鬼滅の刃 柱稽古編

鬼滅の刃柱稽古編が始まりました。
今回はいよいよ佳境に入る前の序章的な感じでしょうか。オリジナルストーリーも多めで、それぞれの柱のエピソードが見れそうな展開で楽しみです。


制作会社のユーフォーテーブル様とは「鬼滅の刃」よりも前、「刀剣乱舞」からお世話になっているので、もう6〜7年くらいになるでしょうか?
中村のCGは純粋に日本家屋なので、それを動くアニメに使用してもらっているわけですが、どの様な工程を経て鬼滅の世界に作っていっているのでしょう。CGを動画にするのはかなり大変な作業なのでそれを考えると、アニメの技術はすごいなといつも思っています。CGの技術と昔ながらのアニメ制作の技術を合わせて素晴らしい躍動感のある作品にしているんでしょうね。と、色々楽しみに今回も観たいと思います!

寛永行幸をcg化〜その弍〜二条城天守

寛永行幸400年祭のためにCG制作を始めました。寛永行幸が行われた京都には当時の建築物が多く残っています。中村は、現物が残っている建造物は本物を見れば良いのでCG化する必要があるのか?という考えなので、今まで京都の町を再現することには消極的でした。しかし、今回、寛永行幸400年祭を開催したいとお話を頂き、CGで行幸の様子を再現し始めています。

こちらは二条城の天守です。1750年に落雷により焼失してしまいましたが、寛永行幸の時代には天守がありました。結構大きな天守で、石垣の下から見上げると迫力があります。京都は寺院と公家のまち、といったイメージで、武士のイメージがありませんが、京都に武士の象徴である天守があったら全く違うイメージだったかもしれません。

大きく美しい天守です

二条城を制作するにあたって二条城の図面と洛中洛外図屏風を参考に制作しました。出来てみると絵で見るのと全く違う印象です。特に日本画はそのままのものをそっくり映しとる、という絵画では無いので、CGにすると、なるほど、実物はこういう感じだったんだ〜とちょっと感心します。ちなみに塀の奥には御殿がありますが、人の目線からは見えません。そのための城壁ですね、、、。

こちらは天守と反対側の通り、堀川通から見た二条城。中央に天守が見えます。

寛永行幸は京都御所を出て中立売通を通り、堀川通を南下して二条城に入りました。3枚目のCGがその堀川通です。ここを絢爛豪華な公家と武家の行列が続いていたわけですね。

鬼滅祭 アニメ伍周年記念祭

昨日鬼滅祭に行ってきました〜!久しぶりの幕張メッセ、すごい人で他のイベントの波に呑まれ、会場を間違えそうになったりしながら到着。関係者入口から入ってイベント会場へ。

全く事前に調べないで行ってしまったのでとりあえずウロウロしていたらキャラの着ぐるみ写真撮影会が!すごい人でしたが並んで順番に前に出れるのでバッチリ撮れます!結構可愛い!

また、声優さんたちのトークショーも見られました!こちらは見られると思っていなかったのでラッキーでした!下野 紘さん、花澤 香菜さん、河西健吾さん、岡本 信彦さんのサイコロトークで、あの懐かしのライオン提供の番組の曲(なにが出るかな〜♪)も使われていて、懐かしい〜!

その他パネル展示やゲーム、各企業のグッズブースなどありました。2日目に行ったのでグッズは売り切れてるグッズも多かったです。

お土産は善逸のストラップにしました〜!

こちらこの春発売されるカップラーメン押さえるアレです。ちょっと欲しいかも

一番見応えがあったのは、やはりイラスト展示ですね。どれも綺麗ですごいな〜、プロだ〜、というのが素直な感想です。(馬鹿っぽい感想ですが)それと、アニメを作る工程が分かるような、ワンシーン動画です。手書きのスケッチ状態のアニメから、完成までの絵を切替えて見せてくれています。いずれも撮影禁止エリアなので会場に足を運ばないと見れないので、是非来年会場でご覧頂きたい!アニメの丁寧な制作工程が分かるし、クオリティの高さを実感します。優秀なアニメーターさんのお陰で良い作品が楽しめるんだと実感しますね。

大きなスクリーンに日論刀のディスプレイがありました。江戸の町や吉原CGとのコラボ!

関係者入口から入ったので最後に入口の門へ。

寛永行幸を3DCG化〜その壱

寛永行幸って知ってますか?私は最近まで知りませんでした。かなりの歴史好きの人か日本美術オタクじゃないと知らないですよね。その「寛永行幸」を知ったきっかけは、夫に「寛永行幸が400年を迎える2026年に大々的にイベントをやりたいので、その一環として『寛永行幸』をCGで再現しませんか?」というお話を頂いたからです。江戸日本橋が舞台の絵巻「熈代勝覧」の再現CGを制作していたのでそのイメージで京都の町も作りたいと思って頂けたようです。ちなみに夫は寛永行幸のことは知っていました。さすが歴史オタク。

「寛永行幸」とは寛永3年(1626年)9月6日、天皇が徳川将軍の京都での居城二条城に行幸したことで、5日間にわたる一大行事となりました。招いた将軍は大御所徳川秀忠と三代将軍徳川家光です。招かれたのは後水尾天皇、中宮和子(ちゅうぐうまさこ)と天皇一族です。※「行幸」とは天皇の外出を敬っていう語

武家に対する行幸は豊臣秀吉の聚楽第行幸以来約40年ぶりで、天皇家と徳川家の親密さをアピールしました。二条城では贅を尽くしたもてなしがなされ、京都市中では長い戦国時代の後、平和を享受する民衆が行幸に歓喜しました。残念ながら翌年に幕府の朝廷支配を告げる「紫衣事件」が起こり朝廷と幕府との軋轢が起こり、蜜月は終わりを告げてしまいますが、、、。

この歴史的な行幸について多くの記録が残っているそうですが、文献は正直、素人には読めないし、やはり絵画が当時の様子を知るには一番です。その中でも六曲一双の屏風にその様子が描かれた作品「二条城行幸図屏風」は圧巻です。と言っても現物は京都にあるので気軽に見に行けない!なのでまた本で楽しみます。

こちらの本はとても分かりやすく、見やすく書かれていて非常に参考になりました!

寛永行幸を描いた屏風はいくつか残されていますが、泉屋博古館所蔵の「二条城行幸図屏風」は御所から中立売通を行き、堀川通を南下して二条城に入城するまでの様子が描かれています。当時の煌びやかな行列の様子や、民衆がこの行幸を楽しみにして桟敷席を作り、飲み食いしながら見物している様子が描かれており、お祭りのように楽しまれていたのが伝わってきます。

六曲一双の全体図。かなり良い良い状態で残されています。現物が見たい!

参考文献:『二条城行幸図屏風の世界 天皇と将軍華麗なるパレード 』泉屋博古館編集 発行:株式会社サビア 発売:論創社

【中古】二条城行幸図屏風の世界 天皇と将軍華麗なるパレ-ド /サビア/泉屋博古館(単行本)

価格:1448円
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その寛永行幸400年の節目となる2026年に、「平和」や「文化」を考える祭典「二条城・寛永行幸四百年祭」を、京都で開催します。祭りを盛り上げるべく、こちらの本を参考に現在CG製作中!流石にこれだけの広さがあると大変です。後日途中経過もご報告します!

https://livinghistory-kyoto.com

二条城・寛永行幸四百年祭のためのクラウドファンディングもやっています!

写真で愉しむ三越アーカイブス

1月17日から日本橋三越本館1階中央ホールにて「写真で愉しむ三越アーカイブス」を開催しています。

こちらのイベントでVR江戸時空「日本橋編」を上映していただきました。1月17日〜19日までの3日間でしたがたくさんの方にご覧頂き、ありがとうございました。また、まさにここ、越後屋で上映して頂き感激です!日本橋の方々に見て頂けて本当に嬉しい限りです。

「VRのポップ作る」と言われていたので、え?そんなしょぼいの?って思っていたら、こんな上品なデザインのパネルでした!これはポップじゃ無い、、、。
VRでイベントの様子が見れます!まりんちゃんの振袖姿が可愛い💕

今回の上映会は株式会社EJE様にお任せだったので、VRゴーグルで2席設けている、ということ以外分からず、どのようなイベントでどのように展示されているのか、会場に行くまで知らなかったので、ちょっとドキドキでした。2席だし隅っこの方で地味な展示なんだろう、と思っていたら、中央ホールってあの有名な三越の階段のあるスペースだったんですね。流石の三越!上品で格式高く、驚き、というか感激しました!

越後屋の看板。「現金」ではなく「現銀」なんですね!庶民は銀を使っていた、ってことですね。

メインの展示は三越の歴史を語る浮世絵やポスターなどで、浮世絵好きの私は、まさかここで浮世絵鑑賞ができると思っていなかったのでラッキーでした!さらにテンションを上げながら越後屋の貸傘のレプリカに感激し、明治〜昭和のポスターや雑誌など、貴著な作品を見れて展示会として大満足でした。

越後屋の貸傘。これをお得意様に貸してたんですね。お客にとってはステイタスシンボルです。有名ブランドの紙袋を持つのと同じですね。
江戸時代の浮世絵に描かれた越後屋。
三越百貨店のポスター。一番左の「全館落成」に描かれている場所がまさにここ。歴史を感じます。
「みつこしタイムス」という三越の小冊子です。可愛い!
日本橋三越の建物は重要文化財になっています。大理石には巨大なアンモナイトが!!

明日から展示内容が変わるようですが、とても見応えがあって、良いイベントでした。さすが、本物は違うな。そんなところでVRを上映して頂き本当に感謝です!

謹賀新年

新しい年になりました。今年もよろしくお願いします。

昨年開催致しましたVRイベント江戸時空「日本橋編」の再上映が決まりました。

開催場所:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール

開催日:1月17日~19日(サポート時間:11時~17時or18時)

参加費:無料  座席数:2席

当時の江戸の街並みから越後屋の散策をお楽しみください(約8分)

Kindle出版にチャレンジ・後編/Kindle Comic Creatorと格闘編

かなり遠回りをしてしまいましたが、Kindle Comic Creatorで再度電子書籍を作ります。結果的にKindle Comic Creatorで出版できたので詳しく説明します。
Kindle Comic Creatorを開いて「新しい本を作成」をクリック。


言語や縦横などを選び、サイズを入力します。画集などはダブレットで読まれる方が多いそうなのでこちらもタブレットサイズに。小説などを読む方はスマホで読まれる方が多いかもしれませんね。「続ける」をクリックして次の設定へ。


タイトルや著者、出版社(法人ではなくてもok。私はこのブログ名をそのまま使います。)を入力し、カバー画像を選択。保存先をきちんとセレクトしないとMACの中で迷子になっちゃいますのでちゃんとセレクトして、「ページの追加を開始」をクリック。


すると、ファイルをセレクト出来るので事前に用意していたjpg画像を全て選びます。
すると1画像1ページで出来上がり!もちろん後からでも左上のアイコンをプチっとしてページの追加や削除も出来るし、ページの順番も変更できます。


本の形が仕上がったら、「ファイル」から「KF8ブックとしてエクスポート」を選ぶと電子書籍が出来上がり!

KindlePreviewerをダウンロードしてプレビューしてみましょう!
やっと出来た〜と思ったら、今度は色が変。bookで見た時は大丈夫だったよ??分からない。もう一度やり直して、ん〜おかしい。と気がついた!!Illustratorで編集したので、CMYKのままだった!普段は印刷物をデザインしているので、CMYK設定じゃ無いと大変なことになるけど、こちらはweb。RGBじゃないといけなかった、、、。もしかしたらpagesでエラーになったのもこのせいかもしれません。なんてこった!ということは、もう一度Illustratorに戻って全てRGBにして作り直し、、、。そうだよね。RGBだよね。うん。普段印刷媒体を作っている人は要注意ですね。

作り直して書き出したjpgを再度Kindle Comic Creatorに入れて、今度こそ、出来ました(泣)。
Kindleダイレクトパブリッシングにデータをアップしたら、今度はok! 値段を設定し、アンリミテッドの設定もして、無事出版に漕ぎ着けました!なんだかんだ、出版を決めてから1ヶ月。簡単に出来るよ〜、って聞いたけど、50ページの本に1ヶ月って、、、。結構大変。でも2冊目はきっともう少し楽に出来るはず、、、。多分。今回は文章少かったので2冊目はもう少し文章書いて、ページ数も増やさねば。ライター業務も頑張るぞ!

Amazonにて販売中です!

Kindleで電子書籍出版始めました!

Ukiyoe-3dimensionsシリーズとして中村宣夫作品集を出版致しました。第一弾は江戸城です。

家康、秀忠、家光の築いた三天守と建造されなかった四つめの天守。江戸城全景、将軍の生活、大名登城、役人、大奥の作品を集めました。是非Amazonにてご覧下さい!
今まで出版社の仕事をしていた割に、というか出版社と仕事をしていたせいか、自分達で本を出版する事を考えた事がありませんでした。なのに、なぜ今さら?
実は先月のイベント江戸時空に若い頃勤めていた会社のコピーライターの「むう」さんが遊びに来てくれました。私と同世代で子育てもしていた彼女は、今でもちゃんとコピーライターもしていて、ショートショートの編集もしてKindleで出版していました。すごい。静かな人なのにパワフル!そんな彼女が電子書籍出版を勧めてくれました。(おまけに舞台の台本も書いていた、、、刺激されます)

実は今まで紙での出版は考えたことがあったのですが、電子出版を考えた事が無かったので、結構衝撃でした。私的には本は紙が好きで漫画以外はほぼ紙の書籍。手元に残る感じも好きです。特に画集や専門書関係は、学生の頃からずっと残しています。断捨離してもこの辺だけは捨てられない、、、。
でも本は紙、という概念は古いですね。特に写真集や作品集はデジタルの方が気軽で綺麗かもしれません。印刷や紙によって色も作品の表情も変わりますから。元々デジタル作品ですしね。作品もネタもあるし、Kindleなら簡単に出来るよ、とむうさんにアドバイスを受けて、早速その気に。
Kindleで美術書を多く出版しているTAPIRUS出版の渋谷漠さんを紹介してもらって、初心者の私に色々教えてくれました!凄い良い方で、マヌケな私に色々アドバイスしてくれて、背中を押してもらいました(T ^ T)

むうさんも渋谷さんも執筆。
vol.11まで発売されてる人気ショートショートマガジンです。
Kindleで人気のアートブックをたくさん出版しているTAPIRUSさん

出版するための編集と電子書籍にした時のマヌケな顛末はまた次回。

江戸を精密再現したイベント開催

VRで江戸時代にタイムトラベルできるイベント「江戸時空」が9月1日からカレッタ汐留にて開催します

歴史CG作家・中村宣夫と先進映像TECH共創ラボ- EJEVAR(エジェバル)がコラボレーション。精密再現された寛永時代の江戸城本丸御殿と日本橋、裏長屋、吉原を先端VR技術でタイムトラベル体験。

東京ではなく江戸と呼ばれていた時代。わずか150年前のことなのに、その時代の人たちがどんな町でどんな生活をしていたのか知りません。

もっと江戸を身近に感じて欲しいから。3DCGで町を蘇らせました。

日本橋の町の美しさや、長屋の狭さ、吉原の妖艶さ、そして江戸城の壮大さ。全て視覚から理解できます。

EJEVARの5つのコンテンツ「DOME ROOM」「CUBE ROOM」「SURFACE」「HEAD MOUNTED DISPLAY」「LANTERNA」で江戸の町を旅してみませんか?

「DOME ROOM」「HEAD MOUNTED DISPLAY」では江戸城御殿内部、日本橋、裏長屋は当時の生活の様子をナレーション付きで詳しく上映致します。

「CUBE ROOM」では3面に投影される美しい映像をお楽しみください。

「SURFACE」では中村宣夫の過去の作品をスライドショーとして上映。ドームやキューブでご覧頂けない、江戸各所や江戸城4天守を上映します。

「LANTERNA」はカフェや生活の一部に江戸を感じられるディスプレイです。江戸時代の日本人にとってアートは生活の一部。そんな生活を現代の最新技術で再現します。

歴史好きの方だけでなく、歴史が苦手な方にも江戸を身近に感じていただけるイベントです。

江戸VRのイベントを準備中

中村の3DCGをVRにしたイベントを準備中です。

おしゃれなカレッタ汐留のEJEVARを江戸の空間にします!

江戸時代の日本橋、裏長屋、吉原、そして江戸城御殿の内部をVRにしました。かなりクオリティの高い作品で、内容も濃く出来ていると思います。ナレーション付きで江戸をわかりやすく解説します。

その分制作に時間が掛かっておりまして、本当は春の予定が夏になり、秋も近づく頃やっと実現の目処が立ってきました。

初めて本格的なイベントの開催をするので「あれもこれもやりたい」と「あれもこれもやらなきゃ」とバタバタしております。V広報活動も初なので戸惑う事ばかりです。

でもサポートしてくださる皆様のお陰でどうにか近日中に開催のお知らせが出来そうです。