かも?)。貰った単眼鏡が大活躍です。すごい!すごい!と一人で単眼鏡を覗きながら大興奮!ずっと眺めていたかったのですが、迷惑になってしまうので後ろ髪を引かれながら次の展示に移動しました。もう一度お目に掛かりたい!
入り口部分と最後の歌舞伎の衣装しか写真撮影が出来なかったので色々写真に残せなくて残念ですが、約2時間、たっぷりと楽しませてもらいました。

『江戸大奥』展  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開催期間:2025年7月19日(土)~9月21日(日)
観覧料金:一般 2,100円

1597年創業の老舗の日本酒『東光』

1597年創業の老舗の日本酒『東光』

慶長二年(1597年)創業の酒蔵、株式会社小嶋総本店。山形県米沢で安土桃山時代から続く老舗です。今年で創業428年ですから、老舗が多い酒蔵の中でも特に歴史がある酒蔵になります。歴史好きにとっては「安土桃山時代から続く」って言うだけで魅力的です。こちらの代表銘柄「東光」を頂きました。


3種類の「東光」を飲みました。まず純米吟醸原酒を飲んでみて、美味しかったので純米酒を購入。さらに季節限定品を見つけて購入。全部とても美味しかったのですが、それぞれ味が違います。原酒は純米吟醸なのでフワッとした甘みがあり、まろやかです。純米酒はキレがあって飲み口が良く、辛口が好きなのでいつの間にか飲んでしまいました。桜色の純米酒は春の季節限定商品で、辛口なのにまろやかで、純米酒と原酒の中間みたいな感じ。それぞれ大満足のお酒でした。
日本酒は多くの銘柄があるので、毎回違う銘柄を買って楽しんでいるのですが、「東光」のようにハマって同銘柄の違う種類を続けて買うのは久しぶりです。


とても有名なお酒ではありますが、近くのスーパーでも買えるのがまた良いところです。美味しいお酒を求めてデパートや専門店に行ったりネットで直接蔵元から購入するのも楽しいですが、今日飲みたいお酒を近くで買えるのも大事です。なるべくお手頃な価格で美味しい日本酒を探している私にとって重要な事。

お酒を選ぶ上で必ず外せないのは純米酒であることです。純米酒、純米吟醸、純米大吟醸から選びます。理由は、単純に美味しいから。実は数年前まで日本酒は苦手でした。というか米でできている酒は全て苦手でした。それは純米酒の美味しさを知らなかったからなんです。本当は若い頃に飲んだ日本酒がとても美味しかったのですが、それ以来美味しい日本酒に出会えなくて、日本酒は苦手、と長く思っていました。思い出すとその日本酒は富士山近くの地酒だったんです。丁寧に作られた日本酒だったんですね。でもなぜ美味しかったのか当時は分からなかったのでその後飲んだ日本酒のせいで苦手になってしまった様です。伝統的な酒造りが世界遺産に登録されましたが、昔から守られた製法で作られた日本酒は美味しいんですね。そしてできれば江戸時代(もちろんそれ以前も)からある老舗だと歴史好きとしてはさらに嬉しいです。ちなみに若い頃飲んだ「富士山近くのとても美味しい日本酒」は銘柄を調べても出てこないので無くなってしまったのかも知れません、、、。残念。もう一度飲みたい。

株式会社小嶋総本店公式HP :蔵の資料館もあります。行ってみたい!

【小さな美術館に行く〜3】江戸たいとう伝統工芸館~浅草

【小さな美術館に行く〜3】江戸たいとう伝統工芸館~浅草

浅草にある「江戸たいとう伝統工芸館」に行って来ました。台東区には江戸時代から続く伝統工芸を守り継承している職人さんが沢山いらっしゃいます。その現代の職人さんの作品を展示している工芸館です。江戸簾(すだれ)・東京桐たんす・江戸指物・江戸手描提灯・木版画・袋物・銅器・看板彫刻・東京銀器など、約50業種・250点余りを常設展示しています。

1階は大きなガラス張りになっていて中の様子が伺えます。明るくて作品が見やすいですね。

欲しい、、、。

1階はタンスなど少し大きめの工芸品が並んでいました。欲しくなるような作品がずらっと並んでいます。やっぱり和ダンスは素敵です。

2階は小さめの作品が展示されています。代々受け継がれてきた職人さんの技を堪能!

粋な帯締め♡ ウルトラマンの版画も!

展示品の一部がオークションになっていて、希望金額で入札し、最高値をつけた人が購入できます。

ブレスレットにびっしりと般若心経が刻印されています!

1点1点丁寧に作られた江戸の工芸品は見応えがあります。こんな作品に囲まれて生活したいです。

一つの技を極める職人に憧れます。伝統工芸の職人になりたかったな、、、。職人さんは年配の方だけでなく、若い方も結構いらっしゃるようで、また次の世代へと受け継いで頂きたいですね。

匠の技の実物を無料で観ることができます。伝統工芸の職人が実演する時もあります。浅草観光に「江戸たいとう伝統工芸館」を是非加えてみてください。

江戸たいとう伝統工芸館公式HP:つくばエクスプレス線「浅草駅」から 徒歩5分、都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線・東武線「浅草駅」から徒歩 15分。  浅草ひさご通り商店街の中、すき焼きの老舗「米久」並びにあります。入場無料。

台東区の伝統工芸職人:台東区の伝統工芸職人を紹介するサイトです。

江戸の町に迷い込んだみたいな 木曽妻籠宿

江戸の町に迷い込んだみたいな 木曽妻籠宿

木曽福島宿から妻籠宿に行きました。宿場町といえば妻籠宿というくらいの代表的な宿場を初体験。

木曽福島宿から車で1時間くらい。妻籠には第1〜第3と中央駐車場の4つ公営駐車場があるので助かります。普通車用で宿場の真ん中辺りにある第2駐車場(1日500円)に車を止め、いざ妻籠宿へ。
駐車場から路地を通って中山道に入っていくのですが、その路地が見えた時点でもう異世界。びっくり。もう江戸時代です。

駐車場からいざ妻籠宿へ。両側の家屋も石垣も素敵。

古い家が並ぶ中山道に出たら、もう、圧倒されました。昔はどこもかしこもこんな町だったんだろうな〜と思うと感動しました。

見渡す限り古い家。端っこに高層ビルや電柱が見えることもありません。道路は舗装されていますが、これは現代人には正直助かります。

日本は本当に美しい。こんなに美しい町並みを残してくださっている木曽の方々に本当感謝しかありません。ここに住まわれているからこそ管理も行き届き、景観を保たれているのでしょう。歴史的建造物の民家1軒1軒も素晴らしいですし、本陣や脇本陣も素晴らしい。路地も美しい。水車も美しい。ショックです。良い意味で。

雨が降ったり止んだり。でも実は雨の宿場町は趣があるので見て見たかったんです。そのせいで雨になってしまったのかも??
脇本陣奥谷(国指定重要文化財)の囲炉裏。ガイドの方が説明してくれます。囲炉裏に足をかけていいのは主人と長男のみです。厳しい家長制度です。娘や次男たちは板の間に座ったそうです。
水車。北斎の水車の絵を思い出しました。
路地も美しい。なんでこんなに綺麗なんでしょう。雨にしっとり濡れて侘び寂びの世界です。

この日は雨が降っていたのですが、雨の宿場町は情緒があって美しいです。宿場町と雨はよく似合う。また雨のせいか、夏休みもギリギリのせいか、単なる雨じゃなくて台風が近づいていたせいか、観光客が少なく、ラッキー。120%妻籠宿を堪能しました。
木曽檜のグッズも買って五平餅も食べて大満足!

敵の侵入を防ぐ桝形になっていました。
宿場の端っこ。宿場町を出立して山へ向かう旅人の気分
木曽の山も美しい。

土産は木曽檜のお店で檜の箸とトング、妻籠宿が彫られている升を買ってきました!他にも色々檜のお盆やカップ、桶などなどあってあれもこれも欲しかったのですが、流石に予算オーバーしてしまうので諦めました、、、。

明治時代、日本に来日した外国人が日本が美しかったと書き残しています。そんなに日本って美しいかな〜と思っていましたが、彼らがこの風景を見ていたのだとすると、本当に当時の日本は美しかったのだと思いました。木曽の山々も美しく、日本の美しさを再認識した旅でした。

妻籠宿公式HP