東京青山の根津美術館で国宝「燕子花図」を観てきました

東京の表参道駅(東京メトロ)から徒歩約8分にある根津美術館に行ってきました。この日は少し時間があったので、最寄駅ではなくJR原宿駅(東京メトロ明治神宮前駅)から行きました。20分くらい掛かりますが、表参道をぶらぶら散策して、表参道交差点をそのまま真っ直ぐ行くだけなので迷うことなく美術館に到着出来ます。

原宿駅からひたすら真っ直ぐで美術館に到着。

根津美術館は、東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎氏により、1941年に設立されました。多くのコレクションを所有し、中でも国宝7件、重要文化財92件、重要美術品95件と量だけでなくコレクションの質の高さも誇れる国内有数の私立美術館です。


現在開催中の、国宝「燕子花図」を含む琳派の作品の展覧会「国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図」展を観てきました。展覧会は写真撮影NGだったので作品をご覧いただけないのはとても残念です。素晴らしい作品ばかりですので是非作品を観て頂きたいです。メインの尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」は美しく、デザイン性の高い作品です。

 エントランスは外側も内側も竹があしらわれ美しい

尾形光琳(1658年〜1716年)は、有名すぎて説明も必要ないかもしれませんが、江戸を代表する画家の一人で、俵屋宗達に影響を受けた作品を多く手掛けました。また工芸家でもあり、後の工芸作品に多大な影響を与えました。ですので光琳は稀代のデザイナーだと思っております。また尾形光琳の影響を受けた作家を「琳派」と称しています。

今回観覧した中で私の一番のお気に入りの作品は鈴木其一重要文化財「夏秋渓流図屏風」です。深い青に塗られた渓流に金のラインで流れを表現し、ベタっとした苔でしょうか鮮やかな緑と、背景の金のコントラスト、美しくクリアに描かれた百合の花。インパクトもあり、美しい作品でした。この作品を見にいくだけでも価値があります。もう一度観に行きたい!
その他、円山応挙、狩野山雪などなど、江戸時代の作品を堪能できます。また、第2~6展示室では中国の古代の仏像や器、茶器、能面などなど鑑賞できます。これだけの作品を見れて、入場料1500円はお得です

さらに根津美術館は美しい日本庭園もあります。青山の真ん中でいきなり緑に包まれます。

高層ビルが見えない!青山とは思えない。

石の階段を降りていくと広い池に燕子花が咲いていました!満開にはまだ早かったのですが、光琳の「燕子花図」を鑑賞した後、燕子花を見れるなんて、感激です♡

江戸時代から明治時代に建てられた茶室が4箇所もあります。カフェもあり、食事やスイーツも頂けます。

また、今回は燕子花が咲いていましたが、秋には紅葉など、季節によって違った楽しみがあります。

もう少し時期がずれていたら満開の燕子花が見られました。秋には紅葉も美しい。

東京のど真ん中にいるにも関わらず小旅行に来た気分が味わえる庭園と美術鑑賞でリフレッシュされ大満足の美術館でした。

根津美術館公式HP:HPからチケット予約できます。

ブログ運営についてリアルな話〜収益化のためブログ制作のサイトに従ってみた結果

ブログ運営についてリアルな話〜収益化のためブログ制作のサイトに従ってみた結果

ブログを始めて4年経ちますが、本気で収益化を目指してみようと思います。元々、日本画が好きで学んできたことをアウトプットしたくなって始めたブログで、収益化できれば良いな〜くらいの気持ちで始めていました。ですが、せっかく記事も多くなって来たので収益化を図りたいと思います。

ブログの収益=広告収入です。アフィリエイトとGoogleでの広告収入がありますが、いずれもプレビュー数が一定数無いと成立しません。ブログを見てくれた人の1%が広告をクリックしてくれるそうなので一定の収入を得るためにはかなりのクリック数が必要になるってことですね。ということでプレビュー数を伸ばす事にしました。ブログのPV数を伸ばすコツ的なサイトって結構ありますので、そちらに従っていろいろ試してみて収益化できるかトライしました。

ブログを作るコツサイト(ブログ制作のサイトを「コツサイト」と書かせてもらいます)は沢山ありますが、要点は以下の6点になりそうです。

私も素直に従って、ワードプレスで記事を書いています。まだ使いこなせていないのですが。

また、ワードプレスを使いこなせるようになると、仕事にもなりそうです。ワードプレスでHPを制作している会社も多いので、そういった仕事にも繋げる事ができます。

どんなサイトにするか、ですが、結局自分の興味のあることや、今まで培ってきた事しか書けないと思います。やったこともないのにスポーツについて書こうとか、全くの素人なのに投資サイトを作ることは不可能です。結局自分が持っている知識や好きな事しか続けることはできません。好きなことでも100記事を書くことは結構大変です。

コツサイトには「週に2〜3記事を書こう」とありますが、結構大変!それでもまず30記事を書くと、ちょっと慣れてきますが、逆にネタ切れになってしまって、来訪者数も伸びないし、だんだん疲れて来ます。でも100記事を目指しコツコツ書きます。私の場合、100記事まで3年半かかりました。もっとバリバリ書かないとダメですが、焦らない、辞めない、コツコツ頑張る、をモットーにとりあえず継続しています。

またブログの良いところは何年前の記事でも読んでもらえる可能性があるところです。XなどのSNSは時間と共に流れて行ってしまうので新しい投稿しか見てもらえないので、こまめに短く投稿する必要があります。多分自分との相性なのだと思いますが、私には不向きで疲れてしまいました。じっくりゆっくり取り組める方が向いているようです。

まず、私の場合、「芸術とか日本文化について」と夫である「CG作家中村宣夫の活動報告」のサイトとして始めたので、雑記に当てはまるサイトです。芸術、しかも日本画関係って、もともとコアな内容なので来訪者はなかなか増えませんでした。一度Googleコンロールが壊れて、2年半分の来訪者の統計が消えてしまったのですが1日10人程度とかだったと思います。

このままではイカン!と思い、見てくれる人が欲しい情報を多くのせるようにしました。私のサイトで人気な記事は吉原関係です。あまり情報が無く、知られていないからでしょう。その記事を多めに載せました。またコロナが明けたので美術館を巡り、その美術館情報を多めに載せ、「美術館巡り」「東京近郊の観光スポット」として紹介しました。

おまけ:せっかく書いたのに削除した記事があります。それはアプリ製作ソフトを試した時の体験談です。結局アプリはできなかったのですが、その記事にものすごいスパムが来てしまったのです!海外からのスパムで、アプリ製作ソフト名にヒットしてしまったようなんです。なので2〜3記事書いていたのですが、全て削除しました。削除してからはスパムはほぼ来ません。ハウツーページとして作ったのにPV数も伸びなかったし、アプリもできないし、散々でした。気をつけましょう!

初めはタイトルを短く簡潔に付けていたのですが、自分で検索した時にこのページをクリックするか?と考えるとタイトルで内容が分からないといけないと気がつきまして、過去の記事も含めてタイトルを変更していきました。タイトルを変更するだけでもハウツーっぽい記事になります。

タグの重要性を理解していなかったので、なんと始めた頃はタグ自体を付けていなかったです、、、。途中から付け始めましたが、どう付けたら良いのか分からず、5〜6個、日本語で付けていました。でも最近全ての記事のタグをチェックして付け直しました。日本文化の情報が主なので、英語でもタグを付けたらヒット数が目に見えて増えてきました。検索にヒットしないと誰もみてくれませんからね。

英語のタグをつけてから、中国、アメリカ、シンガポールの来訪者数が劇的に増えました。日本人はあまり変化はないかな、、、。

またキーワード分析サイトで例えば「東京」と検索すると「東京 渋谷」などと、東京関係の検索ワードが調べられますので、そこから渋谷の記事を書こう、という記事のヒントを得ることもできます。この検索キーワード分析サイトは活用するとヒット数アップに有効です。

数年前に書いた記事でも、この記事にこのタグはどうだろう?と思いついたら追加でタグを増やしてPVアップを目指します。

1ヶ月で1万PVは無いと1ヶ月1万円にならないそうなので、未だにそれなりの収益を得られるくらいにプレビュー数は増えていないのですが、「ハウツー」「タイトル」「タグ付け」を気を付けるようにしてから顕著に来訪者及びプレビュー数が増えました

初めからこれらの事に気をつけていたら良かったと思いますが、実際にやってみないと分からないし、失敗からしか学べない、、、。記事もまだ120記事くらいしかありませんし、今後もコツコツ続けて充実したブログにして収益化を図っていきたいと思います!

【小さな美術館に行く〜3】江戸たいとう伝統工芸館~浅草

【小さな美術館に行く〜3】江戸たいとう伝統工芸館~浅草

浅草にある「江戸たいとう伝統工芸館」に行って来ました。台東区には江戸時代から続く伝統工芸を守り継承している職人さんが沢山いらっしゃいます。その現代の職人さんの作品を展示している工芸館です。江戸簾(すだれ)・東京桐たんす・江戸指物・江戸手描提灯・木版画・袋物・銅器・看板彫刻・東京銀器など、約50業種・250点余りを常設展示しています。

1階は大きなガラス張りになっていて中の様子が伺えます。明るくて作品が見やすいですね。

欲しい、、、。

1階はタンスなど少し大きめの工芸品が並んでいました。欲しくなるような作品がずらっと並んでいます。やっぱり和ダンスは素敵です。

2階は小さめの作品が展示されています。代々受け継がれてきた職人さんの技を堪能!

粋な帯締め♡ ウルトラマンの版画も!

展示品の一部がオークションになっていて、希望金額で入札し、最高値をつけた人が購入できます。

ブレスレットにびっしりと般若心経が刻印されています!

1点1点丁寧に作られた江戸の工芸品は見応えがあります。こんな作品に囲まれて生活したいです。

一つの技を極める職人に憧れます。伝統工芸の職人になりたかったな、、、。職人さんは年配の方だけでなく、若い方も結構いらっしゃるようで、また次の世代へと受け継いで頂きたいですね。

匠の技の実物を無料で観ることができます。伝統工芸の職人が実演する時もあります。浅草観光に「江戸たいとう伝統工芸館」を是非加えてみてください。

江戸たいとう伝統工芸館公式HP:つくばエクスプレス線「浅草駅」から 徒歩5分、都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線・東武線「浅草駅」から徒歩 15分。  浅草ひさご通り商店街の中、すき焼きの老舗「米久」並びにあります。入場無料。

台東区の伝統工芸職人:台東区の伝統工芸職人を紹介するサイトです。

ワタリウム美術館〜東京青山【museum cafe】

青山にあるワタリウム美術館に行って来ました。今回は時間が無かったので、ミュージアムショップカフェに行きました!

ワタリウム美術館は東京メトロ銀座線「外苑前駅」より徒歩7分、「表参道駅」より徒歩9分、「明治神宮前<原宿>駅」より徒歩13分と、原宿〜青山散策にちょうど良いので外国人観光客が多く訪れていました。個人的には若い頃この近くで働いていたので懐かしい場所です。当時、開館したばかりでおしゃれなアートショップが出来た!と思っていました。青山の他のおしゃれなお店の多くが無くなってしまって様子も変わっていますが、ここワタリウム美術館は変わらずそこに居てくれて嬉しいです。

グレーのストライプの建物。入ってすぐ、ミュージアムショップです。

美術館に入るとすぐミュージアムショップになっていて美術展に入場しなくても利用出来ます。個性的でおしゃれなグッズが並んでいます。人と違う物を見つけたい人にオススメ!素敵なグッズが並んでいてテンションが上がります!!

地下にもミュージアムショップ。赤のフェンスがかっこいい!

ショップの階段を下がって地下1階は本売り場隣がカフェになっています。混雑している表参道から来たので、人が少なくホッと一息付けます。ずらっと並んだアートブック&グッズ、壁には作品が飾られ、アート好きにはたまらない空間です。

本やグッズ、版画も買えます。テンションが上がる空間!
奥のレジで頼みます
紅茶とパウンドケーキ。紅茶のカップはミュージアムショップでも売っています。可愛い♡
壁にずらりと作品が展示。カフェに入ったのにお得な気分。

パウンドケーキも紅茶も美味しかった!また行きたい!青山でのカフェはここで決まりかな♡

ワタリウム美術館は1990年開館のプライベート美術館です。現代美術を中心として多くの展覧会を開催しています。現代の作家にとって重要な美術館。次は美術展を見に行きます。

ワタリウム美術館公式HP:入館料は展覧会によって変わりますので公式HPにてご確認ください。カフェ、ミュージアムショップのみの利用も可能です。

【小さな美術館に行く〜その2】PARCO MUSEUM TOKYO

【小さな美術館に行く〜その2】PARCO MUSEUM TOKYO

渋谷パルコにある「PARCO MUSEUM TOKYO SHIBUYA」に行って来ました。渋谷パルコの4階にあります。周囲は普通のおしゃれなショップで、一瞬ショップだと思って通り過ぎてしまいました。MUSEUMというと少し閉鎖的な空間のイメージですが、こちらはオープンで、入り口も広く入りやすいと思います。パルコは昔から前衛的で攻めたファッションを提案するイメージですがそのイメージまんまのMUSEUMです。

「PARCO MUSEUM TOKYO」の文字と「海老坐禅」がマッチしててかっこいい!

特に今回のイベントは独創的、過激な『海老坐禅展』。日本を代表するトップクリエイターら6人からなる「海老坐禅」​の作品が展示されていました。ドギツイ色とパフォーマンス。久しぶりにこういった斬新な作品に触れて、刺激されます。

パネルの後ろにはモニターが隠れていて映像が見られます。

以前は百貨店は美術館を持っていて、身近な美術館として親しんできましたが、現在は多くが閉館されてしまって寂しい限りです。でも画廊は残っているし、催事場では時々人気のアートイベントが開かれています。

パルコはアートスペースとして渋谷、池袋、ほか各店舗でも様々なイベントを開催しています。アニメやミュージシャン、タレントのイベントも多数開催しているようです。アートを育む場としてパルコには今後も頑張ってもらいたいです。

PARCO MUSEUM TOKYO SHIBUYA公式HP:入場料などはイベントによって異なります。公式HPでご確認ください。

海老坐禅展公式HP:海老坐禅について詳しく知りたい方はこちらから。

イラスト、本などなど

色々挑戦している事など、諸々トピックスです

美術館・博物館・イベント

美術館・博物館・イベント

美術館や博物館はパワースポットだ!ジャンルに限らず美術館や博物館とイベントを紹介します。

オススメ日本旅

日本の歴史を感じられるスポットを紹介します。日本は災害や戦争で古い街並みが残っている場所は少ないですが、ここに行けば日本文化を感じられる場所を紹介します。

世界遺産 川越祭

2023年10月18日

日本文化とか老舗とか

浮世絵や日本画から現代まで続く老舗の逸品など、美しい、楽しい、美味しいものを紹介します。

日本画の虎

2022年6月24日

新撰銘酒寿語禄

2022年6月8日

北国街道〜その2〜

2022年4月28日

福島の地酒

2022年4月11日

ビアズリーと北斎

2022年3月3日

北斎漫画〜その1〜

2022年2月2日

江戸の着物

2022年1月26日

小江戸川越の酒

2022年1月5日

北斎とドビュッシー

2021年12月1日

とらやの羊羹

2021年11月25日

北斎 諸国瀧廻り

2021年6月9日

江戸 吉原遊郭のはなし

江戸時代に実在した遊郭。遊郭の成り立ち、構造から花魁の生活、そこで働く人などなど、歴史CG作家中村宣夫によるリアルなCGと浮世絵で解説しています。