老舗『にんべん』のCMに江戸のCGが使用されました

老舗『にんべん』のCMに江戸のCGが使用されました

CG of the Edo period was used in a commercial for the long-established company “Ninben”

元禄12年(1699年)創業の鰹節の老舗『にんべん』新CMに歴史CG作家中村宣夫のCGが使用されました。『にんべん』は日本人なら口にしたことの無い人はいない、日本人の食の基本となる鰹節とダシの企業です。

江戸の魚河岸と日本橋を使用していただきました!CGの中で人が動いてる!

CG by historical CG artist Nobuo Nakamura has been used in the new commercial for Ninben, a long-established bonito flakes company founded in 1699. Ninben is a company that produces bonito flakes and dashi, which are fundamental to the Japanese diet and which every Japanese person has tried.

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歴史CG作家中村宣夫HP
たくさん作品をご覧になりたい方はこちらから。
江戸城、日本橋、長屋、吉原などなどご覧いただけます。

浮世絵に描かれた江戸時代の相撲

浮世絵に描かれた江戸時代の相撲

Sumo in the Edo period depicted in ukiyo-e

鬼面山谷五郎 出羽海金蔵/葛飾北斎筆(春朗)
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

日本の相撲の歴史は古く、古事記(712年)や日本書紀(720年)の中にも力比べの試合の様子が書かれています。神事や祭りとして行われ、伝統的な武道の一つです。江戸時代も相撲の人気は高く、人気力士の姿が浮世絵に描かれました。その一部をご紹介します。

荒馬・鴻ケ峰/勝川春英筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)
谷風・江戸ヶ崎・柏戸/勝川春好筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

大きな力士の姿は画面いっぱいに描かれています。現在でも聞かれる名前も見られます。

谷風・瀧ノ音/勝川春英筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)
梶浜・陣幕/勝川春英筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

両国橋を渡る力士一行。周囲の江戸の人たちよりも倍位大きいですね!浮世絵はデフォルメしていますが、実際に一般の人よりもとても大きかったのでしょう。現在もお相撲さんに会うとビックリするくらい大きいですよね。

両国勧進大相撲晴天大當繁昌之圖/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

赤沢山の近隣の武将が狩猟の後に行った余興としての相撲。武士の楽しみです。

赤沢山の相撲 3枚続 左/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)
赤沢山の相撲 3枚続 中/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)
赤沢山の相撲 3枚続 右/勝川春章筆
江戸時代・18世紀
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

北斎漫画にも描かれています。お茶目な力士。

北斎漫画 葛飾北斎
The New York Public library digitalcollections

当時、相撲と関係の無い分野でも番付表を作って宣伝をしていました。温泉番付やグルメ番付などなど、こちらは芝居番付。庶民に相撲が人気で番付表は分かりやすく、宣伝に効果的だった証拠です。

芝居番付 寛政七年卯霜月 都座/鳥居清長筆
江戸時代・寛政7年(1795)
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

東京国立博物館で開催中の『江戸⭐︎大奥』展

東京国立博物館で開催中の『江戸⭐︎大奥』展

大奥についてまとまった展覧会はめずらしいので楽しみに観に行って来ました。忙しさと暑さに負けてなかなか予定が立たず、やっと8月最後の土曜日に行って来ました。(この日も猛暑日でした、、、)


一番展覧会が混む時間帯、週末の昼過ぎ、1時前頃から2時半くらいまで観覧したのですが、それなりに混んではいますが、待ち時間も無く、人の壁で観覧できないといったような混雑でも無く、楽しむことができました。

「御鈴廊下」のセットと衣装

会場に入ると、「御鈴廊下」のセットの前にNHKドラマ10『大奥』で使用された衣装がずらりと並び、雅やかです。大画面で江戸城の映像なども流れ、華やかなエントランスを行くと、第1章の展示です。明治に大奥を描いた浮世絵や双六が展示されています。江戸時代に江戸城の中を浮世絵に描くのは禁止されていましたから、明治の絵師が華やかな大奥に憧れて描いたのでしょう。


次の第2章は伝狩野探幽の『春日局像』など、大奥の誕生当初から政治的な権力を持った女中たちを紹介しています。『天樹院(千姫)像』など、大好きな江戸時代の精密な絵画が見れて大満足!単眼鏡を貰ったので細部まで絵画を堪能出来ました!


第3章は大奥ゆかりの品々で、重要文化財の美しい袱紗がずらりと並びます。そのデザインと技術の高さに感激!日本の工芸品は緻密で細密、でもデザインは大胆。工芸品ではなく美術品ですね。美しい。

美しい歌舞伎の衣装。


第4章は大奥で使われた品々です。婚礼調度品も美しいですが、雛道具が素晴らしい。姫のために作られた、雛人形で遊ぶための道具ですが、『薩摩切子雛道具』は薩摩切子の精巧な模様がそのまま小さくなっていて職人さんの高度な技術に魅入られます。こんなおままごと道具があったら女の子は大喜びですよね。
最後には歌舞伎の華やかな衣装が並び終了です。

歌舞伎の衣装。大胆なデザイン!

今回の一番のお気に入りは、『絹本著色当麻曼荼羅図・祐天上人像』(目黒区指定有形文化財)。縦17.4センチメートル、横16.6センチメートルに、とても細かい曼荼羅と裏には祐天上人像が描かれています(こっちが表かも?)。貰った単眼鏡が大活躍です。すごい!すごい!と一人で単眼鏡を覗きながら大興奮!ずっと眺めていたかったのですが、迷惑になってしまうので後ろ髪を引かれながら次の展示に移動しました。もう一度お目に掛かりたい!
入り口部分と最後の歌舞伎の衣装しか写真撮影が出来なかったので色々写真に残せなくて残念ですが、約2時間、たっぷりと楽しませてもらいました。

『江戸大奥』展  東京国立博物館 平成館(上野公園)
開催期間:2025年7月19日(土)~9月21日(日)
観覧料金:一般 2,100円

吉原の日常を江戸時代の読み本から覗いてみる〜『塵塚談』

吉原の日常を江戸時代の読み本から覗いてみる〜『塵塚談』

江戸時代に実在した吉原遊郭の様子を江戸時代の小川顕道著塵塚談』からのぞいてみたいと思います。『塵塚談』は文化11年(1814年)小川顕道78歳の時に書かれた読み本で、江戸の庶民の普通の暮らしが書かれています。小川顕道は医者なので病気の話が多いですが、それ以外にも食のこと、物売りや商店のことなど日常のちょっとした事を記しています。江戸の人達の普通の日常が垣間見れる著書です。その中から吉原について取り上げてみたいと思います。吉原に関しては昔は良かった、と言った感じで語られているのがちょっと面白いです。(現代口語にして補足も入れています。)

吉原大門・歌川国貞(三代豊国)筆 江戸時代・19世紀 横大判 錦絵
出典:ColBase (https://colbase.nich.go.jp)

吉原遊女衣服のこと


延享年間(1744〜1748年)や寛延年間(1748〜1751年)の頃の遊女は(多分上位の遊女のことだと思われます)紗織、縮緬、羽二重を来て(吉原)道中に出た。そのほかたくさんの衣服を持ち、毎日取り替え、同じ衣類は決して着ないタバコを禿(かむろ=遊女見習いで花魁の身の回りの世話などをする少女)に数多く持たせて、茶屋にて一服すると残りはそのまま茶屋に置いて行く。立ち寄る茶屋毎に同じようにするので、茶屋がタバコを買う必要はなかった。
しかし、ここ三四十年は美しいけれど毎日同じ着物を着ている。タバコも人にあげることもしなくなってしまった。

張見世にいる遊女とそれを見る客。吉原は観光地でもあったので、見物客も多かった。中村宣夫CG作品

吉原、銭屋嘉兵衛が話

吉原茶屋に銭屋嘉兵衛という知人がいる。この嘉兵衛の実父が二丁目信濃屋という遊女屋で働いていた。嘉兵衛が5〜6歳の頃、客の前に連れて行かれ、小謡を二つ三つ歌うと小判1両づつ貰うことが数回あった。嘉兵衛の実父が掃除当番の時に朝、2階(遊郭の2階に遊女の部屋があり、そこで宴会をしたり客を取ったりします)を掃除すると1歩2歩づつは、いつも拾っていた近年はこのような事は無くなってしまった。(1歩はお金の単位。4歩で1両。1両は大金ですが現在の価値で言うと、、、かなり難しい問題のようなので詳しく知りたい方はこちらのサイトを見てください。貨幣博物館HP『江戸時代の1両は今のいくら? ―昔のお金の現在価値―』すごくわかりやすく説明してくれます。)

遊郭の2階で芸者を呼んで宴会中。中村宣夫CG作品

吉原の遊女、張りありしこと

京都の遊女に長崎の衣装を着せ、江戸の気っぷを持たせ、大阪の揚げ屋(高級遊郭)で遊びたい、とは昔のこと(井原西鶴の『好色一代男』にある文)。吉原の遊女に限っては金銀では動かない。仙台藩主伊達綱宗が吉原の大店「三浦屋」の花魁・高尾を身請けしたが、高尾には将来を約束した男がいた。その男への操を立て綱宗に従わなかったため、浅草川三派(みつまた)で船中で斬られて亡くなった事は万人の知るところだ。(高尾は三浦屋の有名な遊女。十一代まで続いた。この逸話の高尾は初代もしくは二代目)

また、豊後節(ぶんごぶし=京都で生まれ江戸で大流行した浄瑠璃。)の文字太夫という男がいた。書が上手く名筆で芝居にも出て、贔屓の客もたくさんいた。ある時、吉原に人を連れて(高級遊郭が並ぶ)上通りの遊女を買った我が物顔で居たが、遊女が文字太夫だと気が付き、金子(きんす=お金のこと)千疋(ちむら=布で巻いた沢山のお金)を台に乗せ、ゆっくり遊んで行ってください、と禿に持たせ、花魁は現れず肴をご馳走した。流石の有名な浄瑠璃語りも赤面し立ち帰った。上通りの遊女屋(高級遊郭)は歌舞伎役者には遊女を売らない定めになっていた。また、何節によらず(当時色々な流派の浄瑠璃がありました。どの流派によらずという事)芝居に出る有名な浄瑠璃語りを呼ぶには金2両2分が定価、三味線引きは別料金だったので、その代金として千疋(たくさんのお金)を差し出した。このように吉原の遊女は意地が強かったが、現在は金銭を使うのを上客とするようだ。

吉原遊郭の花魁はプライドが高く気っぷが良い。中村宣夫CG作品

本の冒頭部分には、「その時々の風俗を書き連ねているけれども、流行するものは長く流行らず跡形も無くなり水の泡のようであるのは世の常だ」と書かれています。200年前に生きた小川顕道も現代の私たちと見ているものは違うけれど、同じ様に感じながら日々生活していたのだと思います。

参考文献 『塵塚談 俗事百工起源』(小川顕道・宮川政運著 神郡周解説)現代思潮社

吉原のはなしはこちらから
遊郭の成り立ち、構造から花魁の生活、そこで働く人などなどCGと共に紹介します。

CGで再現された日本橋絵巻「熈代勝覧」を動画にしました

CGで再現された日本橋絵巻「熈代勝覧」を動画にしました

今回は歴史CG作家中村宣夫が制作した『熈代勝覧』をご紹介します。

作品はとても広範囲なので一部を動画にしてみました!全てお見せできないのが残念です。

熈代勝覧』に描かれている日本橋通りの7町分の商店と、裏通りや裏長屋まで、広範囲にわたる作品です。屋根瓦や看板などまで1つづつ細部に渡り精巧に制作しています。この作品を見ると江戸の町は美しかったのだろうなと、改めて思います。

神田今川橋をスタートします。富士山も見えますね!
江戸のメインストリート日本橋通りには大店がずらりと並んでいます。
辻の両側に大きな店構えの越後屋(現在の三越)が見えます。
大工さんが新築工事中!
日本橋です。日本橋川の両岸には多くの蔵が並んでいます。
日本橋が「熈代勝覧」の終点です

現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう」蔦屋重三郎の話ですが、彼は1750~1797年に生きていました。『熈代勝覧』は1805年に描かれているので蔦屋重三郎の死後5年ほど経った頃の作品です。当時は5年10年で街が激変することはありませんから、こんな景色の江戸の町で生活し、多くの作品を世に出して行ったのだろうなと思いを巡らせます。

多くの屋台や物売りが商売をしていました。
自身番と木戸番。ここから日本橋通りの始まりです。

江戸時代の日本橋絵巻「熈代勝覧」

熈代勝覧』について詳しくはこちらのページから。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅、地下コンコース内にレプリカが展示されています。日本橋通りが丁寧に描かれていて、日本橋の賑わいや人々の生活の様子もわかります。日本画ですがとても見易く、楽しい作品なので是非ご覧ください。無料です。

歴史CG作家中村宣夫HP
たくさん作品をご覧になりたい方はこちらから。
江戸城、日本橋、長屋、吉原などなどご覧いただけます。