「新!いい人すぎるよ展」に行ってきました〜東京渋谷

「新!いい人すぎるよ展」に行ってきました〜東京渋谷

現在話題の『新!いい人すぎるよ展&すぎるよすぎるよ展』に行ってきました!東京渋谷の西武渋谷店A館2Fイベントスペースで2024/11/27(水)から2025/3/2(日)まで開催しています。


クリエーティブディレクター・明円卓を中心とした体験クリエーティブチーム『enaku』主催の『いい人すぎるよ展』は日常に潜む「いい人」を集めた企画展で、イラストや写真、文字で展示されています。「いるいる、いい人だよね〜」と思わす呟きたくなるいい人が沢山みられます。

何気ない優しさが身に沁みます
いい子たちだよ展


今回は『かわいい人すぎるよ展』『大人がすぎるよ展』『気持ち良いすぎるよ展』『せかいのふしぎすぎるよ展』『気まずいすぎるよ展』『心配すぎるよ展』『切ないすぎるよ展』『面倒くさいすぎるよ展』も同時開催しています。

かわいい人すぎるよ展
大人がすぎるよ展
触っちゃいけない展示には触るな、って書いてあるから触っていいのか悩んだけど大人だから押さなかった。
心配すぎるよ展
面倒くさいすぎるよ展
切ないすぎるよ展
悲しすぎるよ展かもしれない
気持ち良いすぎるよ展
気まずいすぎるよ展
開けてもokだから開けました。気まずいすぎるよ。
せかいのふしぎ展。ほんと。なぜだ。イラレで作ってpdfに変換してpptに書き出してから見つかる(泣)


一人で行くのも楽しいですが、友達やカップルで「いるいる、こういう人」「あるある〜」と言いながら楽しく見てほしいですね。流石に人気なので混んでいましたが、チケット購入が30分ごとに区切られているので混みすぎてて見れないほどではありませんでした。私がよく行く日本画の美術展と年齢層が全く違いましたね、、、(切なすぎるよ)。

キャラもかわいい

大体40分くらいで観て回れました。ハッピーになれるイベントです。そして人を好きになれるイベントですね。

グッズも販売しています。ガチャとぬいぐるみと「痛いがすぎるよ絆創膏」がありました。もっと色々売ってほしい〜。ガチャが行列になっていたのでやらずに帰ってきってしまったのですが、後悔してます、、、。並べばよかった。

もっとグッズがあってもいいな

西武渋谷店とのコラボ企画もやっていて、2月15日(土)~3月2日(日)対象売場にて、税込3,000円以上お買いあげの先着4,500名さまに「いい人すぎるよステッカー」をもらえるそうです!詳しくは西武渋谷店公式HPをご覧ください。

入場料:1,500円 ※12歳以下無料

チケットのご購入はこちらから: entaku

公式Instagram:@entaku_official


【小さな美術館に行く〜その1】YOKU MOKU MUSEUM

【小さな美術館に行く〜その1】YOKU MOKU MUSEUM

東京都港区にある「ヨックモックミュージアム」に行ってきました。
あのシガールで有名な洋菓子のヨックモックの美術館です。ちなみに私はチョコがサンドされたラングドシャーが大好きです!といってもお菓子が飾られている訳ではなく、ヨックモックが所蔵しているピカソのセラミック(陶磁器)作品を中心に油彩画や版画等のコレクションを展示している美術館になります。

原宿で買い物をしてから歩いて行きました!ぶらぶら原宿〜青山を散策しながら美術館に到着

表参道の駅から青山通りを青学方面に歩き、青学の手前の道をずんずん入って六本木通りに抜ける手前にあります。閑静な住宅街の中で大きな一軒家風に作られています。1階にカフェもあるので、どちらかと言うと美術館というよりカフェって感じでしょうか。屋根も洋風のセラミックの瓦屋根風になっていて温かみがあり、おしゃれ。案内やトイレなどのピクトも陶磁器をモチーフにしていて丸っこくて可愛い!

入り口には黄色いハートのベンチ

現在開催中の展覧会は『ピカソ・セラミックー「見立て」の芸術』。2024年10月29日から2025年12月28日まで開催しています。祝日のせいか思ったよりも来場者が多かったですが、混雑という程でもなく自分のペースで鑑賞できます。

1階のカフェがおしゃれ

「見立て」とは日本文化で用いられている手法で、「あるものを何かに例える」ことです。ピカソの作品に日本の「見立て」に通じる部分があるのではないか、といったテーマの展示になります。

多くのセラミック作品を楽しめます

展示スペースは地下1階と2階にあります。こじんまりしていますが、ピカソのセラミック作品を纏まってみられます。

ポスター「ヴァローリスの陶芸展1951」
油彩「お菓子」 ゲルニカを制作した後に描いた小さな油彩画。ピカソの心が癒されますように、、、。

また、ピカソが作品を制作している映像が上映されていて、とても興味深いです。陶器職人がロクロで綺麗に首の長い花器を作るとその首をぐにゃりと曲げてあっという間に鳥にしてしまいます。ピカソマジックです。後ろで作業をしている職人さんも楽しそうにピカソの様子を見ていて、当時の制作現場の雰囲気とピカソの温かな人柄まで伝わってきます。

ピカソ愛用のロッキングチェア。フォトスポットです。

ピカソは天才ですから、子供の頃から大人の様な絵を描き、青の時代や薔薇色の時代の自身の感情を表現した作品の制作を経て、キュビズムで美術界に革命を起こし、最後は素朴な絵画やセラミック作品を制作しました。90歳過ぎまで生き、さまざまな作品を生み出しましたが、この素朴なセラミック作品たちを見ていると、晩年には温かな日々を過ごし、充実した人生を送ったんだろうなと、思います。芸術家は変わり者が多くて辛い人生を歩むことがありますが、ピカソの人生は幸せなものだったのではないかな、と感じられて癒されました。改めてピカソの作品を見たくなります。

ロッキングチェアに座って満面の笑みのピカソが見送ってくれます。またね!

ミュージアムショップカフェがあって、ヨックモックのミュージアム限定シガールなど購入できます。ライブラリもあり、ゆっくりピカソの余韻に浸りながら贅沢な時間を楽しむことができます。ピカソのカップや付箋なども欲しかったけど、ピカソの指人形を購入!可愛い♡

とても素敵な美術館でした。正直、期待以上でした。またピカソに会いに行きます。

ヨックモックミュージアム公式HP
ピカソが好きだったボーダーを着ていくと割引になるそうです!!詳しくは公式HPをチェックしてください。

皇居三の丸尚蔵館 一部開館中

皇居三の丸尚蔵館に行って来ました。改築工事中なので当分行けないと思っていたら、一部開館しているんですね。自分の情報がアップデートされていませんでした、、、。ということで現在開催中の「いきもの賞玩(しょうがん)」展に行って来ました。ちなみに賞玩とは「そのもののよさを楽しむこと。珍重すること。」(goo辞書より)です。

皇居の中にあります
大手門を入ってすぐです。皇居見学の観光客もたくさんいます。
大手門の中。階段を上がると塀の下に敵を返り討ちするための穴が空いています。


三の丸尚蔵館は皇室所蔵の宝物を保存管理、展示している博物館です。名品の数々があります。数年前に尚蔵館の作品が国宝になって話題になりましたね。尚蔵館は宮内庁管轄なので、国宝に指定しなくてもきちんとした管理がされている、と言う理由で国宝指定をしていなかったのですが、管理が独立行政法人国立文化財機構に移管されて一部国宝になりました。有名なのは狩野永徳の「唐獅子図屏風」や伊藤若冲の「動植綵絵」などがあります。国宝になったニュースの記事はもう3年前になるんですが「国宝指定」に書いてあるのでご覧ください。

山口素絢(やまぐち そけん)「朝顔狗子図」さすが円山応挙の弟子。応挙の絵だと思いました。期待通りのモフモフのワンコです!


今回の展覧会は尚蔵館所蔵の作品の中からいきものをテーマにした作品を集めて展示しています。最近、可愛い日本画の動物は人気ですよね。もふもふの犬とか擬人化した猫とかイロイロ。
平安時代の書画に始まり20世紀、さらに海外からの献上品まで幅広く展示されています。身近にいる動物達は生活を癒し楽しみを与えてくれ、作品となって目を楽しませてくれます。古代から現代まで永遠に好まれるテーマの一つですね。絵の中に脇役として描かれた動物に目が行ってしまいます。

長恨歌絵巻 下巻(作者不詳)江戸時代 細密で美しい。絵巻は楽しい。
長恨歌絵巻 下巻(作者不詳)江戸時代 鶴や鴨がいますね。


現在尚蔵館は改築工事中で一部開館なので、2フロアでの展示でした。正直物足りない。もう少し見たかったですが、全館オープンする予定の来年まで待ちましょう。展示数が少ないのでその分1000円と割安になっています!コンパクトながらも若冲の国宝「動物彩絵」のうち「池辺群虫図」も見れます。

12代西村總左衛門「刺繍水中群禽図額」 明治32年 刺繍、すごいです!!とても大きな作品。パーツしか撮るのを忘れてしまいましたが、全体も上品で素敵です。刺繍の最上級品だとは思いますが、刺繍の立体感や触感(触れませんが)と絵画表現が合わさるとこんなにパワフルで素晴らしい作品になるんですね。
加藤友太郎「玉蜀黍画花瓶」明治34年 姿も絵付けも美しい。骨董にハマるおじさんの気持ちが分かります。
工芸指導所「磁石応用四季草虫図衝立」昭和9年 蒔絵に虫が!!拡大したのでピンぼけですいません、、、ピンぼけだと余計本物の虫がついてるみたい、、、。

写真を撮り忘れてしまったのですが、沈 南蘋「餐香宿艶図巻」も展示されていました。江戸時代に当時の絵師達に多大な影響を与えた作家です。素晴らしくて沈 南蘋の作品をもっと沢山見たくなりました。

それと会期前半は岩佐又兵衛の小栗判官絵巻も展示されていたんですね、、。見そびれてしまった、、、。

いきもの賞玩」展は2024年9月1日までです。その後も皇居三の丸尚蔵館の貴重な宝物が鑑賞できる展覧会が続々と開かれますので公式HPでチェックしてみてください。また、国立近代美術館とも近いですし、出光美術館など皇居周辺には美術館が沢山あるので巡ってみるのもオススメです!

皇居三の丸尚蔵館公式HP

「いきもの賞玩」展 公式HP