
札幌旅行で行った公園『モエレ沼公園』を紹介します。
札幌からバスと電車を乗り継ぎ、約50分。美しい『モエレ沼公園』に到着です!

公園全体が彫刻!
ここ、『モエレ沼公園』は基本設計を世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけました。「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに作られた公園です。イサム・ノグチの代表作でもあるこの公園は、アートが好きな人、自然を求めている人、まったりしたい人、映え写真が欲しい人にピッタリです!

モエレ沼は公園をぐるりと囲んでいる沼で、その地名はアイヌ語の「モイレペッ」(意:静かな水面・ゆったりと流れる)を由来としています。沼に掛かっている橋と沼の景観はヨーロッパのようです。

公園のシンボルとなっているガラスのピラミッド『HIDAMARI』やモエレ山、モエレビーチ、海の噴水、プレイマウンテン、サクラの森、テトラマウンド、ミュージックシェル、アクアプラザなどが配置されています。一つ一つがイサム・ノグチのアート作品です。作品の中に入り込んでいる感覚になれます。


ところでイサム・ノグチって誰?
イサム・ノグチ(1904-1988)は日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれました。幼少期を日本で過ごし、アメリカとフランスで彫刻を学びました。東洋と西洋の感性を併せ持つイサム・ノグチは20世紀を代表する彫刻家です。

作品の候補地を視察するためにノグチが札幌市を訪れたとき、モエレ沼の内陸部は不燃ゴミの埋め立て地として利用されていました。ゴミの舞い散る大地に立ち、ノグチは「人間が傷つけた土地をアートで再生する。それは僕の仕事です。」と言い、モエレ沼公園の計画に参加することを希望しました。(モレエ沼公式HPより)

しかし、計画途中でイサム・ノグチが急病のため、亡くなってしまいました。イサム・ノグチの死後、工事が開始され、イサム・ノグチの遺作として2005年この公園は完成しました。

『HIDAMARI』の中にイサム・ノグチ・ギャラリーもあります。興味のある方はこちらで詳しく調べることができます。
モレエ沼公園の楽しみ方
イサム・ノグチの遺作を堪能する!公園自体がイサム・ノグチの代表作です。地球の自然を再現したような山や噴水、林と共に人工的なガラスのピラミッドが妙にマッチしています。彼の世界観に浸ってみよう。


189haと広大な公園ですのでレンタサイクルがおすすめです。2時間たっぷり回りました。歩きも良いですが、ぜひレンタサイクルですべての作品を堪能してほしい!レンタサイクルなら色々な角度から鑑賞できます。そしてお気に入りの場所を見つけて欲しい。リスにも会えました!

陸上競技場や野球場、テニスコートなどもあります。申請して施設の利用も出来ます。

ピクニックのようにお弁当とマットを持って来て1日ごろごろするのもオススメです!子供やペットと日がな一日まったりしたい!子供のための遊具もあります。

結婚式の前撮りと思われる一団もいました!美しい風景をバックに幸せそうなカップル!良いですね〜。カップルじゃなくても映え写真を求めて色々な角度から写真を撮ってみましょう!

海の噴水も美しいそうですが、時間が合わず、見ることができませんでした。残念!
4月29日〜10月20日の期間やっています。噴水の時間が決まっているので公式HPで最新情報をチェックしてください。

今回は秋に行ったのですが、春には桜が咲き、夏には噴水や水遊びゾーンもあり、冬の雪の季節には真っ白になった風景が見られます。また季節を変えて訪れたい公園です。
アートの本来の姿を感じられる公園です。身近にあり、心を癒してくれる存在であり、自分を見つめ直すことができる作品。この素晴らしい公園に是非足を運んでみてください。
モエレ沼公園アクセス(入園無料)
札幌市営東豊線『さっぽろ』駅から『環状通東』駅下車(3駅・乗車時間6分)→
中央バス『あいの里教育大駅前行き』もしくは『中沼小学校通行き』に乗って『モエレ沼公園東口』下車(乗車時間約25分)
- レンタサイクル
- 4月29日〜10月15日/9:39~17:00(受付終了16:00)
- 10月16日〜11月3日/9:39~16:00(受付終了15:00)
- 利用料金(1時間)普通車100円〜

