鬼滅の刃

昨日、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の興行収入が400億円を突破!というニュースが流れてきました。とうとう400億円。日本国内での累計来場者数2896万6806人と多くの方々に鑑賞頂き、制作に携われた者として非常に感慨深いです。アニメに限らず、映画でもドラマでも漫画でも、制作者は人気が出て、いわゆるヒット作となる事を期待して制作していると思いますが、まさかまさかの大ヒットですね。正直ここまでのヒット、社会現象にまでなるとは思いませんでした。本当に皆様に感謝ですね。

え?鬼滅の関係者なの??と思われた方もいるかと思いますが、「モデリング協力」という立場で制作協力させていただいています。モデリング協力って何??ですよね。ちょっと分かりにくいですね。

モデリングとは3DCGの骨格と言いましょうか、対象物の形状を作る基本の部分です。自分は江戸時代の建造物をメインで制作しているので、アニメの背景になる建築物の製作協力をしています。鬼滅の世界は大正時代ですが、当時は一部の近代化された街以外は、ほとんど江戸時代と同じ家に住み、街並みもそんなに変わらなかったので、原作の時代に合わせた時代考証を、ということで依頼があり、制作となりました。

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実は、制作会社のユーフォーテーブルさんとは「鬼滅の刃」の前の作品、「刀剣乱舞」からのお付き合いです。こちらは江戸時代が舞台なので、まさにピッタリな作品でした。初めて携わったアニメなので、自分の作品が火事になっていたり、瓦屋根の上で戦いのシーンがあったりと、こんな感じになるんだ〜と面白かったです。

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江戸の街並み

江戸の街を動画で紹介します。

自身番から日本橋通りを進んでいきます。両側には漆喰造りの大店が並び、奥には火の見櫓が見えます。火災が発生した時に、裏長屋に広がらないよう、表には漆喰造りの建物を並べていました。しっかりとした都市設計がされていたんですね。

通りには屋台が出ています。寿司屋、天婦羅屋、二八そば、だんごや、お汁粉屋。江戸時代のグルメですね。今は寿司も天ぷらもA級グルメですが、当時は庶民の味です。なんといっても屋台ですから。どれも食してみたいのもばかりです。絶対に美味しかった!と思います。

水滝の小さな屋台が見えます。こちらは甘いお水、砂糖水を飲料水として販売していました。今のジュースといったところでしょうか。疲れた時に飲む水滝は疲れを癒してくれたのでしょう。

水滝屋から裏長屋に入っていきます。小さな長屋がびっしりと並んでいます。部屋の内部に入ると、そこは大工の部屋。4畳半に2畳の台所。狭い室内ですが、今の様に物に溢れた生活をしていないので、それなりに快適に暮らせたようです。電気はありませんからちょっと薄暗いですね。

井戸の前を通り、裏通りに出ます。裏通りは庶民の生活用品などを売るお店が並んでいます。床屋(浮世床)、酒屋、足袋屋、古着屋、八百屋、米屋、小間物屋などが並びます。

最後は江戸の楽しみ、隅田川の花火で動画は終了です。隅田川の右側に見える不思議な建物は両国広小路の見せ物小屋です。

江戸橋から望む日本橋と江戸城

江戸橋から望む日本橋と江戸城

こちらのCGは江戸橋から見た日本橋です。その奥の橋は一石橋。
橋のさらに奥には江戸城が見えます。
日本橋を右に行くと越後屋(現在の三越百貨店)、左に行くと銀座方面です。
江戸城の背後には富士山が望めますね。富士山バックの江戸城なんて、当時は美しい風景が見られたのでしょう。残念ながら現在の日本橋からは高速道路と銀座のビル群しか見えません、、、。
美しい木造の日本橋。当時の大工さんの技術の高さがうかがえますね。江戸東京博物館で実物大で再現展示されていますが、これが東京のど真ん中に掛っている姿を見てみたいものです。
日本橋は五街道の起点で、ここから東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道が伸びていました。
現在も東京の中心ですが、5つもの街道の始まる場所ですから、そりゃあ、経済的に発展するのも当然です。常に賑わい、江戸っ子の誇りでもありました。

江戸城の天守風に見えるのは実は現存する富士見櫓です。この作品は1800年頃の江戸の様子なので天守は存在せず、富士見櫓がその代わりを果たしていました。ちなみに、天守がかつてあった場所は、もう少し右側、日本橋の右のたもとを上に見上げた辺りだったそうです。
巨大な天守は壮大で威厳があって、徳川の力の象徴でした。