鬼滅の刃 全集中展 刀鍛冶の里編・柱稽古編

今年も行って参りました!現在松屋銀座8階イベントスクエアで開催中の「鬼滅の刃 全集中展 刀鍛冶の里編・柱稽古編」。週末は混んでいるだろうと、平日昼頃に行ってきました。平日も混んでいましたが、人数制限しているのでゆっくり観られました。


今回は各展示がカーテンで仕切られているので、一つずつの展示スペースは少し狭い感じがしますが、内容が分かりやすくて良かったです。また、次に何があるのかワクワクします!


鬼滅祭の時にも上映されていた、制作過程を分かりやすく編集した動画も再上映されていて、今回も見入ってしまいました。スケッチ画で試してみて良いとなってから本番を描いていくのだと思いますが、すごい、面白い!ほんの一部ですが、アニメの制作過程が見れて何度見ても面白いです。

映像展示もたくさん!

また、最後のミニシアターで上映されていた映像がすごかった!柱稽古編の良いところをギュギュっと5分に詰め込んだ映像なのですが、大画面で見ると大迫力!映画館で観たい!これを見るだけでもイベントに行く価値があります。

パネルもたくさん!写真もたくさん撮れます!

いつも思うのですが、中村のCGをアニメにするためにどのように製作しているのでしょう。かなりデータ量も多く、扱いが難しいデータなんですよね。CGチームの技術者も凄腕ですね。

東京の後は大阪、福岡でも開催されます。詳しくは公式サイトをご覧ください!

公式サイト:鬼滅の刃 全集中展 刀鍛冶の里編・柱稽古編

国立西洋美術館 写本展

2024年7月現在開催中の『写本 いとも優雅なる中世の小宇宙展』を観てきました!

ルネサンスの以前、印刷技術が無い時代の本は一冊一冊書き写していました。それが写本。

私はデザイナーですが、Macでカタカタ打てば同じ書体がズラっと並びどんなに大きい文字も小さーい文字も綺麗に揃って打てます。挿絵も素敵なイラストをタダで探して来る事も出来る時代。でもこの頃は1文字1文字美しく綺麗に揃えて書き、美しい挿絵や装飾を描く。物凄く手が混んでいて、写本の職人、凄すぎます!素晴らしい!書いてみたい!文庫本のような小さいサイズの本もありました。すごい忍耐力と集中力が必要な作業ですね。

日本にも写経があり、そちらも美しいですよね。洋の東西を問わず、同じような文化が全く異なるカタチで表現されるのは面白いですね。

また、私個人的に西洋美術の中でも、中世絵画は大好きな時代です。ルネサンス以降やギリシャ彫刻のように完璧なバランス、美しさではないけれど、様々なデザインが施されていて、面白い!人物の絵もどこかデッサンがズレていたりするけど、それを上回る魅力があります!

中世らしい金を多用し、華やかで美しく、何故か文字に人物の顔が装飾されていたりして、楽しいデザイン。

中世はほぼ全ての作品がキリスト教に根付いています。ミサ用にミサ曲の楽譜が書かれているのも多く、4本線の楽譜の実物は初めて見ました!これは読めない…c(゚^ ゚ ;)ウーン

随分前ですが、イタリアの古都ボローニャに行った時に、中世の作品を集めた美術館に行ったのを思い出しました。中世絵画はマイナーで、私達以外に見に来ている人がいなかったような記憶がありますが、西洋中世絵画は素晴らしい!

写本を堪能した後、常設展も行きました。西洋美術館に行ったのは実は何十年振り?久しぶりにモネとかマネとか見ました。やはり美しかった。松方コレクションは点数も多く、改めて素晴らしいコレクションだと実感しました。中世以降の西洋美術史の流れを勉強するのにピッタリですね。

ジャクソン・ポロックも!

美術館はパワースポット!この夏はまだまだ行きます!

寛永行幸を3DCG化〜その壱

寛永行幸って知ってますか?私は最近まで知りませんでした。かなりの歴史好きの人か日本美術オタクじゃないと知らないですよね。その「寛永行幸」を知ったきっかけは、夫に「寛永行幸が400年を迎える2026年に大々的にイベントをやりたいので、その一環として『寛永行幸』をCGで再現しませんか?」というお話を頂いたからです。江戸日本橋が舞台の絵巻「熈代勝覧」の再現CGを制作していたのでそのイメージで京都の町も作りたいと思って頂けたようです。ちなみに夫は寛永行幸のことは知っていました。さすが歴史オタク。

「寛永行幸」とは寛永3年(1626年)9月6日、天皇が徳川将軍の京都での居城二条城に行幸したことで、5日間にわたる一大行事となりました。招いた将軍は大御所徳川秀忠と三代将軍徳川家光です。招かれたのは後水尾天皇、中宮和子(ちゅうぐうまさこ)と天皇一族です。※「行幸」とは天皇の外出を敬っていう語

武家に対する行幸は豊臣秀吉の聚楽第行幸以来約40年ぶりで、天皇家と徳川家の親密さをアピールしました。二条城では贅を尽くしたもてなしがなされ、京都市中では長い戦国時代の後、平和を享受する民衆が行幸に歓喜しました。残念ながら翌年に幕府の朝廷支配を告げる「紫衣事件」が起こり朝廷と幕府との軋轢が起こり、蜜月は終わりを告げてしまいますが、、、。

この歴史的な行幸について多くの記録が残っているそうですが、文献は正直、素人には読めないし、やはり絵画が当時の様子を知るには一番です。その中でも六曲一双の屏風にその様子が描かれた作品「二条城行幸図屏風」は圧巻です。と言っても現物は京都にあるので気軽に見に行けない!なのでまた本で楽しみます。

こちらの本はとても分かりやすく、見やすく書かれていて非常に参考になりました!

寛永行幸を描いた屏風はいくつか残されていますが、泉屋博古館所蔵の「二条城行幸図屏風」は御所から中立売通を行き、堀川通を南下して二条城に入城するまでの様子が描かれています。当時の煌びやかな行列の様子や、民衆がこの行幸を楽しみにして桟敷席を作り、飲み食いしながら見物している様子が描かれており、お祭りのように楽しまれていたのが伝わってきます。

六曲一双の全体図。かなり良い良い状態で残されています。現物が見たい!

参考文献:『二条城行幸図屏風の世界 天皇と将軍華麗なるパレード 』泉屋博古館編集 発行:株式会社サビア 発売:論創社

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その寛永行幸400年の節目となる2026年に、「平和」や「文化」を考える祭典「二条城・寛永行幸四百年祭」を、京都で開催します。祭りを盛り上げるべく、こちらの本を参考に現在CG製作中!流石にこれだけの広さがあると大変です。後日途中経過もご報告します!

https://livinghistory-kyoto.com

二条城・寛永行幸四百年祭のためのクラウドファンディングもやっています!

写真で愉しむ三越アーカイブス

1月17日から日本橋三越本館1階中央ホールにて「写真で愉しむ三越アーカイブス」を開催しています。

こちらのイベントでVR江戸時空「日本橋編」を上映していただきました。1月17日〜19日までの3日間でしたがたくさんの方にご覧頂き、ありがとうございました。また、まさにここ、越後屋で上映して頂き感激です!日本橋の方々に見て頂けて本当に嬉しい限りです。

「VRのポップ作る」と言われていたので、え?そんなしょぼいの?って思っていたら、こんな上品なデザインのパネルでした!これはポップじゃ無い、、、。
VRでイベントの様子が見れます!まりんちゃんの振袖姿が可愛い💕

今回の上映会は株式会社EJE様にお任せだったので、VRゴーグルで2席設けている、ということ以外分からず、どのようなイベントでどのように展示されているのか、会場に行くまで知らなかったので、ちょっとドキドキでした。2席だし隅っこの方で地味な展示なんだろう、と思っていたら、中央ホールってあの有名な三越の階段のあるスペースだったんですね。流石の三越!上品で格式高く、驚き、というか感激しました!

越後屋の看板。「現金」ではなく「現銀」なんですね!庶民は銀を使っていた、ってことですね。

メインの展示は三越の歴史を語る浮世絵やポスターなどで、浮世絵好きの私は、まさかここで浮世絵鑑賞ができると思っていなかったのでラッキーでした!さらにテンションを上げながら越後屋の貸傘のレプリカに感激し、明治〜昭和のポスターや雑誌など、貴著な作品を見れて展示会として大満足でした。

越後屋の貸傘。これをお得意様に貸してたんですね。お客にとってはステイタスシンボルです。有名ブランドの紙袋を持つのと同じですね。
江戸時代の浮世絵に描かれた越後屋。
三越百貨店のポスター。一番左の「全館落成」に描かれている場所がまさにここ。歴史を感じます。
「みつこしタイムス」という三越の小冊子です。可愛い!
日本橋三越の建物は重要文化財になっています。大理石には巨大なアンモナイトが!!

明日から展示内容が変わるようですが、とても見応えがあって、良いイベントでした。さすが、本物は違うな。そんなところでVRを上映して頂き本当に感謝です!

謹賀新年

新しい年になりました。今年もよろしくお願いします。

昨年開催致しましたVRイベント江戸時空「日本橋編」の再上映が決まりました。

開催場所:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール

開催日:1月17日~19日(サポート時間:11時~17時or18時)

参加費:無料  座席数:2席

当時の江戸の街並みから越後屋の散策をお楽しみください(約8分)

江戸VRのイベントを準備中

中村の3DCGをVRにしたイベントを準備中です。

おしゃれなカレッタ汐留のEJEVARを江戸の空間にします!

江戸時代の日本橋、裏長屋、吉原、そして江戸城御殿の内部をVRにしました。かなりクオリティの高い作品で、内容も濃く出来ていると思います。ナレーション付きで江戸をわかりやすく解説します。

その分制作に時間が掛かっておりまして、本当は春の予定が夏になり、秋も近づく頃やっと実現の目処が立ってきました。

初めて本格的なイベントの開催をするので「あれもこれもやりたい」と「あれもこれもやらなきゃ」とバタバタしております。V広報活動も初なので戸惑う事ばかりです。

でもサポートしてくださる皆様のお陰でどうにか近日中に開催のお知らせが出来そうです。