日本文化とか老舗とか

浮世絵や日本画から現代まで続く老舗の逸品など、美しい、楽しい、美味しいものを紹介します。

日本画の虎

2022年6月24日

新撰銘酒寿語禄

2022年6月8日

北国街道〜その2〜

2022年4月28日

福島の地酒

2022年4月11日

ビアズリーと北斎

2022年3月3日

北斎漫画〜その1〜

2022年2月2日

江戸の着物

2022年1月26日

小江戸川越の酒

2022年1月5日

北斎とドビュッシー

2021年12月1日

とらやの羊羹

2021年11月25日

北斎 諸国瀧廻り

2021年6月9日

中村宣夫のオススメ江戸CG作品ベスト10

中村宣夫のオススメ江戸CG作品ベスト10

中村宣夫のオススメ江戸CG作品ベスト10を独断と偏見で選んでみました!
HPで公開していない作品も選んでいます!

10位 日本橋越後屋呉服店内部

越後屋(現在の日本橋三越)の賑わい。着物を買いに行きたくなる店内です。

9位 火消し

瓦が落ちて今にも崩れそうな表通りの大店。昔の火消しは鳶です。家を壊して消火しました。


8位  両国の花火大会

見せ物小屋とたくさんの屋形船。ワクワクします。

7位 千利休の茶室

侘び寂び。10年くらい前の作品です。シンプルで華やかさはないけど好きな作品。

6位 江戸城天守 慶長年度 徳川家康江戸始図

江戸城と言ったらコレです!

5位 日本橋通り〜熈代勝覧

江戸日本橋を描いた絵巻「熈代勝覧」をCGで制作。大工が家を建設中のシーンは活気が感じられて楽しい。

4位 湯屋の番台

湯屋は面白いシーンがたくさんあって、選ぶのが難しい!洗い場も2階も、風呂を沸かす裏側も面白い。でも「昼間からこんな銭湯に行ったら気持ちよさそう〜」ということでこちらを選びました。

3位 日本橋

浮世絵風にデザインされています。奥に見えるのは江戸城の富士見櫓。遠くには富士山が。この世界に入ってみたい。

2位 夏の長屋の夜

蚊帳の中で親子三人。狭い長屋の幸せな時間。


1位 吉原張見世

葛飾北斎の娘、応為の作品にインスパイアされて製作した作品。妖しい蝋燭の光と妖艶な遊女。

以上10作品ですが、私の好みでのセレクトです!江戸城がインパクトもあって人気ですが、私は江戸庶民の生活が感じられる作品が好きです。元々湯屋や長屋から作品を作り始めているので私にとっては中村の作品は湯屋、長屋、日本橋が最高です。

でも改めてHPを見たりすると、こんな作品もあったな〜と思い出したりして10作品を選ぶのはかなり悩みました。ちなみにベスト10から漏れたのは吉原扇屋、桜田門外ノ変、江戸城御殿内部、江戸城三天守、色々な商店、宿場町などなどやっぱりベスト20にすれば良かったかな。こちらの作品はHPにありますので是非ともご覧ください。

中村宣夫HP

こちらで紹介した以外にもたくさんの作品を掲載しています。

中村の作品の良いところは細部までこだわって緻密に制作しているところですが、それ以上に作品に独自の色というか雰囲気、空気感があるところだと思います。もしかしたら同じ資料を見たら同じような作品を作ることは他のクリエイターの方にも可能だと思いますが、CGも作者の個性が出るので全く同じものには出来ないと思います。鉛筆で同じものを描いてもそれぞれ違う作品になるのと同じですね。

膨大な作品の中の一部ですが、これからも中村の作品をお楽しみください。

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関所や代官屋敷、老舗の酒蔵も楽しめる 木曽福島宿

木曽福島宿に行ってきました。念願の木曽路。中山道を旅してみました。
木曽福島宿は「上の段」と呼ばれる昔の宿場町を残した古い街並みと、福島関所跡、代官屋敷などが点在しています。
事前に調べたときに「上の段」と呼ばれる古い街並みはあまり広くはないのかも、と思って行ったのですが、想像以上に古い街並みが並んでいました。木曽川から少し坂を登ると「上の段」なのですが、坂を登って町が現れると異空間に来た感覚になります。昔の日本家屋は本当に趣があって美しい。路地や水車もどこを見ても日本を感じる。初めて来たのに帰ってきた感じがありました。

上の段に行くとまず高札場があります。幕府の規則など掲示しています。結構大きく、高く、見やすく掲示してありました。
上の段の町並みです。背景の山も美しい。
雨が降ってしまいました
路地も趣があります。奥にはお寺があります。

「上の段」から徒歩10分弱のところに福島関所跡があります。福島の関所は、東海道の箱根・新居、中山道の碓氷・福島の「四大関所」の一つで、江戸時代の防衛、治安維持の要でした。江戸時代の建造物は明治に取り壊されてしまいましたがその後昭和に発掘調査をして門などを復元しました。現在も発掘調査中です。

関所跡。一部発掘調査中。

隣にはかつての関所の建物を模した関所資料館があります。こちらも立派な建物で関所の雰囲気が分かります。資料館入口の係の方が関所の説明をしてくださり助かりました。

資料館。こちらには小道具が置いてあり、役人と旅人の扮装もできて、旅の記念に関所コントもできます!

この関所資料館の隣には高瀬資料館があります。高瀬家は藤原氏から続く名家で、大阪冬の陣のころ木曽に来て、福島宿の代官山村氏に仕えました。薬屋も営み、江戸時代には有名な薬「奇應丸」を売っていました。さらに島崎藤村の姉が嫁いだ家でもあり、藤村の小説「家」のモデルになった家です。小さいながらも充実した私設資料館があり、こちらにお住まいの高瀬家の方が案内してくれました。資料を頑張って読まなくてもその場で頭に入ってくるのでガイドしてもらえると非常に良いですね。

入り口は鳥居の形で蔵になっています。
裏を鉄道が走っていますが、元は高瀬家の庭だったそうです。
江戸時代に重宝された薬      

関所跡と高瀬資料館から目の前を流れる木曽川を渡って数分で山村代官屋敷があります。13代に渡って福島宿の代官を務めた山村氏の屋敷ですが、明治に大部分が取り壊され、現在はほとんどが小学校になっているそうです。現在は屋敷の一部と庭園が残っています。

行った時は庭園の整備中でした。門から玄関までの道が素敵です。

代官屋敷の前を木曽川沿いに散策すると、崖家造りの家が見えてきます。崖に沿うように家がびっしりと建っていて、ジブリの世界のようだと今注目されています。

崖に建っている家々。昭和の建物でしょうか。

さらに木曽川を散策すると、お目当ての酒蔵「中善酒造店」があります。江戸時代から続く老舗の酒造で試飲が出来ます!さぞや古い店なんだろうと思いきや、中に入るとおしゃれなBARになっていました。近かったら通ってるわ〜。とりあえず3種類飲み比べセットを試して、悩んで「純米吟醸風越青嵐」を買ってきました!「中乗りさん」も美味しかったので今度ネットで買おうと思います。美味しい!

もちろん販売もしています!色々な種類のお酒とおつまみ、グッズもありました!

「中善酒造店」をUターンしてこの日の宿、老舗旅館「木曽路の宿いわや」に戻るのですが、旅館の斜め前に「七笑酒造」があります。中善酒造店にオススメされたので、こちらでも試飲をして定番の「七笑」を買って宿に帰りました。v(^^)v

明治からある老舗です。建物もいい感じ!中はシックでカッコ良かったです!

この日の宿は創業350余年の老舗旅館「木曽路の宿いわや」。福島宿の真ん中に位置し、観光にとても便利です。木曽川沿いで景観もよく素敵な宿です。何よりも女将さんがとても素敵な方で台風の影響で日程変更を2回もしたのに嫌な顔(声)ひとつせず、とても優しく対応していただきました。老舗が老舗である所以なんだろうな、と感じ入りました。今回は普通のお部屋に宿泊しましたが、次回は宮様が泊まった部屋に泊まりたい!ご飯もとても美味しかったし温泉も気持ちよかった!

福島宿は名所が点在していて、紹介できなかった名所や近くに景勝地も多くありますが、時間が無くなってしまいました。本当は美しい渓谷なども見たかったのですが次回の楽しみにします。

老舗旅館「木曽路の宿いわや」公式HP
「中善酒造店」公式HP

「七笑酒造」公式HP
木曽福島宿 長野県公式観光サイト

写真で愉しむ三越アーカイブス

1月17日から日本橋三越本館1階中央ホールにて「写真で愉しむ三越アーカイブス」を開催しています。

こちらのイベントでVR江戸時空「日本橋編」を上映していただきました。1月17日〜19日までの3日間でしたがたくさんの方にご覧頂き、ありがとうございました。また、まさにここ、越後屋で上映して頂き感激です!日本橋の方々に見て頂けて本当に嬉しい限りです。

「VRのポップ作る」と言われていたので、え?そんなしょぼいの?って思っていたら、こんな上品なデザインのパネルでした!これはポップじゃ無い、、、。
VRでイベントの様子が見れます!まりんちゃんの振袖姿が可愛い💕

今回の上映会は株式会社EJE様にお任せだったので、VRゴーグルで2席設けている、ということ以外分からず、どのようなイベントでどのように展示されているのか、会場に行くまで知らなかったので、ちょっとドキドキでした。2席だし隅っこの方で地味な展示なんだろう、と思っていたら、中央ホールってあの有名な三越の階段のあるスペースだったんですね。流石の三越!上品で格式高く、驚き、というか感激しました!

越後屋の看板。「現金」ではなく「現銀」なんですね!庶民は銀を使っていた、ってことですね。

メインの展示は三越の歴史を語る浮世絵やポスターなどで、浮世絵好きの私は、まさかここで浮世絵鑑賞ができると思っていなかったのでラッキーでした!さらにテンションを上げながら越後屋の貸傘のレプリカに感激し、明治〜昭和のポスターや雑誌など、貴著な作品を見れて展示会として大満足でした。

越後屋の貸傘。これをお得意様に貸してたんですね。お客にとってはステイタスシンボルです。有名ブランドの紙袋を持つのと同じですね。
江戸時代の浮世絵に描かれた越後屋。
三越百貨店のポスター。一番左の「全館落成」に描かれている場所がまさにここ。歴史を感じます。
「みつこしタイムス」という三越の小冊子です。可愛い!
日本橋三越の建物は重要文化財になっています。大理石には巨大なアンモナイトが!!

明日から展示内容が変わるようですが、とても見応えがあって、良いイベントでした。さすが、本物は違うな。そんなところでVRを上映して頂き本当に感謝です!

謹賀新年

新しい年になりました。今年もよろしくお願いします。

昨年開催致しましたVRイベント江戸時空「日本橋編」の再上映が決まりました。

開催場所:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール

開催日:1月17日~19日(サポート時間:11時~17時or18時)

参加費:無料  座席数:2席

当時の江戸の街並みから越後屋の散策をお楽しみください(約8分)

老舗日本酒 「西之門」と「にいだしぜんしゅ」と「八海山」

またまた老舗の日本酒です。長野県松本にある善光寺西之門にある「西之門よしのや」の「西之門」です。息子が都内のデパートでオススメされて買ってきました。良い買い物ですね。日本酒は種類が豊富なのでお店の人の言うことを聞いていれば間違いない(はず)。

購入したのは純米吟醸。要冷蔵なので冷やしていただきます。ん〜美味しい!もちろん美味しいのしか紹介しませんけど、爽やかで飲み口が良く、進みます!あっという間になくなってしまう、、、。

西之門よしのや」は寛永14年(1637年)京都から移り住んだ初代藤井藤右衛門が創業、今年で385年です。明治期には味噌の製造も開始し、善光寺味噌も作っています。この味噌は食べていないのですが、長野は味噌の老舗が多いですからね、美味しそうです。どこかで見つけたら買ってみよう。蔵見学も出来るみたいですね。コロナが収まったら酒蔵ツアーをしたい!

こちらは言わずと知れた「八海山」と福島の老舗「にいだしぜんしゅ」です。これは地元、川越の酒屋さんマツザキ新宿店さんで購入しました。

八海山は新潟県南魚沼の蔵元で創業大正11年。と言うことは1922年創業、なんと今年で創業100年!メモリアルイヤーですね!ですが、日本酒の蔵元は老舗が多いですから、公式HPに大々的に記載もなく、まだまだですよ、的な感じなんですかね?100年たってもまだ若い!これからもっと飛躍するよってことかな、と勝手に蔵元の思いを妄想しております。老舗を調べていると、まだまだ若造がんばれ、って言われてる気がする!

次は「にいだしぜんしゅ」です。どこで区切られの?って名称ですが、仁井田本家の自然酒って事のようなので、読み方は「にいだ、しぜんしゅ」ですね。こちらも老舗!福島県郡山市1711年創業(正徳1年)、今年で311年です。HPには「いままで300年 これから300年」って書いてあります。良いですね〜。頑張らねば。

と、それはともかく、お味ですが、少し甘口で、まろやかで美味しいです!今まで甘口はちょっと苦手としていたのですが、結局無知だっただけなのかも、、、。美味しい〜!以前も福島のお酒、飲み比べましたが、美味しいですね。そしてたくさん蔵元がある。当分飽きないな。

オンラインショップには麹チョコとか発酵食品セットとかいろんなグッズも売っていて、心惹かれます!パッケージとかもおしゃれで企業努力を感じます。

宮城県石巻のお酒 日高見

先日「川越の酒屋さん」でご紹介したマツザキさんの新宿店(あらじゅく、と読みます!しんじゅく、ではありません!)に行ってきました。こちらのお店はコンクリート打ちっぱなしのお洒落なお店です。川越駅からも歩けます。川越では有名な酒屋さんなので、お客さんも多いですね。ここに来れば美味しいお酒に出会えます。

マツザキ新宿店さんです。https://www.1887.co.jp

そこで宮城県石巻にある平孝酒造さんの「日高見」購入しました!このシリーズの純米吟醸「愛山」です。お店の方にオススメしてもらって、ちょっとお高かったのですが、購入しました。

「魚でやるなら日高見だっちゃ!」をテーマに三陸の美味しい魚にあうお酒を造っています。文久元年(1861年)創業の老舗です。東日本大震災では被災されたそうですが、全国のファンに支えられながら酒の味を守り続けています。

平孝酒造公式サイト

と、背景も大事ですが味が肝心!

夏なので冷やして頂きます。ん〜すごく美味しい!!日本酒歴は短いですが、こだわって楽しんで来たつもり。その中でもこれは1、2を争う美味しさです!ソムリエの様に上手い表現が出来ないのがもどかしい、、、。本当に美味しい!!自分用にもギフトにもオススメです!ただ、美味しいお酒はあっという間に無くなってしまう、、、それが難点。なぜだ。毎日のみたいですが、それにはちょっとお値段が張るので、今度は日高見の純米酒を試してみたいな。

日高見 天竺 純米吟醸 愛山 1800ml 2023年6月詰め 日本酒 父の日 母の日 2025 ホワイトデー お返し 贈り物 プレゼント あす楽 ギフト のし 贈答品 お祝 御祝 誕生日 内祝 還暦祝い 結婚祝い 出産祝い お酒 就職祝 退職祝

価格:4840円
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新撰銘酒寿語禄

ざっと75個もの酒樽が並んだこちらの絵は江戸時代末の江戸で愛された銘酒双六です。日本酒老舗探しには格好の資料!と言うことで調べてみました!

双六なので、右下の樽が「振り出し」。中央の、「一御酒百駄」が「上がり」です。江戸時代の双六は、どうやって遊ぶの?ほんとにこれで遊んでたの?って思いますが、とりあえず、デザインとしてこの双六の形態が好まれたことは確かなようですね。

新撰銘酒寿語禄
江戸時代末期 作・梅素亭玄魚
縦71.0㎝×横75.0㎝

右端の提灯に「下り酒問屋」左の提灯には「地回り酒問屋」と書いてあります。下り酒は、関西地方から船で下って江戸に入る酒、地回り酒は江戸近郊の陸路で江戸に入る酒の事です。上に松飾りがあるので、正月に酒問屋が宣伝用に配ったのかもしれません。

この75樽の中から、現在も残っている酒蔵はどれくらいあるのかな〜と調べてみました。双六なのでどうやらこの樽のは酒の名前ではないのかも?というものもあるし江戸の文字は読めないし、苦戦しました。ネットでの検索なので定かではありませんが、22銘柄、見つけました。

一番上右の「正宗」と「江戸一」は1625年創業の桜正宗の銘柄です。「正宗」は清酒の代名詞でした。左から3列目の「旗頭」は文政元年1818年創業の黄金色酒造と思われますが、こちらは焼酎なんですね。焼酎も美味しい。その隣「龍神」は群馬県の龍神酒造と思われますが、蔵元の詳しいことが分からなかったのですが、お酒は美味しそうです〜。

上から2段目右から3列目の「寿海」は沢の鶴で1840年頃から作り続けている銘柄だと思われます。『♪さわ〜あの〜つ〜る〜』のCMでお馴染みですが老舗だったんですね。その隣の「日本橋」(橋が絵になってます)は1805年創業の横田酒造。埼玉県です。「日本橋」の銘柄は創業者が日本橋の酒問屋で働いていたところから付けられました。左から4番目「白鹿」は寛文2年1662年創業辰馬本家酒造です。江戸時代の看板に「宜春苑 長生自得千年寿 白鹿」と書かれていたそうですが、ここにもそのままのコピーが書かれています。

上から3段目左から4列目の「福寿」1751年創業の神戸酒心館で13代にわたりこの銘柄を作り続けています。すごい!同じく3段目の右から2番目「高砂」は1830年創業の富士高砂酒造と思われます。

4段目、一番左「岸の」は1789年創業の井上酒造と思われます。左から2列目は剣菱ですね。このマークは目立ちます。企業マークの重要性を感じます。現在も現役バリバリですね。その剣菱の一つ飛ばして右は「相生」は岩手県の1829年創業、わしの尾酒造。

5段目中央、上がりの下の「白雪」は天文19年1550年創業の小西酒造です。清酒発祥の地、伊丹にあり、現存する最古の清酒銘柄です!隣の「丹頂」は沢の鶴にこの銘柄のお酒があるので、沢の鶴でしょうか。その隣「」は寛保3年1743年創業のおなじみ、白鶴です。さらにお隣、右から2番目「鶴齢」(鶴が絵です)は享保2年1717年創業の青木酒造。コメどころ新潟県魚沼です。

6段目右から2列目は寛文5年1665年創業の盛田だと思われます。銘柄は読めませんでした、、、。

7段目一番左「雲龍」は天保10年創業の山星酒造と思われますがこの銘柄はもう作られていないかも、、、。「末廣」は嘉永3年1850年創業の末廣酒造。福島のお酒の飲み比べの時にも紹介しました!

8段目、一番下の段の左端「志ら梅」は岩手県の元禄時代創業の志ら梅酒造と思われますが、詳しいことは分かりませんでした。中央の「力士」は寛延元年創業の釜屋。埼玉県の蔵元で、現在でも「力士」の銘柄は販売してます。その隣「万上」はあのマンジョウ本みりんの万上です。文化11年には販売され大人気になりました。みりんは発売当時は甘いお酒として飲まれていましたが、江戸中期から料理に使われるようになりました。1925年に野田醤油(現在のキッコーマン)と合併され、現在でもマンジョウ本みりんは製造販売されています。

他にも現存する蔵元があるかもしれませんね。あと、読み間違いとか、同じ銘柄で蔵元が違う、とかあったらごめんなさい。そして、江戸の人は本当、酒好きですね〜。とりあえず、あとは味見だけ!どこから試そうか迷います!!

川越情報〜グルメ情報〜

先日川越の老舗鰻屋「東屋」さんに行ってきました。以前テレビでも紹介されていた、川越の有名店です。明治元年(1868年)創業。現在の建物は大正時代に建てられたそうで、お庭もあり、昔懐かしいような、落ち着いた佇まい。

個室ですっかり和んでしまいました。ちょっと奥の部屋だったようですが、窓から覗けるお庭の緑が美しく、子供の頃住んでいた縁側のある古い家を思い出して郷愁に浸ってしまいました。

肝心の料理です。うな重の上を頼んだのですが、タレが甘すぎず、うなぎの味も感じられて、美味しく頂きました。今まで、うなぎはタレで食べる、とか思っていたのは間違えでした、、、。甘すぎないお陰で、最後まで飽きずに食べられるし、また食べたくなる味でした!

今回はランチだったこともあり、お酒は抜きだったので、個室の良い雰囲気で、二人で一万円弱、というのはコスパ良いです!大満足のランチでした!!喜多院の参道からちょこっと入ったところで、観光にも便利です。ちなみに予約必須です。この日も全て予約で埋まっていたらしく、予約無しのお客さんは断っていました。

もう一件ご紹介します。ちょっと前、秋に行ったのですが、HATSUNEYA GARDENのcaféです。150年前にできた料亭がレストランとcafeになっています。時の鐘からすぐそばの人気店で行列が出来てました。趣があっておしゃれ。レストランはフレンチに和風テイストをアクセントにしているそうで、結婚式もできるようですね。素敵。こちらのレストランは未経験ですが、caféは落ち着く空間でした。老舗って言うよりも、クラシックでおしゃれ。そんなcaféが川越にもあるんですね〜。テラス席もありますが室内も天井が高くて開放的です。

娘が抹茶ティラミスとりんごジュース、
私はほうじ茶ティラミスと洋梨のソーダ注文しました。
美味しかった~!至福の時です!

メニューは変更されているかもしれませんのでHPからご確認ください

HATSUNEYA GARDEN café

https://hatsuneya.jp/cafe

北国街道〜その2〜

次男の誕生日に、祖母が1532年創業の老舗酒造・山路酒造の「北国街道」純米吟醸を買ってくれたので御相伴に預かりました〜!(このお酒が良い、とリクエストしました)

2月に購入した時は純米酒だったので、ワンランクアップ!純米酒はあっと言う間に無くなってしまったので、楽しみにしていました(息子のだけど)♪( ´▽`)

祖母の絶品、鯵のたたき(なめろう風)をつまみに飲みました。純米酒よりもコクがあり、味が濃くて美味しい!今回は一升瓶だけど、すぐ無くなりそうです、、、。飲み過ぎ注意。

他にも季節もののようですが、にごり酒や山おろしとか、前回買った純米酒もさっぱりして美味しかったのでこれもまた欲しいな、とかパンフレット見ながら次を考えています。奈良漬や他の食品も魅力的。前回奈良漬を購入した時に余った酒粕できゅうりをつけたのですが、奈良漬の浅漬け?みたいになって美味しかったです!二倍楽しめました。

山路酒造さんの素敵なHPはこちらから。

https://www.hokkokukaidou.com