西之門 にいだしぜんしゅ

またまた老舗の日本酒です。長野県松本にある善光寺西之門にある「西之門よしのや」の「西之門」です。息子が都内のデパートでオススメされて買ってきました。良い買い物ですね。日本酒は種類が豊富なのでお店の人の言うことを聞いていれば間違いない(はず)。

購入したのは純米吟醸。要冷蔵なので冷やしていただきます。ん〜美味しい!もちろん美味しいのしか紹介しませんけど、爽やかで飲み口が良く、進みます!あっという間になくなってしまう、、、。

「西之門よしのや」は寛永14年(1637年)京都から移り住んだ初代藤井藤右衛門が創業、今年で385年です。明治期には味噌の製造も開始し、善光寺味噌も作っています。この味噌は食べていないのですが、長野は味噌の老舗が多いですからね、美味しそうです。どこかで見つけたら買ってみよう。蔵見学も出来るみたいですね。コロナが収まったら酒蔵ツアーをしたい!

こちらは言わずと知れた「八海山」と「にいだしぜんしゅ」です。これは地元、川越の酒屋さんマツザキ新宿店さんで購入しました。

八海山は新潟県南魚沼の蔵元で創業大正11年。と言うことは1922年創業、なんと今年で創業100年!メモリアルイヤーですね!ですが、日本酒の蔵元は古いですから、公式HPに大々的に記載もなく、まだまだですよ、的な感じなんですかね?100年たってもまだ若い!これからもっと飛躍するよってことかな、と勝手に蔵元の思いを妄想しております。老舗を調べていると、まだまだ若造がんばれ、って言われてる気がする!

次は「にいだしぜんしゅ」です。どこで区切られの?って名称ですが、仁井田本家の自然酒って事のようなので、読み方は「にいだ、しぜんしゅ」ですね。こちらも老舗!福島県郡山市1711年創業(正徳1年)、今年で311年です。HPには「いままで300年 これから300年」って書いてあります。良いですね〜。頑張らねば。

と、それはともかく、お味ですが、少し甘口で、まろやかで美味しいです!今まで甘口はちょっと苦手としていたのですが、結局無知だっただけなのかも、、、。美味しい〜!以前も福島のお酒、飲み比べましたが、美味しいですね。そしてたくさん蔵元がある。当分飽きないな。

オンラインショップには麹チョコとか発酵食品セットとかいろんなグッズも売っていて、心惹かれます!パッケージとかもおしゃれで企業努力を感じます。

宮城県石巻のお酒 日高見

先日「川越の酒屋さん」でご紹介したマツザキさんの新宿店(あらじゅく、と読みます!しんじゅく、ではありません!)に行ってきました。こちらのお店はコンクリート打ちっぱなしのお洒落なお店です。川越駅からも歩けます。川越では有名な酒屋さんなので、お客さんも多いですね。ここに来れば美味しいお酒に出会えます。

マツザキ新宿店さんです。https://www.1887.co.jp

そこで宮城県石巻にある平孝酒造さんの「日高見」購入しました!このシリーズの純米吟醸「愛山」です。お店の方にオススメしてもらって、ちょっとお高かったのですが、購入しました。

「魚でやるなら日高見だっちゃ!」をテーマに三陸の美味しい魚にあうお酒を造っています。文久元年(1861年)創業の老舗です。東日本大震災では被災されたそうですが、全国のファンに支えられながら酒の味を守り続けています。

と、背景も大事ですが味が肝心!

夏なので冷やして頂きます。ん〜すごく美味しい!!日本酒歴は短いですが、こだわって楽しんで来たつもり。その中でもこれは1、2を争う美味しさです!ソムリエの様に上手い表現が出来ないのがもどかしい、、、。本当に美味しい!!自分用にもギフトにもオススメです!ただ、美味しいお酒はあっという間に無くなってしまう、、、それが難点。なぜだ。毎日のみたいですが、それにはちょっとお値段が張るので、今度は日高見の純米酒を試してみたいな。

新撰銘酒寿語禄

ざっと75個もの酒樽が並んだこちらの絵は江戸時代末の江戸で愛された銘酒双六です。日本酒老舗探しには格好の資料!と言うことで調べてみました!

双六なので、右下の樽が「振り出し」。中央の、「一御酒百駄」が「上がり」です。江戸時代の双六は、どうやって遊ぶの?ほんとにこれで遊んでたの?って思いますが、とりあえず、デザインとしてこの双六の形態が好まれたことは確かなようですね。

新撰銘酒寿語禄
江戸時代末期 作・梅素亭玄魚
縦71.0㎝×横75.0㎝

右端の提灯に「下り酒問屋」左の提灯には「地回り酒問屋」と書いてあります。下り酒は、関西地方から船で下って江戸に入る酒、地回り酒は江戸近郊の陸路で江戸に入る酒の事です。上に松飾りがあるので、正月に酒問屋が宣伝用に配ったのかもしれません。

この75樽の中から、現在も残っている酒蔵はどれくらいあるのかな〜と調べてみました。双六なのでどうやらこの樽のは酒の名前ではないのかも?というものもあるし江戸の文字は読めないし、苦戦しました。ネットでの検索なので定かではありませんが、22銘柄、見つけました。

一番上右の「正宗」と「江戸一」は1625年創業の桜正宗の銘柄です。「正宗」は清酒の代名詞でした。左から3列目の「旗頭」は文政元年1818年創業の黄金色酒造と思われますが、こちらは焼酎なんですね。焼酎も美味しい。その隣「龍神」は群馬県の龍神酒造と思われますが、蔵元の詳しいことが分からなかったのですが、お酒は美味しそうです〜。

上から2段目右から3列目の「寿海」は沢の鶴で1840年頃から作り続けている銘柄だと思われます。『♪さわ〜あの〜つ〜る〜』のCMでお馴染みですが老舗だったんですね。その隣の「日本橋」(橋が絵になってます)は1805年創業の横田酒造。埼玉県です。「日本橋」の銘柄は創業者が日本橋の酒問屋で働いていたところから付けられました。左から4番目「白鹿」は寛文2年1662年創業辰馬本家酒造です。江戸時代の看板に「宜春苑 長生自得千年寿 白鹿」と書かれていたそうですが、ここにもそのままのコピーが書かれています。

上から3段目左から4列目の「福寿」1751年創業の神戸酒心館で13代にわたりこの銘柄を作り続けています。すごい!同じく3段目の右から2番目「高砂」は1830年創業の富士高砂酒造と思われます。

4段目、一番左「岸の」は1789年創業の井上酒造と思われます。左から2列目は剣菱ですね。このマークは目立ちます。企業マークの重要性を感じます。現在も現役バリバリですね。その剣菱の一つ飛ばして右は「相生」は岩手県の1829年創業、わしの尾酒造。

5段目中央、上がりの下の「白雪」は天文19年1550年創業の小西酒造です。清酒発祥の地、伊丹にあり、現存する最古の清酒銘柄です!隣の「丹頂」は沢の鶴にこの銘柄のお酒があるので、沢の鶴でしょうか。その隣「」は寛保3年1743年創業のおなじみ、白鶴です。さらにお隣、右から2番目「鶴齢」(鶴が絵です)は享保2年1717年創業の青木酒造。コメどころ新潟県魚沼です。

6段目右から2列目は寛文5年1665年創業の盛田だと思われます。銘柄は読めませんでした、、、。

7段目一番左「雲龍」は天保10年創業の山星酒造と思われますがこの銘柄はもう作られていないかも、、、。「末廣」は嘉永3年1850年創業の末廣酒造。福島のお酒の飲み比べの時にも紹介しました!

8段目、一番下の段の左端「志ら梅」は岩手県の元禄時代創業の志ら梅酒造と思われますが、詳しいことは分かりませんでした。中央の「力士」は寛延元年創業の釜屋。埼玉県の蔵元で、現在でも「力士」の銘柄は販売してます。その隣「万上」はあのマンジョウ本みりんの万上です。文化11年には販売され大人気になりました。みりんは発売当時は甘いお酒として飲まれていましたが、江戸中期から料理に使われるようになりました。1925年に野田醤油(現在のキッコーマン)と合併され、現在でもマンジョウ本みりんは製造販売されています。

他にも現存する蔵元があるかもしれませんね。あと、読み間違いとか、同じ銘柄で蔵元が違う、とかあったらごめんなさい。そして、江戸の人は本当、酒好きですね〜。とりあえず、あとは味見だけ!どこから試そうか迷います!!

北国街道〜その2〜

次男の誕生日に、祖母が1532年創業の老舗酒造・山路酒造の「北国街道」純米吟醸を買ってくれたので御相伴に預かりました〜!(このお酒が良い、とリクエストしました)

2月に購入した時は純米酒だったので、ワンランクアップ!純米酒はあっと言う間に無くなってしまったので、楽しみにしていました(息子のだけど)♪( ´▽`)

祖母の絶品、鯵のたたき(なめろう風)をつまみに飲みました。純米酒よりもコクがあり、味が濃くて美味しい!今回は一升瓶だけど、すぐ無くなりそうです、、、。飲み過ぎ注意。

他にも季節もののようですが、にごり酒や山おろしとか、前回買った純米酒もさっぱりして美味しかったのでこれもまた欲しいな、とかパンフレット見ながら次を考えています。奈良漬や他の食品も魅力的。前回奈良漬を購入した時に余った酒粕できゅうりをつけたのですが、奈良漬の浅漬け?みたいになって美味しかったです!二倍楽しめました。

山路酒造さんの素敵なHPはこちらから。

https://www.hokkokukaidou.com

福島の地酒

先日福島の地酒飲み比べセットを購入しました!福島20%OFFセールに惹かれて6本セットをお得に購入してみました!福島県は親戚がいることもあり、子供の頃は何度も訪れ、お米もとても美味しいので楽しみにしておりました。

福島県にもたくさん日本酒の蔵元があるんですね。飲み比べセットは初めてですが、全て老舗の商品で、さらに6本中4本は江戸時代の蔵元で、老舗探索をしている私としてはいろいろお得でした!

開当男山酒造(南会津町)「開当男山」享保元年1716年創業。剣菱に近い、これぞ日本酒。王道で美味しい。ちなみに「男山」というお酒は全国にたくさんあるそうで、江戸時代に飲まれていた「男山」はどれかははっきりとわからないようです。このお酒かもしれないし、もう無くなってしまっているのかもしれません。「酒=男山」のイメージがあり、競って同じ名前で作ったからのようです。昔は今のように特許とかないですからね、、、。でも以前から開当男山が飲んでみたかったので、このセット買ってみました。アタリでした!

笹の川酒造(郡山市)「笹の川」明和二年1765年創業。新しい挑戦を続けている企業でウイスキーも製造しているそうです。老舗なのに新しいものに挑戦する姿勢、尊敬します。

大和川酒造店(喜多方市)「弥右衛門」寛政2年1790年創業。大和川ファームという自社農場で自社栽培米での米作りをしているそうです。辛口でスッキリ飲めます。

末廣酒造(会津若松市)「末廣」嘉永3年創業1850年創業。明治に建てられた酒蔵が重要文化財に指定されています。見学に行きたい!会津に行きたい!甘口でしっかりした味わいです。

檜物屋酒造店(二本松市)「千功成」創業は明治7年1874年。さっぱりとしていて、アキが来ない飲み口がいいですね。

名倉山酒造(会津若松市)「名倉山」大正7年1918年創業。飲み口が良くてグイグイいけます。飲み過ぎ注意です。

どのお酒もとても美味しかったです!またそれぞれ個別に購入したいと思います。

川越の酒屋さん

先日、知人からオススメされて、我が家から車で10分くらいのところにある、素敵な酒屋さんに行ってきました。

マツザキ中福店さんです。https://www.1887.co.jp

マツザキさんは明治20年1887年創業の老舗酒屋さんです。お伺いした中福店さんは古い日本家屋のレトロな趣きのある酒屋さんです。裏には、なんとクラフトジンの蒸留所「武蔵野蒸留所」もあります!ちょっと前にお店で川越産のジンがあるのを見つけて、興味があったのですが、ちょっとお高いので試さぬままいたのですが、ここで作られていたんだ〜。周りは何もない、、、いや、自然豊かな川越ののどかな風景が広がっております(近所だけど)。でも、幹線道路からも近いので、アクセスは良いですよ

中福店は、お店自体はそんなに広くはないけれど、日本酒、焼酎、ビール、ウイスキー、ワイン、もちろんジンも、埼玉の誇るイチローズモルトもコエドビールもあります。選び放題。あと、お猪口とか徳利とかもあって、見ていて楽しかった!新宿店(あらじゅく、と読みます。しんじゅくではありません!)は川越の駅にも近くてこちらは街に近いせいか、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれなお店。お好みだと思いますが、レトロ好きな私は断然中福店ですね。でも、お店は新宿店の方が広くて種類も多いと思います。

まあ、取りあえす買わないと、ということで、お店の方に辛口のオススメの日本酒をお聞きしたら、岐阜県の「三千盛(みちさかり)」をお勧めしていただいたので、岐阜は祖父の故郷だし、こちらを購入。一緒に行った息子は武蔵野蒸留所のクラフトジン「棘玉」の200mlのお試しサイズ購入しました!

さっそく帰って、まずは三千盛から。ピリッと辛くてスッと抜ける感じで、もう1杯。日本酒嫌いは誰だったんだ。美味しいですね〜。こちらも帰ってから調べたら安永年間からある老舗でした!江戸後期から200年作り続けられている味ですね。こちらのお酒は埼玉では3店舗でしか販売していないようで、おすすめを素直に購入して正解でした!

棘玉も試さないと。息子がストレートでいってみたい、というのでまずはストレートで。これは美味しい!!ジンについては全くの不勉強なので、棘玉の説明書を引用させていただきますと、「クラフトジンとは、その土地に由来する原料(ボタニカル)を活かして香味の個性を演出した少量生産のいわゆる『地酒』」だそうで、棘玉はジュニパーベリー(西洋ネズの実)を主体に、越生のゆず、川越茶、山椒などなどのフレーバーが入っていて、想像以上に美味しかったです。2021年には東京ウイスキー&スピリッツコンペティションで銀賞を受賞しているそうです。ジンは、カクテルにしたりライムとかで味をつけるイメージだったのですが、棘玉はこのままで十分美味しい。

ここ2週間くらい、2人分の確定申告をするのに苦手な経理を延々とやっていて、ブログも更新できないし、ストレス溜まっていたので気分転換になりました!またお邪魔したいと思います!

北国街道

ずっと気になっていた老舗の日本酒を取り寄せました!!

今回は滋賀県にある山路酒造の「北国街道」です。天文元年(1532年)創業、490年守り続けられている味です。なんと織田信長が生まれる2年前!もしかして信長も飲んだのかも、、、!日本の酒蔵の中でも4番目の古さです。

純米酒「北国街道」と「桑酒」、「奈良漬」を購入しました!大量生産はされていないようで、関東ではほぼ販売されていません。ほんと、お取り寄せできる時代、ありがたいです。

「さらりとした清らかさが自慢の辛口の清酒です」とパンフレットに書いてありますが、早速頂きます。う〜ん、サッパリとして、軽口で美味しいです!日本酒を飲んだ後に残る独特の甘味みたいなのが無くて、もう一口、もう一口と進んでしまいます。北国街道(北陸と京を結ぶ街道)で作られ、こうやって、旅人の喉を潤してきたんですね。一升瓶で買わなかったのをすぐに後悔してしまいました、、、。そんなに酒豪ではないのですが、息子と二人、もうすぐ無くなりそうです、、、。

「桑酒」は米と米麹と桑の葉を原料に、伝統のみりん製法で作られています。こちらも創業当時から作られている甘いお酒です。梅酒に近いのですが、梅酒は砂糖を大量に入れますが、こちらは砂糖は入っていないのにとても甘くて、さらに米の味がするので、ちょっと和菓子の風味に近く美味しいです。ロックやカクテルにしても美味しいそうです。とりあえずストレートで、その後ソーダ割りにしましたが、私はストレートが良かったな。モヒートがおすすめだそうなので、ミントを買ってきて息子に作らせて試したい!(カクテルは息子担当)こちらの桑酒、島崎藤村も愛飲して、東京から取り寄せていたそうです!

お酒に加えて、HPを見てどうしても奈良漬が食べたくなり、こちらも一緒に購入しました。関東ではあまり奈良漬は食べないので、久しぶりです。しっかり酒の味が残っているのでお酒を飲めない人は苦手かも。私はもちろん、酒のつまみにもご飯のお供にも美味しく頂きました!酒粕がたくさんついていたので、今、きゅうりを漬けてみています。うまく浸かるかなあ?

老舗を紹介していると時々、自分の生家が老舗って羨ましいな〜と思ってしまいます。老舗になるには確かな技術と現状に甘んじない向上心と大変な努力があると思います。親の後を継ぐことへの反抗心が生まれる時期もあるでしょうし、生半可な気持ちでは続けられないくらいの歴史の重みだと思いますが、その伝統を受け継げるのは誇りでしょうし、確実に信頼できる伝統があるっていうのは本当に貴重なことだと思います。あと10年で500年の歴史を迎えるなんて、ほんと素敵です。

素敵なHPはこちらから

山路酒造

遊郭について〜その4〜吉原破壊

遊郭について〜その4〜吉原破壊

鬼滅の刃遊郭編面白いですね〜。炭治郎と堕姫のバトル、今後の展開が楽しみですが、とうとう吉原、破壊されてしまいました、、、。せっかく作ったCGが〜!なんて、以前、刀剣乱舞でも江戸の町が炎上していました。

ところで本物の吉原は鬼に壊されることはありませんが、たびたび火災になっています。江戸は火事が多かったので吉原もその例外ではありません。吉原が火災にあってしまっても、その後そのまま再建して営業を行いました。でももちろん一朝一夕に再建できる訳はありません。再建する間は仮住まいとして吉原の近くで営業していました。

この臨時の遊郭を仮宅(かりたく)といいます。幕府から許可されていますが、10ヶ月と期限が決められていました。一つの町が僅か10ヶ月で再建できてしまうなんて、当時は火事が多く、それに対しての備えが江戸にはあった、という証拠です。

仮宅の妓楼は浅草辺りに分散してあり、店の格の順序も無く、大小が雑居していました。馴染みのお客は花魁に火事見舞いに来ました。通常吉原では客にも色々なマナーがあるのですが、この仮宅は狭いためか、そういった堅苦しいことはあまり厳しく無く、繁盛していました。普段と違う様子を見に来る見物人も多かったそうです。もちろん吉原が再建されれば、新しくなった吉原を見ようと大勢の人が押し掛けるので更に繁盛しました。

炭治郎たちが鬼を退治した後も仮宅が作られ、10ヶ月で吉原が再建され、繁盛したのでしょう。

葛飾北斎 扇屋の新年 文化8〜11年頃(1811〜1814年) 大判錦絵五枚続き 
吉原の大店妓楼、扇屋の内部の様子を描いた作品。お正月の慌ただしい感じが伝わってきます。
左の酒樽に剣菱が見えます!!他の2つは調べてみましたが不明。
(仮宅の浮世絵もあるようですがこちらは通常の扇屋です。古い図版から撮ったので画像の乱れはご容赦ください)

図版の左にある酒樽ですが、三つあるうちの真ん中上にあるのは、版元「伊勢屋」のマークでした。失礼致しました。

川越の酒

川越にも酒蔵があります!1875年創業の鏡山酒造。ですが、残念ながら2000年に後継者不足から廃業に、、、。しかし2007年に再興!一度途絶えた味を再興するのは本当に稀な事で、大変な事業だったと思います。川越と鏡山に対する愛情を感じます。

川越では地元のスーパーでも購入できるので、久しぶりに購入。軽い飲み口で美味しかった〜!何種類か発売されているので今度は飲み比べしてみたいですね〜。なんだろう、日本酒嫌いだったのは、単に美味しい日本酒を飲んでこなかっただけ、の気がしてきた、、、。まあ、量は飲めないんですけどね。

川越には地ビールもあります。コエドブルワリーのCOEDOシリーズです。地ビールブームに乗って人気の商品です。以前池袋の百貨店に買い物に行った時、手書きのオススメポップがついていて嬉しかった。

私、もともと(20年以上も前の話ですが)そんなにビールが美味しいとは思っていなかったのです。とりあえずビール、的な、、、。でも川越に来て、このコエドビールを飲んでからビールにハマってしまい、色々なビールを試しております。でもやっぱりコエドビールが美味しい!地ビールはちょっと高めなので仕事に育児に頑張った自分へのご褒美ビールです(最近ご褒美多めですけど)。

6色の味と、アニバーサリービールやお祭りビールなどのイベントビールがあり、お好みで色々な味を楽しむことが出来ます。私的には紅赤とアニバーサリービールが一押し!瑠璃も定番としてレギュラー選手です。紅赤は川越芋を使用していて、コクがあってほんのり甘味があって美味しい。本当にご褒美、って感じです。有り難く頂きます。アニバーサリーは川越の1890年創業の老舗スーパー、ヤオコーとコラボした記念ビールです。期間限定だったようですが人気でそのまま販売されています。他に川越の百貨店「まるひろ」とのタイアップでのアニバーサリーも発売されてこれも同様に美味しかった〜!こちらはさっぱり軽くて万人に愛されるタイプだと思います。が、都内とかではアニバーサリーなどのイベントビールは購入できないかも?是非川越まで居らしてください!(アニバーサリービールは販売終了してるかもしれません。ごめんなさい)

新年早々、美味しいお酒に囲まれております♪( ´▽`)

飛良泉

また老舗のお酒を取り寄せました!
秋田県にかほ市の飛良泉酒造の純米酒「飛良泉(ひらいずみ)」です。創業は1487年(長享元年)。室町時代ですね。銀閣寺の創建と同じ頃。国宝級ですね。

「山廃仕込み」という昔ながらの製法で作られています。「山廃」って何?「山卸(やまおろし)廃止仕込」のことだそうです。「山卸」とは、蒸した米を櫂ですりつぶしてから仕込むことで、精米技術が低かった明治頃までは必要な工程でしたが、精米技術の向上によりこの「山卸」がいらなくなったので、「山卸が廃止された仕込み方法」=「山廃仕込み」と言われるようになりました。

なにはともあれ、飲んでみないと!

独特の風味があります。なるほど、酸味が強い、ってHPにあったので、これが酸味なのかな。ちょっとクセ強くて苦手かも?と思いつつ、飲んだら後味がスッキリ!美味しい!日本酒って後味が残りすぎて、なかなか進まなかったのですが、さっぱり飲みやすい!ついつい進んじゃいます。

毎回思いますが、老舗の力ってすごい。良いものを守りつつ、時代にも合わせていて古臭く無い。伝統を守り続けている方々には頭が下がります。ほんとすごい。どんどん日本酒にハマって行きます。

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