溜息が出るほど美しい、、、ステンドグラス美術館〜小樽芸術村

溜息が出るほど美しい、、、ステンドグラス美術館〜小樽芸術村

北海道小樽にあるステンドグラス美術館に行って来ました。娘のリクエストで行ったので、全く前知識無しで来館。日本のステンドグラスってどうなの?と疑いながら訪れたのですが、大きく裏切られました!

圧倒的な美しさのステンドグラス


入ってすぐ、仄暗い館内の正面にいきなり、美しいステンドグラスが現れ、すでにそこはヨーロッパの教会の様でした。

神とイギリスの栄光


明治時代に建造された旧荒田商会・旧高橋倉庫を改装して作られた美術館は木造で、古い教会の雰囲気を醸し、そこに色とりどりの美しいステンドグラスがイルミネーションのように輝いていました。

そこはイギリスの教会


こちらに展示されているステンドグラスはすべてイギリスの教会から引き取られてきた作品。そうです。本場イギリスのステンドグラスだったのです。

磔刑図

19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで制作され、実際に教会の窓を飾っていたステンドグラスです。近年イギリスでは諸事情により、多くの教会が取り壊されてしまいましたが、これらの作品は破壊を免れ、時代の流れの中で数奇な運命を辿り、日本へやって来ました。ステンドグラスに描かれた図像や文字には、ヴィクトリア女王の統治していた華やかな時代からエドワード朝時代、そして第一次世界大戦へと進んでいくイギリスの歴史が凝縮されています。(ステンドグラス美術館公式HPより)

祈り


キリスト教は教会や絵画の美しさで信者を増やしたのではないかと常々思っておりますが、信仰に目覚めてしまいそうなほど、美しいです。

最後の晩餐


キリスト教に詳しい信者の方でなくても有名なモチーフも多く(『最後の晩餐』や『種を蒔く人』など)分かりやすいです。でももう解説も何も要らないくらい圧倒的な美しさです。高度な技術で製作されているので、絵で描いたように色彩も形状も細かく表現されています。

種を蒔く人

小樽芸術村

ステンドグラス美術館は小樽芸術村の1つです。小樽芸術村は明治初期、小樽が栄えた時代に作られた木骨石造倉庫や銀行建築などを改修し、
国内外の美術品や工芸品などを収集、展示する美術館にしています。あの、家具で有名なニトリグループが運営しています。

ステンドグラス美術館・旧三井銀行小樽支店(重要文化財)・似鳥美術館・西洋美術館・浮世絵美術館の5つの施設があり、徒歩10分圏内で幅広い芸術に触れることができます。

アクセス・入館料

  • 入館料
  • ステンドグラス美術館 (一般)1200円(大学生)1000円(高校生)700円(中学生)600円(小学生)300円
  • 旧三井銀行小樽支店  (一般)500円(大学生)400円(高校生)300円(中学生)200円(小学生)200円
  • 似鳥美術館      (一般)1200円(大学生)1000円(高校生)700円(中学生)600円(小学生)300円
  • 西洋美術館      (一般)1200円(大学生)1000円(高校生)700円(中学生)600円(小学生)300円
  • 浮世絵美術館     (一般)1400円(大学生)1000円(高校生)800円(中学生)600円(小学生)400円
  • 5館共通券       (一般)3500円(大学生)2700円(高校生)2100円(中学生)1400円(小学生)900円
旧三井銀行小樽支店

開館時間  [5~10月] 9:30〜17:00  [11~4月] 10:00~17:00

休館日 [5~10月] 毎月第4水曜日 [11~4月] 毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始

アクセス  JR札幌駅から函館本線小樽行きに乗車し、JR小樽駅下車、駅前から〈タクシー約3分〉〈徒歩約10分〉

美術館によってスケジュールが変更になる場合がありますので、下記公式HPから最新情報をご確認ください。

小樽芸術村公式HP https://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/

イサム・ノグチのアートが楽しめる公園〜モエレ沼公園

イサム・ノグチのアートが楽しめる公園〜モエレ沼公園

モエレ山に向かう直線の道。モエレ山にはさまざまな『道』があります

札幌旅行で行った公園『モエレ沼公園』を紹介します。
札幌からバスと電車を乗り継ぎ、約50分。美しい『モエレ沼公園』に到着です!

モエレ沼公園東口から入りました。紅葉が始まって美しい並木道

公園全体が彫刻!

ここ、『モエレ沼公園』は基本設計を世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけました。「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに作られた公園です。イサム・ノグチの代表作でもあるこの公園は、アートが好きな人、自然を求めている人、まったりしたい人、映え写真が欲しい人にピッタリです!

日本とは思えない、モエレ沼の風景

モエレ沼は公園をぐるりと囲んでいる沼で、その地名はアイヌ語の「モイレペッ」(意:静かな水面・ゆったりと流れる)を由来としています。沼に掛かっている橋と沼の景観はヨーロッパのようです。

ガラスのプラミッド『HIDAMARI』

公園のシンボルとなっているガラスのピラミッド『HIDAMARI』やモエレ山、モエレビーチ、海の噴水、プレイマウンテン、サクラの森、テトラマウンド、ミュージックシェル、アクアプラザなどが配置されています。一つ一つがイサム・ノグチのアート作品です。作品の中に入り込んでいる感覚になれます。

『HIDAMARI』内部。この日は曇っていたのですが、天気の良い日だったら本当に陽だまりが出来て幸せな気分になれそう。
ピラミッドの1階にあるイサム・ノグチの作品。水が流れていて作品全体の心臓みたい。

ところでイサム・ノグチって誰?

イサム・ノグチ1904-1988)は日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれました。幼少期を日本で過ごし、アメリカとフランスで彫刻を学びました。東洋と西洋の感性を併せ持つイサム・ノグチは20世紀を代表する彫刻家です。

イサム・ノグチ

作品の候補地を視察するためにノグチが札幌市を訪れたとき、モエレ沼の内陸部は不燃ゴミの埋め立て地として利用されていました。ゴミの舞い散る大地に立ち、ノグチは「人間が傷つけた土地をアートで再生する。それは僕の仕事です。」と言い、モエレ沼公園の計画に参加することを希望しました。(モレエ沼公式HPより)

『あかり (Akari)』シリーズ

しかし、計画途中でイサム・ノグチが急病のため、亡くなってしまいました。イサム・ノグチの死後、工事が開始され、イサム・ノグチの遺作として2005年この公園は完成しました。

テトラマウント。ステンレスの三角錐と芝生で構成された作品

『HIDAMARI』の中にイサム・ノグチ・ギャラリーもあります。興味のある方はこちらで詳しく調べることができます。

モレエ沼公園の楽しみ方

イサム・ノグチの遺作を堪能する!公園自体がイサム・ノグチの代表作です。地球の自然を再現したような山や噴水、林と共に人工的なガラスのピラミッドが妙にマッチしています。彼の世界観に浸ってみよう。

この日は天気が悪かったのですが、モエレ山の上に太陽が!!歓迎してくれているようで、感激です!
モエレ山の頂上に続く道、なだらかな階段

189haと広大な公園ですのでレンタサイクルがおすすめです。2時間たっぷり回りました。歩きも良いですが、ぜひレンタサイクルですべての作品を堪能してほしい!レンタサイクルなら色々な角度から鑑賞できます。そしてお気に入りの場所を見つけて欲しい。リスにも会えました!

モエレ山の山頂。野球場とテニスコートが見えます。

陸上競技場や野球場、テニスコートなどもあります。申請して施設の利用も出来ます。

プレイマウンテン。ピラミッドや古代の遺跡を思わせます。

ピクニックのようにお弁当とマットを持って来て1日ごろごろするのもオススメです!子供やペットと日がな一日まったりしたい!子供のための遊具もあります。

プレイマウンテンの頂上へ

結婚式の前撮りと思われる一団もいました!美しい風景をバックに幸せそうなカップル!良いですね〜。カップルじゃなくても映え写真を求めて色々な角度から写真を撮ってみましょう!

一部整備中だったようです。これだけの公園を完璧に整備していてすごいな〜と思います。札幌の方の公園に対する愛情を感じます。

海の噴水も美しいそうですが、時間が合わず、見ることができませんでした。残念!
4月29日〜10月20日の期間やっています。噴水の時間が決まっているので公式HPで最新情報をチェックしてください。

今回は秋に行ったのですが、春には桜が咲き、夏には噴水や水遊びゾーンもあり、冬の雪の季節には真っ白になった風景が見られます。また季節を変えて訪れたい公園です。

アートの本来の姿を感じられる公園です。身近にあり、心を癒してくれる存在であり、自分を見つめ直すことができる作品。この素晴らしい公園に是非足を運んでみてください。

モエレ沼公園アクセス(入園無料)

札幌市営東豊線『さっぽろ』駅から『環状通東』駅下車(3駅・乗車時間6分)→
中央バス『あいの里教育大駅前行き』もしくは『中沼小学校通行き』に乗って『モエレ沼公園東口』下車(乗車時間約25分)

  • レンタサイクル
  • 4月29日〜10月15日/9:39~17:00(受付終了16:00)
  • 10月16日〜11月3日/9:39~16:00(受付終了15:00)
  • 利用料金(1時間)普通車100円〜
綺麗な小道を見つけました!モエレ山に続く道です。

モエレ沼公園公式HP https://moerenumapark.jp

3泊4日 北海道旅行費用 全部公開!

3泊4日 北海道旅行費用 全部公開!

埼玉県在住の筆者が3泊4日で北海道旅行(札幌〜小樽)に行った費用を公開します!航空機、ホテル代、食費、その他諸々全公開です!娘と2人旅、9月末から10月頭にかけてなのでオフシーズンの料金です。(すべて2人分の料金です)

航空券+ホテル代

まずは必須の航空券と宿泊費用ですが、それぞれ予約をとる方法と、ホテルと航空券をまとめて予約する方法があります。飛行機は特に予約する方法によって金額が大きく変わります。圧倒的にセットで予約した方が安いので、航空券+ホテルのプランを予約することにしました。
私は楽天ヘビーユーザーなので、旅行も楽天トラベルを利用。他のツアー会社も安いプランがあるだろうと一応調べましたが、結果的に楽天トラベルが一番安かったです。

娘がインスタで見つけて絶対ここに泊まりたい!と言ったので、『由縁』に泊まりました。航空券とセットがあって良かったです!

季節、航空会社と時間帯、ホテルによって金額はかなりの変動があります。時期的には安い時期だったと思います。ホテルは最安値のホテルを選ぶと、さらに2万円くらい抑えることもできます。食事はすべて外食にしたので素泊まりです。
今回は往復新千歳、ホテルも3泊とも同じにしましたが、楽天トラベルでは空港も往復で別の空港ホテルも1泊ずつ別のホテルに変更することが可能です!そして細かく料金も変わります。

交通費(航空券以外)

埼玉県在住ですので、行きの羽田空港までの電車賃、帰りのエアポートリムジン、札幌・小樽で必要な交通費です。ちなみに札幌はPASMO、Suicaが利用出来ますので、チェージしてから行くと現地で戸惑わずに済むのでオススメです。

  • 埼玉県川越市から電車での羽田空港 (行き)    1082円×2=2164円 
  • 羽田空港から川越までのエアポートリムジン(帰り)  2200円×2=4400円
  • 札幌市内移動の電車賃  4000円
  • 札幌市内移動のタクシー(サッポロビール園まで)  1310円×2=¥2,620
  • 札幌〜小樽往復電車賃  (往)800×2=1600円 (復路・指定席)1640×2=3280円

サッポロビール園まではバスも利用出来ます!今回は、バス乗り場が分からなくて少し迷子になってしまったのでタクシーを利用しました。
また、エアポートリムジンは帰り、ヘトヘトで都内で大荷物を持って乗り換えをする元気が無かったので値段よりも楽さを取りました、、、。寝て川越まで戻れて良かった!

食事代


北海道に行ったら太って帰って来る!と言われるくらいのグルメな北海道!実際どのくらいかかったか公開です!(料金は食事は2人分、おやつは2人分の時と1人分の時があります)

  • 1日目
  • 昼食   すみれ本店 味噌ラーメン  2600円
  • 夕食   サッポロビール園ジンギスカン(食べ放題、飲み放題付き) 10400円
  • 2日目
  • 朝食   1日目に購入したパン 1180円
  • 昼食   小樽三角市場での海鮮丼  3500円
  • カフェ  小樽北一ホールでケーキセットとビール飲み比べ 2300円
  • おやつ  メロンソフト  800円
  • 夕食   ススキノのラーメン横丁『しみじみ』でラーメン 1900円
  • 3日目
  • 朝食   1日目に購入したパン
  • 昼食   さとらんどの食堂のミルクラーメンと味噌ラーメン 1700円
  • おやつ  さとらんどのアイスクリーム 800円
  • 夕食   札幌二条市場で海鮮丼  3680円
  • 夜カフェ 雪印パーラーでパフェ 2960円
  • 中央公園で食べ歩き ポテト、牛タン食べ比べ、ザンギ、日本酒  2400円
  • 4日目
  • 朝食   1日目に購入したパン
  • 昼食   白い恋人パークでスープカレー  3778円
  • カフェ  白い恋人パークでパフェセットとケーキセット  3100円
  • おやつ  白い恋人パークで生チョコサンド 600円
  • おやつ  新千歳空港でポテトとアイスクリーム 1000円
  • 夕食   飛行機の中で食べるためのおにぎり 950円
  • その他4日間のジュース、水、お菓子など 1513円

入場料など

色々見学するには入場料が必須になります。公立は高くありませんし、無料の場所もあるのでそんなにはかかりませんでした。

  • 赤れんが庁舎  300×2=600円
  • さっぽろテレビ塔 1000×2=2,000 円
  • さとらんど SLバス  400×2=800 円
  • モエレ沼公園 レンタサイクル(2時間) 200×2=400 円
  • 小樽ステンドグラス美術館 (一般)1200+(学生)1000=2200円
  • 旧三井銀行小樽支店 (一般)500+(学生)400=900円
  • 白い恋人パーク 有料エリア入場料 800×2=1,600 円
  • 白い恋人パーク お絵描き体験 1800×2=3,600 円

お土産代

旅行に行ったらお財布の紐が緩んでしまいますよね、、、。

  • 小樽オルゴール堂(オルゴールの万華鏡など) 9020円
  • 小樽ルタオ(お菓子) 5604円
  • 小樽北一ガラス(ガラスの花器やお酒など) 7401円
  • 赤れんが庁舎 (スケッチブック) 600円
  • 新千歳空港(お菓子やジュースなど)5246円
  • サッポロビール園(ビールやコースターなど)2510円
  • 白い恋人パーク (白い恋人とグッズ)  6749円

合計金額は・・・

  • 航空機+ホテル代 115,200
  • 交通費  18064円
  • 食事代  45161円
  • 入場料など  12100円
  • お土産代  37,130円

2人での北海道旅行、改めて計算すると結構かかったな〜っていう思いと、20万くらいかな、と思っていたので、まあ、予算内といったところでしょうか。カニとかバンバン買うとお土産代ももっと高くなるし、ホテルのグレードを上げたり下げたりすると数万円の違いが出てくるので、予算を全体に抑える場合は、ホテルのグレードを下げる、お土産を控えめするなどすれば数万円安く出来ただろうな〜と思います。北海道旅行の参考にしてください!









オススメ日本旅

オススメ日本旅

日本の歴史を感じられるスポットを紹介します。日本は災害や戦争で古い街並みが残っている場所は少ないですが、ここに行けば日本文化を感じられる場所を紹介します。

世界遺産 川越祭

2023年10月18日