1532年創業の老舗酒造・山路酒造の北国街道〜その2〜

1532年創業の老舗酒造・山路酒造の北国街道〜その2〜

Yamaji Sake Brewery, a long-established sake brewery founded in 1532, on the Hokkoku Kaido road ~Part 2~

次男の誕生日に、祖母が1532年創業老舗酒造・山路酒造の「北国街道」純米吟醸を買ってくれたので御相伴に預かりました〜!(このお酒が良い、とリクエストしました)

2月に購入した時は純米酒だったので、ワンランクアップ!純米酒はあっと言う間に無くなってしまったので、楽しみにしていました(息子のだけど)♪( ´▽`)

祖母の絶品、鯵のたたき(なめろう風)をつまみに飲みました。純米酒よりもコクがあり、味が濃くて美味しい!今回は一升瓶だけど、すぐ無くなりそうです、、、。飲み過ぎ注意。

他にも季節もののようですが、にごり酒や山おろしとか、前回買った純米酒もさっぱりして美味しかったのでこれもまた欲しいな、とかパンフレット見ながら次を考えています。奈良漬や他の食品も魅力的。前回奈良漬を購入した時に余った酒粕できゅうりをつけたのですが、奈良漬の浅漬け?みたいになって美味しかったです!二倍楽しめました。

山路酒造さんの素敵なHPはこちらから。https://www.hokkokukaidou.com

遊郭について〜その5〜 吉原のしきたり

遊郭について〜その5〜 吉原のしきたり

Rules of the red-light district in the Edo era

「夕もやが柳をほのかにぼかし、黄昏燈(たそやあんどう)に火をつける頃になると、各楼の美しいともしびは星のように輝き、絃声(すががき=三味線の音)が聞こえてくる。」と寺門静軒の『江戸繁盛記』にあります。イルミネーションが無かった江戸の夜に、行燈の火で明るく輝き、三味線の音が流れ、妖しい雰囲気を醸し出す吉原が目の前に広がるようです。

張見世・妖しい光に引き寄せられます

そんな吉原には色々なしきたりがありました。吉原は疑似恋愛をする場所なので、廓のしきたりに則って手順通りに進めねばなりません。当然費用も嵩んで行きますし、そんなに簡単に遊べる場所では無かったのです。

まずは遊郭に行って一般の客は直接妓楼の張見世でお気に入りの花魁を見つけますが、お金持ちの上客は引き手茶屋を通します。この引き手茶屋は予算や好みを聞いて、お客にあった花魁を紹介してくれる茶屋ですが、話を聞いてすぐ紹介、という訳には行きません。茶屋ですのでここで酒宴をあげ、花魁が迎えにきてくれます。

茶屋を通しても通してなくても、花魁を一目で気に入ったからと言ってすぐに床を共にはできません。なんと、3回通わないといけないのです。まず1回めは「初会(しょかい)」です。「引付座敷」というところに通され、酒宴で花魁に出会います。上座は花魁。初めて会ったのですから、床入りしても触れることも叶わない。でもこの酒宴代ももちろん客持ちです。

2回目は「うら」と言われ、1回目と同じように酒宴となりますが、少し親しさを見せてくれます3回目でようやく馴染みの客となり、床入りできますが、今度は「床花(とこばな)」と言われるチップをはずまなかればなりません。

馴染み客

さらにその後も他の花魁と遊ぶことは厳禁。吉原では花魁が最上位ですから、花魁の機嫌を損ねてはいけません。また年中行事が多く、正月松の内をはじめとして花見や月見など毎月、吉原独特の祝い日などの「紋日(もんび)」を設けていました。いわゆるイベントデーでこの日は揚代が倍になりました。この日にお客がいないのは花魁の恥になるので、馴染みの客は足を運びます。というとまた費用が、、、。その他もろもろ、上位の花魁だと一回の揚代(1日の全ての料金)で職人の日当数ヶ月分になるそうなので、だいたい、百万円ってところでしょうか。これでは身代を潰す者が出てきても不思議ではありません。それでもハマってしまう人がいるのですから魅力的だったのでしょう。もちろん花魁も上客が離れないように努力は惜しみません芸を磨いたり知性やテクニックを磨いたり。さらにお客の名前を刺青したり、小指を落として送ったり、、、。やはり色々別世界。

北廓月の夜桜 歌川国貞(三代豊国)筆 19世紀 横大判錦絵
北廓(ほっかく)とは、吉原のこと。旧暦3月の紋日の様子です。
中の町にはこの時期に合わせて桜が植えられました。大変な賑わいです。
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)国立文化財機構所蔵品統合検索システム

吉原のはなしはこちらから
遊郭の成り立ち、構造から花魁の生活、そこで働く人などなどCGと共に紹介します。

Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)

Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ)

珍しく今回は久しぶりに飲んだシャンパンを紹介します!20代前半の頃に友人に教えられて(生意気だな)それ以来大ファンのヴーヴ・クリコ。息子の誕生日に久しぶりに飲みました♪( ´▽`)

超有名シャンパンですし、某有名三つ星フレンチレストランでも採用されてるイエローラベルですが簡単に説明を。1772年創業の老舗ワインメーカーです。ここに嫁いだマダム・クリコが亡き夫に代わり、事業を引き継ぎ1810年にシャンパーニュ地方初となるヴィンテージシャンパンの醸造に成功しました。212年前ですね。

このマダム・クリコが凄い人でした。当時はまだ女性がビジネスで活躍できる時代ではありません。早くに夫を亡くしたという不遇がきっかけではありますが、バイタリティとアイデアのある女性で、高品質のシャンパンを作り、そして売り込み、ビジネスとして成功しました。キャリアウーマンの先駆けですね。19世紀のキャリアウーマンといえばココ・シャネルですが、彼女が1883年生まれ。きっとシャネルもイエローラベルを飲みながらマダム・クリコを尊敬していたのではないでしょうか。

そしてクリコの代表的なイエローラベルは1877年に誕生しました!今も世界中で愛されていますね。やはり特別な日にしか飲めませんが、特別感を盛り上げてくれるのはシャンパンです!美味しくいただきました!

おまけですが。ヴィンテージシャンパンってなに?と言うことで調べてみました。ヴィンテージシャンパンは出来が良い同じ年の葡萄のみを使って製造し、最低熟成期間3年のシャンパンのことです。全てのシャンパンの2割程度しか製造されていないそうです。ノンヴィンテージは葡萄の収穫年が限定されず、15ヶ月以上の熟成期間があるものになります。なので庶民が飲めるのはノンヴィンテージですね、、、。それでも十分美味しいです!

東京からすぐ行ける!小江戸川越観光の穴場情報!

東京からすぐ行ける!小江戸川越観光の穴場情報!

今人気の観光地・川越東京から1時間くらいで歴史ある街並みで観光と食べ歩きができます。週末は特に人が多いのおすすめ穴場スポットをご紹介します。ゆっくり観光してください。

有名な蔵の町並み。明治時代の蔵づくりの家がズラッと並びます。重厚感があって、別世界に入ったみたい。

大正ロマンのかわいいお屋敷・旧山崎家別邸

蔵造りの町並み時の鐘から人通りがちょっと少ない横道を行くと『旧山崎家別邸』があります。こちら、国指定の重要文化財で、川越の老舗和菓子店「亀屋」の五代目の隠居所として大正14年(1925年)に建てられた和洋折衷のお屋敷ですが、まさに穴場です。

休日でも人が少なくゆっくり見学できます。特に午後の方が人が少ないようですね。しかも、入館料大人100円、学生50円、中学生以下無料! 

小さめの邸宅ではありますが、まさに大正ロマン風情のある建物で、ステンドグラスが所々あしらわれていて可愛い

木と畳の和の空間は落ち着くので、人も少ないこともあって、縁側でちょっとのんびりしちゃいます。小さめなので、あともう1か所どこか寄りたい、っていう場合にもおすすめです。こんな素敵な文化財を見てもらえないなんてもったいない!

休日の午後3時頃行ったのですが、私たちの前に1組、帰る時に1組、人が少なくゆっくり見学できます。

入館料大人100円、学生50円、中学生以下無料
アクセス/西武新宿線「本川越駅」より徒歩15分
     JR川越線・東武東上線「川越駅」より徒歩25分
     バス利用の場合、本川越駅または川越駅から東武バス「蔵のまち経由」に乗車。「仲町」停留所下車徒歩5分
蔵造りの街並みからすぐです

東日本唯一現存の本丸御殿川越城本丸御殿

2箇所目は、蔵の町並みから歩いて約10分、『川越城本丸御殿』です。本丸御殿とは各藩の大名が生活をし、政務を行う重要な場所です。こちらは東日本唯一現存の本丸御殿で、県指定有形文化財です。なのに、ここも混んでないですね〜。入館料大人100円、学生50円、中学生以下無料です!

お城の広間ってこんな感じだったのか、とか、廊下広いな、とか、実体験できます。

全国各地に城がありますが、城の象徴である天守は戦国時代に必要だったもので、平和な江戸時代には、本丸御殿での日常の業務が城の重要な役割でした。この廊下をちょんまげ姿の役人が行き交い職務に励んでいたのかな、とか想像を巡らせてしまいます。

松の絵もうっすらですが残っています

本丸御殿と合わせて喜多院江戸城紅葉山の別殿を移築した客殿も見ていただきたいです。三代将軍家光の「誕生の間」もあり、皇居では見れない、江戸城の一部がここに残っています。ただ、こちらは穴場とは言い難いです、、、。庭園もあり、のんびりしたいけど、混んでる可能性もあります。

入館料大人100円、学生50円、中学生以下無料
アクセス/東武東上線・JR川越線「川越駅」または西武新宿線「本川越駅」から東武バス(蔵のまち経由)「札の辻」下車徒歩10分
     小江戸巡回バス(イーグルバス)「博物館・美術館前」下車徒歩1分
     小江戸名所めぐりバス(東武バス)・シャトルバス「博物館前」下車徒歩1分

『とおりゃんせ』発祥の地・三芳野神社

3箇所目は本丸御殿の向かいにある「三芳野神社」。わらべうた『とおりゃんせ』発祥の地です。もともと川越城内にあったため、一般の人の参拝がなかなかできなかったため、このように歌われたと伝えられています。こちらも県指定文化財です。数年前に修復工事がされたようで、綺麗でした。

長い参道。七五三や成人式の前撮りもしていました!

森林浴をしてホッと一息。鳥居の近くにはなんと猫ちゃんがお出迎えしてくれます!人懐っこくって、猫好きには絶対オススメです!

川越城本丸御殿の向かいにあります。
周囲には川越市立美術館・博物館もあるのでぐるっと回って川越の歴史・文化に触れるのも楽しい。


アクセス/東武東上線・JR川越線「川越駅」または西武新宿線「本川越駅」から東武バス(蔵のまち経由)「札の辻」下車徒歩10分
     小江戸巡回バス(イーグルバス)「博物館・美術館前」下車徒歩1分     
  小江戸名所めぐりバス(東武バス)・シャトルバス「博物館前」下車徒歩1分

三大東照宮のひとつ仙波東照宮

4箇所目は喜多院の奥にある仙波東照宮です。川越喜多院にあります。蔵の町並みから徒歩約10分です。日光、久能山と並ぶ三大東照宮のひとつで、徳川家康が没後、静岡から日光に移葬する途中に喜多院で天海僧正が4日間法要を挙げたことから、寛永10年(1633)に建立されました。こちらも重要文化財です。

現在特別公開はしていません。特別公開の日程は川越市観光協会のHPからご確認ください。
通常中この門から中には入れません。写真は特別公開の日に撮影しました。

そして、岩佐又兵衛の三十六歌仙が見つかったところですね!(ちなみに三十六歌仙は「埼玉県立歴史と民俗の博物館」にあるのでこちらでは見れません。詳しくは「三十六歌仙額」のページをご覧ください)喜多院は参拝される方が多いのですが、こちらは奥まっているせいか人が少なく、穴場です!

ちなみに歴史CG作家中村宣夫は城のCGを製作するのに、江戸城本丸御殿と喜多院の客殿(徳川家光公誕生の間)を参考にしています。本物ですからね、、、。身近で本物に出会える幸せ。

喜多院に来たら忘れないで見てください!
仙波東照宮(川越喜多院)公式HP https://kitain.net/history/cultural-asset/spot10/

川越市観光協会HP  小江戸川越ウエブ

福島の老舗の日本酒6種紹介!

福島の老舗の日本酒6種紹介!

Introducing 6 types of sake from long-established Fukushima breweries!

先日福島の地酒飲み比べセットを購入しました!福島20%OFFセールに惹かれて6本セットをお得に購入してみました!福島県は親戚がいることもあり、子供の頃は何度も訪れ、お米もとても美味しいので楽しみにしておりました。

福島県にもたくさん日本酒の蔵元があるんですね。飲み比べセットは初めてですが、全て老舗の商品で、さらに6本中4本は江戸時代の蔵元で、老舗探索をしている私としてはいろいろお得でした!

開当男山酒造(南会津町)「開当男山」享保元年1716年創業。剣菱に近い、これぞ日本酒。王道で美味しい。ちなみに「男山」というお酒は全国にたくさんあるそうで、江戸時代に飲まれていた「男山」はどれかははっきりとわからないようです。このお酒かもしれないし、もう無くなってしまっているのかもしれません。「酒=男山」のイメージがあり、競って同じ名前で作ったからのようです。昔は今のように特許とかないですからね、、、。でも以前から開当男山が飲んでみたかったので、このセット買ってみました。アタリでした!

笹の川酒造(郡山市)「笹の川」明和二年1765年創業。新しい挑戦を続けている企業でウイスキーも製造しているそうです。老舗なのに新しいものに挑戦する姿勢、尊敬します。

大和川酒造店(喜多方市)「弥右衛門」寛政2年1790年創業。大和川ファームという自社農場で自社栽培米での米作りをしているそうです。辛口でスッキリ飲めます。

末廣酒造(会津若松市)「末廣」嘉永3年創業1850年創業。明治に建てられた酒蔵が重要文化財に指定されています。見学に行きたい!会津に行きたい!甘口でしっかりした味わいです。

檜物屋酒造店(二本松市)「千功成」創業は明治7年1874年。さっぱりとしていて、アキが来ない飲み口がいいですね。

名倉山酒造(会津若松市)「名倉山」大正7年1918年創業。飲み口が良くてグイグイいけます。飲み過ぎ注意です。

どのお酒もとても美味しかったです!またそれぞれ個別に購入したいと思います。

江戸時代から愛される飛鳥山の桜

江戸時代から愛される飛鳥山の桜

Cherry blossoms of Asukayama, beloved since the Edo period

東京北区王子にある飛鳥山三代将軍吉宗が桜を植えたのをきっかけに桜の名所になりました。ここに植えられたソメイヨシノは、飛鳥山からも程近い、染井で誕生しました。桜の季節には大勢の人々で賑わい、お酒に弁当に団子に、歌ったり踊ったり、仲間で、家族で楽しい時を過ごしました。

桜の名所 飛鳥山

歌川広重筆 東都名所・飛鳥山花見 19世紀 横大判 錦絵
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)国立文化財機構所蔵品統合検索システム

そんな様子がわかる歌川広重の浮世絵です。踊っている人が見えますね。宴もたけなわになると上半身脱ぐのが江戸の人なのでしょうか??楽しそうですね。宴会の様子を覗き見てみたいです。

鍬形蕙斎筆 飛鳥山図 江戸時代・19世紀 絹本着色
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)国立文化財機構所蔵品統合検索システム

また、鍬形蕙斎(北尾政美)の「飛鳥山図」を見ると全く違う飛鳥山です。遠景から眺めると自然豊かで静謐な、まさに「山」だったんですね。今は道路と線路に囲まれて、山の雰囲気はありませんが、急な坂になっているのは山だった地形そのままなのでしょうか。広重の絵にも描かれていますが、松もたくさん植えられていたんですね。おめでたい感じ?

現在の飛鳥山公園

実は私、この近くで子供時代過ごしていまして、この辺りは地元、愛着があります。子供の頃にお弁当を持って花見に行って、両親は花見酒を楽しんでいるので、姉とSLのある広場に行って大きい滑り台で遊んだりしたのを思い出します。

こちらの写真は2019年、数年ぶりにJR駒込駅から、母校に寄って、古河庭園、平塚神社を通って王子の飛鳥山まで散策した時の写真です。JR上中里駅の近くにある平塚亭でおにぎりとかお団子とか買って、飛鳥山でお花見しました。

JR上中里駅の近くの平塚亭は、ドラマのロケ地になって最近有名ですが、私にとってはフツーに子供の頃からあるお団子屋さんで、ここ近年の人気ぶりにビックリです。混んでいて、並んで購入しました!確かに平塚神社の鳥居の横の小さいお店でレトロな雰囲気がいいかも。美味しいし。ちなみに平塚神社も私の遊び場でした。小学校の写生大会も平塚神社の本殿描いて賞をもらったな〜、なんて色々思い出します。

花見に話を戻しますが、コロナ前はとても大勢の人で賑わい、座る場所を確保するのも大変でした!いつの時代も楽しみ方は同じなんですね。公園も綺麗に整備されて、「渋沢史料館」(渋沢栄一の資料館)も公園内にできていてびっくりしました。昔は飛鳥山公園の隣に渋沢邸があったと記憶していますが、現在は公園の一部になっているんですね。私は、渋沢邸が王子にあるので、ずっと、渋沢栄一は王子の人だと思っていました、、、。
また、「北区飛鳥山博物館」と「紙の博物館」もあり、すっかり変わってしまいました。

祖母が生前、話していましたが、昔(多分、戦前)は、今の飛鳥山公園だけではなく、本郷通りまで桜が植っていて美しく、花見の人が大勢行列をなしていてもっと賑やかだったそうです。子供の頃に聞いた話なので、あやふやではありますが、ずっと桜の並木道だったら、さぞかし美しかったんだろうな〜と、想像するとワクワクします。

飛鳥山公園
アクセス/JR京浜東北線「王子駅」(中央口か南口)から徒歩すぐ

渋沢史料館
入館料/一般300円 小中高100円
アクセス/JR京浜東北線王子駅南口下車 徒歩約5分
公式HP https://www.shibusawa.or.jp/museum/

小江戸川越の老舗酒屋さん

小江戸川越の老舗酒屋さん

A long-established liquor store in Koedo Kawagoe

先日、知人からオススメされて、我が家から車で10分くらいのところにある、素敵な酒屋さんに行ってきました。

マツザキさんは明治20年1887年創業の老舗酒屋さんです。お伺いした中福店さんは古い日本家屋のレトロな趣きのある酒屋さんです。裏には、なんとクラフトジンの蒸留所「武蔵野蒸留所」もあります!ちょっと前にお店で川越産のジンがあるのを見つけて、興味があったのですが、ちょっとお高いので試さぬままいたのですが、ここで作られていたんだ〜。周りは何もない、、、いや、自然豊かな川越ののどかな風景が広がっております(近所だけど)。でも、幹線道路からも近いので、アクセスは良いですよ

マツザキ中福店は、日本酒、焼酎、ビール、ウイスキー、ワイン、もちろんジンも、埼玉の誇るイチローズモルトもコエドビールもあります。選び放題。あと、お猪口とか徳利とかもあって、見ていて楽しかった!マツザキ新宿店(あらじゅく、と読みます。しんじゅくではありません!)は川越の駅にも近くてこちらは街に近いせいか、コンクリート打ちっぱなしのおしゃれなお店川越市の景観デザイン賞を受賞しています。新宿店は半分日本酒、半分ワインって感じでしょうか。もちろんその他のお酒も扱っています。

まあ、取りあえす買わないと、ということで、お店の方に辛口のオススメの日本酒をお聞きしたら、岐阜県の「三千盛(みちさかり)」をお勧めしていただいたので、岐阜は祖父の故郷だし、こちらを購入。一緒に行った息子は武蔵野蒸留所のクラフトジン「棘玉」の200mlのお試しサイズ購入しました!

さっそく帰って、まずは三千盛から。ピリッと辛くてスッと抜ける感じで、もう1杯。美味しいですね〜。こちらも帰ってから調べたら安永年間からある老舗でした!江戸後期から200年作り続けられている味ですね。こちらのお酒は埼玉では3店舗でしか販売していないようで、おすすめを素直に購入して正解でした!

棘玉も試さないと。息子がストレートでいってみたい、というのでまずはストレートで。これは美味しい!!ジンについては全くの不勉強なので、棘玉の説明書を引用させていただきますと、「クラフトジンとは、その土地に由来する原料(ボタニカル)を活かして香味の個性を演出した少量生産のいわゆる『地酒』」だそうで、棘玉はジュニパーベリー(西洋ネズの実)を主体に、越生のゆず、川越茶、山椒などなどのフレーバーが入っていて、想像以上に美味しかったです。2021年には東京ウイスキー&スピリッツコンペティションで銀賞を受賞しているそうです。ジンは、カクテルにしたりライムとかで味をつけるイメージだったのですが、棘玉はこのままで十分美味しい。

マツザキ公式HP https://www.1887.co.jp
アクセス 
中福店/【川越方面からは】所沢街道を所沢方向へ、福原小学校をすぎ、中福交差点を右に900m【所沢方面から】所沢街道を川越方向へ、東洋インキをすぎ、パチンコ店を左、1つ目の十字路を右800m。駐車場有り。
新宿店/JR&東武東上線「川越駅」西口から徒歩10分


1532年創業の老舗酒造の「北国街道」

1532年創業の老舗酒造の「北国街道」

Hokkoku Kaido, a long-established sake brewery founded in 1532

ずっと気になっていた老舗の日本酒を取り寄せました!!

今回は滋賀県にある山路酒造の「北国街道」です。天文元年(1532年)創業、490年守り続けられている味です。なんと織田信長が生まれる2年前!もしかして信長も飲んだのかも、、、!日本の酒蔵の中でも4番目の古さです。

純米酒「北国街道」と「桑酒」、「奈良漬」を購入しました!大量生産はされていないようで、関東ではほぼ販売されていません。ほんと、お取り寄せできる時代、ありがたいです。

さらりとした清らかさが自慢の辛口の清酒です」とパンフレットに書いてありますが、早速頂きます。う〜ん、サッパリとして、軽口で美味しいです!日本酒を飲んだ後に残る独特の甘味みたいなのが無くて、もう一口、もう一口と進んでしまいます。北国街道(北陸と京を結ぶ街道)で作られ、こうやって、旅人の喉を潤してきたんですね。一升瓶で買わなかったのをすぐに後悔してしまいました、、、。そんなに酒豪ではないのですが、息子と二人、もうすぐ無くなりそうです、、、。

桑酒」は米と米麹と桑の葉を原料に、伝統のみりん製法で作られています。こちらも創業当時から作られている甘いお酒です。梅酒に近いのですが、梅酒は砂糖を大量に入れますが、こちらは砂糖は入っていないのにとても甘くて、さらに米の味がするので、ちょっと和菓子の風味に近く美味しいです。ロックやカクテルにしても美味しいそうです。とりあえずストレートで、その後ソーダ割りにしましたが、私はストレートが良かったな。モヒートがおすすめだそうなので、ミントを買ってきて息子に作らせて試したい!(カクテルは息子担当)こちらの桑酒、島崎藤村も愛飲して、東京から取り寄せていたそうです!

お酒に加えて、HPを見てどうしても奈良漬が食べたくなり、こちらも一緒に購入しました。関東ではあまり奈良漬は食べないので、久しぶりです。しっかり酒の味が残っているのでお酒を飲めない人は苦手かも。私はもちろん、酒のつまみにもご飯のお供にも美味しく頂きました!酒粕がたくさんついていたので、今、きゅうりを漬けてみています。うまく浸かるかなあ?

老舗を紹介していると時々、自分の生家が老舗って羨ましいな〜と思ってしまいます。老舗になるには確かな技術と現状に甘んじない向上心と大変な努力があると思います。親の後を継ぐことへの反抗心が生まれる時期もあるでしょうし、生半可な気持ちでは続けられないくらいの歴史の重みだと思いますが、その伝統を受け継げるのは誇りでしょうし、確実に信頼できる伝統があるっていうのは本当に貴重なことだと思います。あと10年で500年の歴史を迎えるなんて、ほんと素敵です。

山路酒造公式HP https://www.hokkokukaidou.com

小江戸川越の酒〜日本酒とクラフトビール〜

小江戸川越の酒〜日本酒とクラフトビール〜

Little Edo Kawagoe Sake ~ Sake and Craft Beer ~

川越にも酒蔵があります!1875年創業の鏡山酒造。ですが、残念ながら2000年に後継者不足から廃業に、、、。しかし2007年に再興!一度途絶えた味を再興するのは本当に稀な事で、大変な事業だったと思います。川越と鏡山に対する愛情を感じます。

川越では地元のスーパーでも購入できるので、久しぶりに購入。軽い飲み口で美味しかった〜!何種類か発売されているので今度は飲み比べしてみたいですね〜。なんだろう、日本酒嫌いだったのは、単に美味しい日本酒を飲んでこなかっただけ、の気がしてきた、、、。まあ、量は飲めないんですけどね。

川越には地ビールもあります。コエドブルワリーのCOEDOシリーズです。地ビールブームに乗って人気の商品です。以前池袋の百貨店に買い物に行った時、手書きのオススメポップがついていて嬉しかった。

私、もともと(20年以上も前の話ですが)そんなにビールが美味しいとは思っていなかったのです。とりあえずビール、的な、、、。でも川越に来て、このコエドビールを飲んでからビールにハマってしまい、色々なビールを試しております。でもやっぱりコエドビールが美味しい!地ビールはちょっと高めなので仕事に育児に頑張った自分へのご褒美ビールです(最近ご褒美多めですけど)。

6色の味と、アニバーサリービールやお祭りビールなどのイベントビールがあり、お好みで色々な味を楽しむことが出来ます。私的には紅赤とアニバーサリービールが一押し!瑠璃も定番としてレギュラー選手です。紅赤は川越芋を使用していて、コクがあってほんのり甘味があって美味しい。本当にご褒美、って感じです。有り難く頂きます。アニバーサリーは川越の1890年創業の老舗スーパー、ヤオコーとコラボした記念ビールです。期間限定です。他に川越の百貨店「まるひろ」とのタイアップでのアニバーサリーも発売されてこれも同様に美味しかった〜!こちらはさっぱり軽くて万人に愛されるタイプだと思います。が、都内とかではアニバーサリーなどのイベントビールは購入できないかも?是非川越まで居らしてください!

新年早々、美味しいお酒に囲まれております♪( ´▽`)

岩佐又兵衛作「三十六歌仙額」を見に埼玉県立歴史と民族の博物館へ

岩佐又兵衛作「三十六歌仙額」を見に埼玉県立歴史と民族の博物館へ

先日、「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に、岩佐又兵衛勝以の「三十六歌仙額」(重要文化財)を見に行ってきました!9月から3期に分けて展示されていたのですが、色々スケジュールが合わず、やっと最終日の前日に行けました。この作品は川越市仙波東照宮所蔵の作品ですが、保存の為と思われますが、現在は県の博物館「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に収蔵されています。こちらは埼玉県で出土された品を展示してあり、日本の歴史の中の埼玉地方の関わりなどわかりやすく展示してありました。

埼玉県立歴史と民俗の博物館の展示リーフレットより
裏に署名があります

お目当ての「三十六歌仙額」は美術展示室にあり、1点づつはそんなに大きくないのですが、ガラスケースの手前に斜めに展示されていて、非常によく鑑賞出来ました。ガラスケースの奥の壁に展示されているだろうと予想して行ったので、嬉しかった!まじまじと手に取れるくらいの距離で見られるのは貴重です。ガラスにへばりついて見てきました。

この作品は、川越の喜多院の隣にある仙波東照宮が寛永15年(1638年)の火災で消失したため、三代将軍家光の命で拝殿が再建され、そこに奉納するために制作されました。寛永17年6月17日に拝殿が落成しているのでその年1640年の作ということになります。又兵衛、忙しかったのか、ギリギリまで仕上がらず、脅迫めいた催促の手紙が残っています、、、。なんか人間味があって良いですよね。

1640年の作品ですし、仙波東照宮も古いので作品も痛みが激しいかと思いきや、とても綺麗でした。380年経ってますし、しかも神社の拝殿にあったものなのに保存状態は良好でした。とても美しいですし、細かいデイテールもはっきり残っていて、見応えがありました。今回は36作品のうちの三分の一しか見れなかったので、次回展示される際にはまた行きたいと思います。

岩佐又兵衛は、6月18日に書いたブログ洛中洛外図屏風(舟木本)に詳しく載せていますが、波乱の人生だった為か、死後、浄瑠璃の作品になったりして、ほぼ伝説の浮世又兵衛」という画家が出来上がってしまい、実在の人物だったのか、架空の人物なのか謎に包まれていましたが、明治19年(1886年)に仙波東照宮の宮司が拝殿に飾られていたこの作品に「寛永拾七年庚辰年六月十七日 絵師土佐光信末流岩佐又兵衛尉勝以図」と記入されているのを発見し、その存在の謎が解かれるきっかけになりました。
ということで、岩佐又兵衛を知るには重要な作品に出会うことが出来てよかったです。ますます又兵衛を知りたくなりました!

埼玉県立歴史と民俗の博物館公式HP
アクセス:東武アーバンパークライン(野田線)大宮公園駅下車 徒歩5分(住宅街を歩きます。駅から近くて楽です)