日本の歴史を感じられるスポットを紹介します。日本は災害や戦争で古い街並みが残っている場所は少ないですが、ここに行けば日本文化を感じられる場所を紹介します。
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日本の文化と歴史を探究、発信するブログ
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木曽福島宿から妻籠宿に行きました。宿場町といえば妻籠宿というくらいの代表的な宿場を初体験。
木曽福島宿から車で1時間くらい。妻籠には第1〜第3と中央駐車場の4つ公営駐車場があるので助かります。普通車用で宿場の真ん中辺りにある第2駐車場(1日500円)に車を止め、いざ妻籠宿へ。
駐車場から路地を通って中山道に入っていくのですが、その路地が見えた時点でもう異世界。びっくり。もう江戸時代です。
古い家が並ぶ中山道に出たら、もう、圧倒されました。昔はどこもかしこもこんな町だったんだろうな〜と思うと感動しました。
日本は本当に美しい。こんなに美しい町並みを残してくださっている木曽の方々に本当感謝しかありません。ここに住まわれているからこそ管理も行き届き、景観を保たれているのでしょう。歴史的建造物の民家1軒1軒も素晴らしいですし、本陣や脇本陣も素晴らしい。路地も美しい。水車も美しい。ショックです。良い意味で。
この日は雨が降っていたのですが、雨の宿場町は情緒があって美しいです。宿場町と雨はよく似合う。また雨のせいか、夏休みもギリギリのせいか、単なる雨じゃなくて台風が近づいていたせいか、観光客が少なく、ラッキー。120%妻籠宿を堪能しました。
木曽檜のグッズも買って五平餅も食べて大満足!
土産は木曽檜のお店で檜の箸とトング、妻籠宿が彫られている升を買ってきました!他にも色々檜のお盆やカップ、桶などなどあってあれもこれも欲しかったのですが、流石に予算オーバーしてしまうので諦めました、、、。
明治時代、日本に来日した外国人が日本が美しかったと書き残しています。そんなに日本って美しいかな〜と思っていましたが、彼らがこの風景を見ていたのだとすると、本当に当時の日本は美しかったのだと思いました。木曽の山々も美しく、日本の美しさを再認識した旅でした。
浮世絵って同じような絵ばっかり、と思っている人って結構多いような気がします。江戸時代は長いので、版画の技術や流行で絵も変化しますし、また、たくさんの作家がいるので、似ているようでも絵のタッチも構図も個々に個性があります。
今回は風景画の中の人物の顔の違いを比較してみたいと思います。浮世絵の風景画が人気になったのは、北斎の富嶽三十六景からです。江戸の人は旅好きでしたが、現代のように交通手段があるわけではありませんから、実際にはそう簡単に旅行に行けないので、風景画を眺めて思いを馳せたんですね。今、私たちが旅行に行けないから、ネットで世界の観光地をリモート旅行するのと同じ気持ちです。
風景画にはガイドや絵はがき的な要素だけでなく庶民の生活も描かれていて、その表情も様々です。美人画や役者絵の様に気合が入っていなくて、決まったポーズも無いですし、素朴な4コマ漫画のイラスト的な絵が多く、興味深いです。また、当時の風俗も分かり、史料にもなりますね。
まずは歌川広重。広重は細かく一人一人丁寧に表情が描かれていて、まるで会話が聞こえてきそう。生真面目な広重の人間愛を感じます。東海道五十三次から3つ紹介します。
葛飾北斎は風景画では、あえて顔を描かない作品が多いですね。傘で隠れているとか。やはり全体の構図で勝負です。ですが、北斎に出てくるおじさんは愛らしい。「神奈川沖浪裏」の船にしがみついてる人もちょんまげ頭しか見えないのに可愛い。北斎の顔、といえば北斎漫画ですが、それは今度、いつか。
次は渓斎英泉。英泉は若干、人のバランスが悪いなと思ってましたが、よく考えてみたら、日本人体型、、、、。庶民はこんな感じだよね。リアルかも。表情もよく描き込まれてます。歌川広重と渓斎英泉の合作の「木曽海道六十九次」から紹介します。
歌川国芳は武者絵や戯画などが中心ですが、やはりこの時代は風景画が人気なので国芳も描いています。江戸っ子の国芳っぽい、賑わいを感じます。
喜多川歌麿は少し前の世代なので残念ながら風景画は見つからなかったのですが、美人画の背景に江ノ島の風景と観光客が丁寧に描かれていて、珍しいと思います。江ノ島は江戸から気軽に行けるし、人気の観光地だったんですね。
改めて風景画をじっくりと見てみましたが、色々な発見があって面白いですね。当時の人の間で風景画がヒットしたのが分かる気がします。