最近急に暖かく(暑く?)なってきましたね。連休も近いのでお出かけしたくなります。ここ数年、東京近くの観光地、川越が人気です。週末は人が多く、ちょっとびっくり。そんなことで、おすすめ穴場情報です。
有名な蔵の町並み。明治時代の蔵づくりの家がズラッと並びます。重厚感があって、別世界に入ったみたい。
蔵造りの町並み、時の鐘から人通りがちょっと少ない横道を行くと『旧山崎家別邸』があります。こちら、国指定の重要文化財で、川越の老舗和菓子店「亀屋」の五代目の隠居所として大正14年(1925年)に建てられた和洋折衷のお屋敷ですが、まさに穴場です。
休日でも人が少なくゆっくり見学できます。特に午後の方が人が少ないようですね。しかも、入館料大人100円、学生50円、中学生以下無料!
小さめの邸宅ではありますが、まさに大正ロマン風情のある建物で、ステンドグラスが所々あしらわれていて可愛い。
木と畳の和の空間は落ち着くので、人も少ないこともあって、縁側でちょっとのんびりしちゃいます。小さめなので、あともう1か所どこか寄りたい、っていう場合にもおすすめです。こんな素敵な文化財を見てもらえないなんてもったいない!
休日の午後3時頃行ったのですが、私たちの前に1組、帰る時に1組、と人が少なくゆっくり見学できます。
2箇所目は、蔵の町並みから歩いて約10分、『川越城本丸御殿』です。本丸御殿とは各藩の大名が生活をし、政務を行う重要な場所です。こちらは東日本唯一現存の本丸御殿で、県指定有形文化財です。なのに、ここも混んでないですね〜。入館料大人100円、学生50円、中学生以下無料です!
お城の広間ってこんな感じだったのか、とか、廊下広いな、とか、実体験できます。
全国各地に城がありますが、城の象徴である天守は戦国時代に必要だったもので、平和な江戸時代には、本丸御殿での日常の業務が城の重要な役割でした。この廊下をちょんまげ姿の役人が行き交い職務に励んでいたのかな、とか想像を巡らせてしまいます。
松の絵もうっすらですが残っています
本丸御殿と合わせて喜多院の江戸城紅葉山の別殿を移築した客殿も見ていただきたいです。三代将軍家光の「誕生の間」もあり、皇居では見れない、江戸城の一部がここに残っています。ただ、こちらは穴場とは言い難いです、、、。庭園もあり、のんびりしたいけど、混んでる可能性もあります。
3箇所目は本丸御殿の向かいにある「三芳野神社」。わらべうた『とおりゃんせ』発祥の地です。もともと川越城内にあったため、一般の人の参拝がなかなかできなかったため、このように歌われたと伝えられています。こちらも県指定文化財です。数年前に修復工事がされたようで、綺麗でした。
森林浴をしてホッと一息。鳥居の近くにはなんと猫ちゃんがお出迎えしてくれます!人懐っこくって、猫好きには絶対オススメです!
4箇所目は喜多院の奥にある仙波東照宮です。蔵の町並みから徒歩約10分です。日光、久能山と並ぶ三大東照宮のひとつで、徳川家康が没後、静岡から日光に移葬する途中に喜多院で天海僧正が4日間法要を挙げたことから、寛永10年(1633)に建立されました。こちらも重要文化財です。
現在特別公開はしていません。特別公開の日程は川越市観光協会のHPからご確認ください。
通常中この門から中には入れません。写真は特別公開の日に撮影しました。
そして、岩佐又兵衛の三十六歌仙が見つかったところですね!(ちなみに三十六歌仙は「埼玉県立歴史と民俗の博物館」にあるのでこちらでは見れません。詳しくは「三十六歌仙額」のページをご覧ください)こちらは喜多院と繋がっているのに気が付かない人が多いのか、人が少なく、穴場です!
中村は城のCGを製作するのに、江戸城本丸御殿と喜多院の客殿を参考にしています。本物ですからね、、、。身近で本物に出会える幸せ。
川越市観光協会HP 小江戸川越ウエブ