【モニターツアー】江戸東京ツアーに参加 其の壱・浅草人力車〜屋形船

【モニターツアー】江戸東京ツアーに参加 其の壱・浅草人力車〜屋形船

「江戸・東京の魅力を活用した観光周遊モニターツアー」に参加してきました!東京都の令和6年度事業として企画されたツアーで、江戸から続く東京の歴史文化を東京の魅力の一つとして観光資源に活用するためのモニターツアーです。こちらは一般の方ではなく、事業者向けのモニターツアーですが、モニターツアーは初参加!楽しみです。

浅草の顔、雷門
ツアー参加の前に観音様へお参り。今日も浅草は観光客で混んでいます!

今回は「浅草・東京湾で江戸文化・食・お座敷遊び体験コース」です!

隅田公園。こちらで集合。晴天。

浅草で人力車に乗り、その後隅田川を屋形船で周遊するコースです。以前浅草に住んでいたので浅草は詳しい方ですが、人力車は初体験!

隅田公園の脇にズラッと人力車が並んで出発です!!

浅草初体験の方はもとより、何度も行かれている方でも人力車観光は十分楽しめます!揺れも少なくて想像以上に乗り心地がよく、車夫のお兄さんも楽しくて、1時間弱のコースだったのですが、あっという間に終わってしまいました。今回は吾妻橋をスタートし、雷門前を通って中央通りを行き、伝法院の前からロック、花やしき、ひさご通り、奥浅草の見番と置屋・料亭を見てから隅田川沿いに戻り、スカイツリーをバックに記念写真を撮って隅田公園の吾妻橋に戻ってくるコースでした。(こちらのコースはモニターツアー用なので通常のコースとは異なります)

楽しいお兄さんのトークで時間があっという間に過ぎました!今日は息子と参加

浅草は観光客が多いので、仲見世や新仲見世などのメインストリートは通れません。人力車で大回りをして車夫の方に観光案内をしてもらい、おすすめのグルメなんかも教えてもらった後、中心地の観音様と仲見世をぶらぶらと食べ歩きや散策をすると、浅草全体を楽しめて良いなと思います。

浅草公会堂の前やスカイツリーを背景に記念写真も撮ってくれるので嬉しいです。何より車夫のお兄さんの楽しませよう!というサービス精神が嬉しいですね。また、今はインバウンドのお客様が多いので、英語、中国語、インドネシア語でも対応してくれるそうですよ!凄い!!

人力車 えびす屋公式HP :浅草の他、京都、鎌倉、函館などの街も走ってます!1区画の短いコースから120分のコースまでいろいろなコースがあります。

結構大きいですね。停泊中は屋上にも上がれます。川なので海の様に揺れなくて快適です。

人力車の後は屋形船です!こちらも初体験。吾妻橋の乗船場から屋形船に乗り、豪華なお食事をいただきながらお台場まで向かう「お台場スカイツリーコース」です。

食べきれないくらいの豪華なお食事。天ぷらとお寿司は船で調理してくれます。美味しかった〜!東京都の事業なのでお酒は無し。下り酒とか欲しいな〜

浮かぶ料亭 屋形船 晴海屋公式HP : 屋形船に乗って美味しい料理が12500円から楽しめます!一度は体験してみたいですよね。運がよければ芸者さんと幇間(ほうかん)さんなどの芸人さんが乗っていることもあるそうです!!

夕暮れで情緒たっぷり

なんと、こちらのツアーの最大の魅力は芸者さんと幇間(ほうかん)さんがおもてなしをしてくれることです!綺麗な芸者さん御二方の踊りと、三味線と唄にすっかり魅了されてしまいました。芸者さんの優雅な踊りは素敵ですね。初体験なので感激!また、三味線と唄も素晴らしくて、聴き入ってしましました。下船する際にお話しできたのですが、芸者さんは城好きで色々ご存じでした!もっとお話ししたかった。お三味線と小唄の紫沙さんはお師匠さんで後日HP見るとやっぱり経歴もすごくて、本当にお会いできてラッキーでした!中村のCGといつかコラボしたいです。素敵な唄と三味線でした。なんだか芸者遊びにハマるおじさんの気持ちが分かってしまいました、、、。(通常の屋形船コースにはありませんので、芸者さんと幇間さんをご希望の場合はお問い合わせください。)

浅草に因んだ踊りを四曲舞って下さいました

紫沙さん公式HP : 浅草紫沙、清元延志佐枝、小唄 春日とよ菊美 さんの ホームページです。3つ芸名をお持ちです。

しさチャンネル : 紫沙さんのyoutubeチャンネルです。

芸者さんだけではありません、幇間(ほうかん)さんも面白かった!!幇間さんは吉原で生まれた男芸者です。太鼓持ちとも言います。今回は松廼家八好(まつのやはちこう)さんが来て下さいました。現在幇間さんは日本で6名しかいらっしゃらなくて絶滅危惧種のパンダと同じだそうです(?)。踊りや南京玉すだれ、パントマイムなど芸もしっかり見せてくれて話も面白く座を盛り上げてくれてとても楽しかった。日本のお笑いサイコーです!今年になって落語に昭和の演芸、まさかの幇間さんの芸まで見れるなんて!ラッキーです。

松廼家八好さん踊りや芸を色々見せてくれます!
巧みな話術で場を盛り上げてくれます

浅草見番公式HP : 浅草の芸者さんと幇間さんの所謂プロダクションの様なところです。人力車ツアーの際に見番の前まで案内してもらいました。お座敷に呼びたい時などはここに依頼します。また、庶民でも行けるイベントなどもあるので要チェックです!

お酒は無いけど芸者さんと幇間さんの芸に酔いしれているとお台場に到着。しばらく停泊します。他の屋形船もたくさんいて、情緒たっぷり。

平日にも関わらずたくさん屋形船が出ていました。夕暮れと屋形船が情緒的

さらにここで「イマーシブお江戸川遊び」というアプリを使い、船の屋上に出てVR体験ができます。CGで作られた屋形船や北斎の浮世絵が風景に合わせて浮かび上がります。江戸の賑わいが楽しめますね。

浮世絵と東京湾のコラボはこんな感じで楽しめます
リアルとCGの屋形船
屋形船の中から見るとCGの船が近くて迫力があります
たくさんの屋形船
意外にもお台場の風景と良く合います
東京を背景に
360度浮世絵の世界。上手く風景と合わせると面白い
波から鯛がジャンプ!

イマーシブお江戸川遊び公式HP : 屋形船をより楽しめるアプリです!屋形船の中で江戸時代の没入体験(イマーシブ)ができます。

20分ぐらい停泊したら浅草に戻ります。帰りも芸者さんと幇間さんが「お座敷遊び」で盛り上げてくれます。金比羅船船やみんなでできるお猪口巻きあげレースなど、楽しかった〜!普通に屋形船で隅田川周遊も素敵ですが、芸者さんと幇間さんのおかげで何倍も楽しかったです!

ということでモニターツアー1日目は200%楽しんできました!

広尾にある日本画の美術館〜山種美術館

広尾にある日本画の美術館〜山種美術館

先日山種美術館に行ってきました。渋谷区広尾にあるのですが、恵比寿に用事があったので恵比寿から徒歩で行きました。恵比寿駅からでも10分程度で行けますし、駒沢通り沿いなので迷うこともありません。アクセスは◎!


山種美術館は一見普通の企業が入っているビジネスビルのような建物の1〜B1階にあります。都内の私設美術館は、ここにあったんだ!という感じのビルの中にあることが多いですよね。

全国初、日本画専門の美術館として1966(昭和41)年に開館してから60年近く経ちます。山種証券(現SMBC日興証券)の創業者の山崎種二氏が設立してくれたそうです。公立の美術館・博物館は沢山ありますが、こういった個人や企業の美術館の役割も大きく、名品を沢山保護展示してくれるのは本当にありがたい限りです。


今回は「東山魁夷と日本の夏」展に行ってきました。じっくりと東山魁夷の作品を鑑賞したのは今回が初めてですが開催終了日の前日に行ったので混んでいました。

東山魁夷作「緑潤う」1976年 みずみずしく静謐な作品。青の霞がかったような表現が心に沁みます。

見たいと思っていた作品「年暮る」も見れて満足です。雪の日のシンとした静けさと美しさに魅了されました。
私は江戸時代の絵画が好きなので、明治以降の日本の絵画は無知です。西洋画からの影響が強く、西洋画としては未熟で、日本画としても何か欠けてる感じだと思っていたのですが、本当に私の無知のせいなのだと痛感しております。先日のTRIO展でも思ったのですが、大きく時代が動いた中で、作家がもがき苦悩しながら新しい表現を見つけ生み出された作品は素晴らしい物も多く、見応えがありました。

また、展示作品のほとんどが山種美術館の所蔵というのも素晴らしいですね。日本の名画を保護している重要な美術館の一つです。美術館の面積的にはあまり広くはありませんので、正直「もっと観たい!」という感じでした。

ほとんどの作品が写真撮影が禁止されていたので、写真で紹介できないのが残念ですが、現代の作家さんの作品も素晴らしかったです。京都絵美(みやこえみ)氏の「ゆめうつつ」(2016年Seed山種美術館日本画アワード大賞受賞作品)という、うたた寝をしていてまさに今、目が覚めたといったシーンの女性の絵画です。切なく美しく優しく、魅入られてしまいました。新しい作家さんを発見した感じで嬉しくなりましたが、家に帰ってから調べてみたらすごい人で、現在の日本画壇を担う御一人でした。東京で展覧会を開催されたら是非鑑賞に行きたいと思います!

京都絵美公式HP  HPで素敵な作品が見られます!

山種美術館公式HP 

坂の美しい宿場町 木曽馬籠宿

坂の美しい宿場町 木曽馬籠宿

妻籠宿の次は馬籠宿です。妻籠から直接行こうと思っていましたが、雨足が強くなってしまい山道は危険と判断して、馬籠宿は中止にしました。心残りだけど台風が近づいているので仕方ない。岐阜県の恵那峡に宿をとっていたのでそちらでのんびり温泉に浸かっていました。でも馬籠行きたかったな〜と思っていたら翌日、晴れ!これは行かないと!!ということで翌日馬籠宿に向かいました。

馬籠宿は坂の町です。上の入り口から坂を下りながら町に入りました。

素敵なお蕎麦屋さんの前には高札場があります。

この坂を登ったり下りたり旅人が行き交っていたんでしょう。木曽の山は深いので山の途中でホッと一息ついて疲れを癒したんだろうな〜と江戸の人になったつもりで思いを馳せます。

宿場の向こうは田んぼと山々。美しい。

馬籠宿も美しい。馬籠は火事で焼けているそうで、ほとんどが明治の建物だそうです。そのせいか少し川越に雰囲気が似ている気がしました。
妻籠宿もそうですが、町並みのバックに美しい山が見えるのが良いですね。江戸時代の人もきっと同じ風景を見て癒されていたんだろうと思います。

坂を下りたら登らないと、、、。
結構急な坂ですが、楽しみながら登るので辛くはなかったです。
宿場の真ん中辺りにある、大黒屋さんのカフェで一息。

今回2泊3日で木曽路に行きました。本当は奈良井宿にも行きたかったし、景勝地も沢山あって、全然時間が足りなかったです!パンフレットを見るともっと色々な名所があったし、木曽は良いところですね。また行きたい!

馬籠宿公式HP

江戸の町に迷い込んだみたいな 木曽妻籠宿

江戸の町に迷い込んだみたいな 木曽妻籠宿

木曽福島宿から妻籠宿に行きました。宿場町といえば妻籠宿というくらいの代表的な宿場を初体験。

木曽福島宿から車で1時間くらい。妻籠には第1〜第3と中央駐車場の4つ公営駐車場があるので助かります。普通車用で宿場の真ん中辺りにある第2駐車場(1日500円)に車を止め、いざ妻籠宿へ。
駐車場から路地を通って中山道に入っていくのですが、その路地が見えた時点でもう異世界。びっくり。もう江戸時代です。

駐車場からいざ妻籠宿へ。両側の家屋も石垣も素敵。

古い家が並ぶ中山道に出たら、もう、圧倒されました。昔はどこもかしこもこんな町だったんだろうな〜と思うと感動しました。

見渡す限り古い家。端っこに高層ビルや電柱が見えることもありません。道路は舗装されていますが、これは現代人には正直助かります。

日本は本当に美しい。こんなに美しい町並みを残してくださっている木曽の方々に本当感謝しかありません。ここに住まわれているからこそ管理も行き届き、景観を保たれているのでしょう。歴史的建造物の民家1軒1軒も素晴らしいですし、本陣や脇本陣も素晴らしい。路地も美しい。水車も美しい。ショックです。良い意味で。

雨が降ったり止んだり。でも実は雨の宿場町は趣があるので見て見たかったんです。そのせいで雨になってしまったのかも??
脇本陣奥谷(国指定重要文化財)の囲炉裏。ガイドの方が説明してくれます。囲炉裏に足をかけていいのは主人と長男のみです。厳しい家長制度です。娘や次男たちは板の間に座ったそうです。
水車。北斎の水車の絵を思い出しました。
路地も美しい。なんでこんなに綺麗なんでしょう。雨にしっとり濡れて侘び寂びの世界です。

この日は雨が降っていたのですが、雨の宿場町は情緒があって美しいです。宿場町と雨はよく似合う。また雨のせいか、夏休みもギリギリのせいか、単なる雨じゃなくて台風が近づいていたせいか、観光客が少なく、ラッキー。120%妻籠宿を堪能しました。
木曽檜のグッズも買って五平餅も食べて大満足!

敵の侵入を防ぐ桝形になっていました。
宿場の端っこ。宿場町を出立して山へ向かう旅人の気分
木曽の山も美しい。

土産は木曽檜のお店で檜の箸とトング、妻籠宿が彫られている升を買ってきました!他にも色々檜のお盆やカップ、桶などなどあってあれもこれも欲しかったのですが、流石に予算オーバーしてしまうので諦めました、、、。

明治時代、日本に来日した外国人が日本が美しかったと書き残しています。そんなに日本って美しいかな〜と思っていましたが、彼らがこの風景を見ていたのだとすると、本当に当時の日本は美しかったのだと思いました。木曽の山々も美しく、日本の美しさを再認識した旅でした。

妻籠宿公式HP

関所や代官屋敷、老舗の酒蔵も楽しめる 木曽福島宿

関所や代官屋敷、老舗の酒蔵も楽しめる 木曽福島宿

木曽福島宿に行ってきました。念願の木曽路。中山道を旅してみました。
木曽福島宿は「上の段」と呼ばれる昔の宿場町を残した古い街並みと、福島関所跡、代官屋敷などが点在しています。
事前に調べたときに「上の段」と呼ばれる古い街並みはあまり広くはないのかも、と思って行ったのですが、想像以上に古い街並みが並んでいました。木曽川から少し坂を登ると「上の段」なのですが、坂を登って町が現れると異空間に来た感覚になります。昔の日本家屋は本当に趣があって美しい。路地や水車もどこを見ても日本を感じる。初めて来たのに帰ってきた感じがありました。

上の段に行くとまず高札場があります。幕府の規則など掲示しています。結構大きく、高く、見やすく掲示してありました。
上の段の町並みです。背景の山も美しい。
雨が降ってしまいました
路地も趣があります。奥にはお寺があります。

「上の段」から徒歩10分弱のところに福島関所跡があります。福島の関所は、東海道の箱根・新居、中山道の碓氷・福島の「四大関所」の一つで、江戸時代の防衛、治安維持の要でした。江戸時代の建造物は明治に取り壊されてしまいましたがその後昭和に発掘調査をして門などを復元しました。現在も発掘調査中です。

関所跡。一部発掘調査中。

隣にはかつての関所の建物を模した関所資料館があります。こちらも立派な建物で関所の雰囲気が分かります。資料館入口の係の方が関所の説明をしてくださり助かりました。

資料館。こちらには小道具が置いてあり、役人と旅人の扮装もできて、旅の記念に関所コントもできます!

この関所資料館の隣には高瀬資料館があります。高瀬家は藤原氏から続く名家で、大阪冬の陣のころ木曽に来て、福島宿の代官山村氏に仕えました。薬屋も営み、江戸時代には有名な薬「奇應丸」を売っていました。さらに島崎藤村の姉が嫁いだ家でもあり、藤村の小説「家」のモデルになった家です。小さいながらも充実した私設資料館があり、こちらにお住まいの高瀬家の方が案内してくれました。資料を頑張って読まなくてもその場で頭に入ってくるのでガイドしてもらえると非常に良いですね。

入り口は鳥居の形で蔵になっています。
裏を鉄道が走っていますが、元は高瀬家の庭だったそうです。
江戸時代に重宝された薬      

関所跡と高瀬資料館から目の前を流れる木曽川を渡って数分で山村代官屋敷があります。13代に渡って福島宿の代官を務めた山村氏の屋敷ですが、明治に大部分が取り壊され、現在はほとんどが小学校になっているそうです。現在は屋敷の一部と庭園が残っています。

行った時は庭園の整備中でした。門から玄関までの道が素敵です。

代官屋敷の前を木曽川沿いに散策すると、崖家造りの家が見えてきます。崖に沿うように家がびっしりと建っていて、ジブリの世界のようだと今注目されています。

崖に建っている家々。昭和の建物でしょうか。

さらに木曽川を散策すると、お目当ての酒蔵「中善酒造店」があります。江戸時代から続く老舗の酒造で試飲が出来ます!さぞや古い店なんだろうと思いきや、中に入るとおしゃれなBARになっていました。近かったら通ってるわ〜。とりあえず3種類飲み比べセットを試して、悩んで「純米吟醸風越青嵐」を買ってきました!「中乗りさん」も美味しかったので今度ネットで買おうと思います。美味しい!

もちろん販売もしています!色々な種類のお酒とおつまみ、グッズもありました!

「中善酒造店」をUターンしてこの日の宿、老舗旅館「木曽路の宿いわや」に戻るのですが、旅館の斜め前に「七笑酒造」があります。中善酒造店にオススメされたので、こちらでも試飲をして定番の「七笑」を買って宿に帰りました。v(^^)v

明治からある老舗です。建物もいい感じ!中はシックでカッコ良かったです!

この日の宿は創業350余年の老舗旅館「木曽路の宿いわや」。福島宿の真ん中に位置し、観光にとても便利です。木曽川沿いで景観もよく素敵な宿です。何よりも女将さんがとても素敵な方で台風の影響で日程変更を2回もしたのに嫌な顔(声)ひとつせず、とても優しく対応していただきました。老舗が老舗である所以なんだろうな、と感じ入りました。今回は普通のお部屋に宿泊しましたが、次回は宮様が泊まった部屋に泊まりたい!ご飯もとても美味しかったし温泉も気持ちよかった!

福島宿は名所が点在していて、紹介できなかった名所や近くに景勝地も多くありますが、時間が無くなってしまいました。本当は美しい渓谷なども見たかったのですが次回の楽しみにします。

老舗旅館「木曽路の宿いわや」公式HP
「中善酒造店」公式HP

「七笑酒造」公式HP
木曽福島宿 長野県公式観光サイト

銭湯の歴史

銭湯の歴史

CGで再現した江戸時代の湯屋

最近、また銭湯が見直されてきました。各家庭の内風呂が普及した昭和40年代から銭湯は徐々に減少してピーク時の1/10にまで減ってしまったようですが、若者が行きやすい造りにしたり経営を工夫したりとまた銭湯が注目されています。スーパー銭湯や温泉は相変わらずの人気ですし、ただ単に汚れを落とすだけではなくて、日本人にとって『銭湯』や『公衆浴場』は大切な一つの文化なのだと実感します。数年前になりますが、都内の子供の頃に通っていた銭湯(家に内風呂があったのですが、時々行っていました)の前を通ったら破風造りの入り口が残っていて、感動しました。その時は残念ながら時間が無く、写真を撮って帰ってきただけなのですが、今度入りに行こう!と思って調べたら、もう無くなっていたようです、、、。ショック(泣)。

そんな大好きなお風呂屋さんの歴史についてです。

日本の大衆浴場の起源は奈良時代、奈良の大きな寺院です。僧侶は修行の一環として心身を清めるために沐浴をします。大勢の僧侶を抱える大寺院では僧侶たちが一度に入れる大きな浴場が必要となり、寺院の一角に大浴場を設置したのが始まりと言われています。それが中小寺院にも広まり、さらに僧侶以外の一般の人々にも開放され、それが銭湯となり、庶民に大衆浴場の文化ができました。

江戸の湯屋の始まりについては三浦浄心の『そぞろ物語』(寛永18年=1641年)に、天正19年(1591年)伊勢與一という人が銭瓶橋(ぜにかめばし)のほとりに風呂を立てた、との記載があります。現在、銭瓶橋は現在無くなってしまいましたが、日本橋の辺りにありました。全国から江戸城築城の建材が日本橋川を上って運ばれ、銭瓶橋周辺で陸揚げされたので周囲には町屋敷や商店、遊女屋も出来、多くの人々で賑わっていました。一仕事終えた人々が風呂に入りたくなるのは人情。ここに風呂屋ができたのは当然のことだったのでしょう。この湯屋、風呂の中は「息がつまる」「目も開けられない」と記されているので、蒸し風呂だったようです。風呂代は永楽一銭(永楽銭は寛永通宝が作られる以前、明より輸入した通貨)と記されています。

元々湯屋は混浴でしたが、寛政3年(1791年)寛政の改革で混浴禁止令が発令されたので、文化文政期の湯屋は男湯女湯に分かれています。男女二つの浴槽を持つことが出来ない小さい湯屋では昼間は女湯に、夜からは男湯にと時間で分ける湯屋や、女湯専門、男湯専門の湯屋もありました。また近くの湯屋同士で相談し、女湯にする日を決めるなど工夫して営業していました。

でもきっちり男女で分かれているのは江戸市中ばかり。江戸市中を出ると「入り込み湯」といって混浴の湯屋がほとんどでした。また、大坂では湯船だけ男女に分かれていて、入り口から洗い場までは男女一緒の湯屋もありました。

CGでは江戸時代後期の湯屋を再現していますが、この時代に現在の銭湯の原型がほぼ出来上がっています。

江戸時代の湯屋についてkindle版「浮世風呂」に美しい高画質3DCGとともに詳しく紹介しています。

歴史CG作家中村宣夫HP
たくさん作品をご覧になりたい方はこちらから。
江戸城、日本橋、長屋、吉原などなどご覧いただけます。

桂三木助師匠の独演会

桂三木助師匠の独演会

7月11日に落語家、五代目桂三木助師匠の独演会に行ってきました!師匠の独演会ではオープニング映像を流す演出を以前からやられていて、今回、中村のCGを使用して頂きました。伝統芸能とのコラボが実現しました!!

伝統的な落語なのになぜCGなのか?というと、伝統的であるが故に、時代背景が古くて噺を聞いても状況が良くわからない方が年々増えていっているので、より分かりやすく、落語の話からその世界をイメージし易くするために江戸の映像を流したい、という事でした。特に若い方は、昔のように時代劇をテレビで見る機会も少ないので、余計に落語の世界を理解するのが難しくなっているのを師匠が実感しているそうで、映像を活用し、より落語を楽しめるよう、演出されています。

そして今回、よりリアルな江戸の町を求めて、師匠から直接ご連絡頂き中村の作品を使用していただきました。
内幸町ホールでの公演で、ホールにある機材が古いのであまり綺麗に上映できないかもしれません、とおっしゃっていたのですが、拝見しましたら、舞台いっぱいの大きなスクリーンに想像以上に綺麗に投影していただき感激しました!映像制作会社の方々とホールのスタッフの方々、師匠のこだわりのお陰です。感謝感謝です。


上映内容は日本橋、長屋、吉原のcgを映像制作会社の方にいい感じに編集して頂き、オープニング映像として上映していただきました。またこの日の演目「紺屋高尾」に合わせ、花魁高尾の姿を幼少期から花魁に変化するシーンをメインに吉原での出会いの様子をエンディングに上映して頂きました。

この日の師匠の演目は1本目が「だくだく」と2本目が「紺屋高尾」でした。「だくだく」は長屋が舞台のおちゃめな長屋の住人と泥棒の爆笑のやり取りで、初心者の私にも分かりやすく、大笑いさせて頂きました。
2本目は上記にも書いた映像を使用した演目です。吉原を舞台にした「紺屋高尾」は1番人気の花魁高尾と職人の若者の3年にわたる恋の物語で、しっとりとして深いお噺で、落語=笑い、という認識しかなかった初心者の私は目からウロコ!なるほど、こういう世界があるんだと、その世界観に引き込まれました。


前座の金風亭杏寿さんの落語も現代の話題も入れてアレンジされて面白かったですし、米粒写経さんの漫才も爆笑でした!漫才もライブは初めてなので迫力があって楽しかったです!!次回も楽しみ!!

師匠の今後の講演などは公式ページからご覧下さい。次回の独演会でもCG映像が流れますので落語と共に映像もお楽しみください。

五代目桂三木助公式ホームページ

大吉原展〜東京藝術大学美術館

大吉原展〜東京藝術大学美術館

東京藝術大学美術館で開催中の大吉原展に行ってきました。

吉原を題材にした絵画を中心に展示されています。浮世絵、肉筆画と充実した展示でした。また、精密に制作された模型も見応えがありました。
特に美しかったのは肉筆画です。吉原というと浮世絵のイメージがあったので、大きなサイズで美しく彩色された作品に魅入られました。看板になっている絵も喜多川歌麿の肉筆画「吉原の花」という作品で、これを見れただけでも行った価値があると思いました。歌麿の作品の素晴らしさを再認識しました。

またこれだけ纏まって吉原の絵画が見られたのも資料的にも面白く、吉原の世界を堪能できました。もちろん図録も購入し、今後の活動に活かしたいと思っています。これだけ纏まった書籍ってなかなかないですよね。展覧会の図録はほんと助かります。


良い展覧会でしたが、春画が展示されていなかったのが意外でした。春画展では無いものの、吉原と春画は切り離せないと思うので春画も展示して欲しかった。といっても展示自体が難しいのかもしれませんね。18禁にするなどの配慮が必要になるのかもしれません。芸大美術館という施設ですし、やはりまだまだ春画の展示は難しいのかな。

東京藝術大学美術館公式HP

寛永行幸を3DCG化〜その壱

寛永行幸って知ってますか?私は最近まで知りませんでした。かなりの歴史好きの人か日本美術オタクじゃないと知らないですよね。その「寛永行幸」を知ったきっかけは、夫に「寛永行幸が400年を迎える2026年に大々的にイベントをやりたいので、その一環として『寛永行幸』をCGで再現しませんか?」というお話を頂いたからです。江戸日本橋が舞台の絵巻「熈代勝覧」の再現CGを制作していたのでそのイメージで京都の町も作りたいと思って頂けたようです。ちなみに夫は寛永行幸のことは知っていました。さすが歴史オタク。

「寛永行幸」とは寛永3年(1626年)9月6日、天皇が徳川将軍の京都での居城二条城に行幸したことで、5日間にわたる一大行事となりました。招いた将軍は大御所徳川秀忠と三代将軍徳川家光です。招かれたのは後水尾天皇、中宮和子(ちゅうぐうまさこ)と天皇一族です。※「行幸」とは天皇の外出を敬っていう語

武家に対する行幸は豊臣秀吉の聚楽第行幸以来約40年ぶりで、天皇家と徳川家の親密さをアピールしました。二条城では贅を尽くしたもてなしがなされ、京都市中では長い戦国時代の後、平和を享受する民衆が行幸に歓喜しました。残念ながら翌年に幕府の朝廷支配を告げる「紫衣事件」が起こり朝廷と幕府との軋轢が起こり、蜜月は終わりを告げてしまいますが、、、。

こちらの本はとても分かりやすく、見やすく書かれていて非常に参考になりました!

この歴史的な行幸について多くの記録が残っているそうですが、文献は正直、素人には読めないし、やはり絵画が当時の様子を知るには一番です。その中でも六曲一双の屏風にその様子が描かれた作品「二条城行幸図屏風」は圧巻です。と言っても現物は京都にあるので気軽に見に行けない!なのでまた本で楽しみます。

寛永行幸を描いた屏風はいくつか残されていますが、泉屋博古館所蔵の「二条城行幸図屏風」は御所から中立売通を行き、堀川通を南下して二条城に入城するまでの様子が描かれています。当時の煌びやかな行列の様子や、民衆がこの行幸を楽しみにして桟敷席を作り、飲み食いしながら見物している様子が描かれており、お祭りのように楽しまれていたのが伝わってきます。

六曲一双の全体図。かなり良い良い状態で残されています。現物が見たい!

参考文献:『二条城行幸図屏風の世界 天皇と将軍華麗なるパレード 』泉屋博古館編集 発行:株式会社サビア 発売:論創社

【中古】二条城行幸図屏風の世界 天皇と将軍華麗なるパレ-ド /サビア/泉屋博古館(単行本)

価格:1448円
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その寛永行幸400年の節目となる2026年に、「平和」や「文化」を考える祭典「二条城・寛永行幸四百年祭」を、京都で開催します。祭りを盛り上げるべく、こちらの本を参考に現在CG製作中!流石にこれだけの広さがあると大変です。後日途中経過もご報告します!

https://livinghistory-kyoto.com

二条城・寛永行幸四百年祭のためのクラウドファンディングもやっています!

寛永行幸の制作過程はこちらからご覧ください
『寛永行幸をcg化〜その弍〜二条城天守』

歴史CG作家中村宣夫HP
たくさん作品をご覧になりたい方はこちらから。
江戸城、日本橋、長屋、吉原などなどご覧いただけます。

鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ

鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ

鬼滅の刃ワールドツアー「絆の奇跡、そして柱稽古へ」を劇場で観てきました!前半は「刀鍛冶編」の最終回を、その後から次回作の「柱稽古」編を上映しました。

来場者に配布されるパンフレットです!

「刀鍛冶編」はテレビで観ていましたが、やはり大画面で見ると迫力が有って面白いですね。

後半の柱稽古編はコミカルなシーンも随所にあって面白かった!私的には鬼滅の刃の話全体の中で一番初めの鬼殺隊になるまでの修行のシーンが一番好きなので、今回の「柱稽古編」は修行シーンが多いのでは、と期待しております。人として成長していく過程が面白いのか、目標に向かって鍛錬していくシーンが好きなのか。バトルシーンが実は苦手なので、このシリーズは特に楽しみなのでテレビシリーズが待ち遠しいです!!