イラストACとAdobe stockにイラストをアップした結果

イラストや写真の素材サイトに作品をアップしています。イラストレーター会員になって数年経っての感想と実態を載せてみようと思います。

仕事の合間に描いたイラストで少し収入を得たいと思ったのがきっかけで始めました。こういうサイトの良いところは一度アップするとずっと収入になるところです。(収入になれば、の話ですが、、、)ちなみに、こちらは江戸のCGではなく、私のイラストの話です!!CGは素材サイトにはアップしていませんし、その予定もありません。

Adobe stockで一番人気の北斎+鳥獣戯画

私がアップしているサイトは、代表的な素材サイトのイラストACとAdobe stock。
イラストACは日本のフリー素材の最大手ですね。イラスト専門のイラストACや写真専門の写真AC、デザインAC、シルエットAC、動画ACなどもあり、非常に便利です。デザイン制作の際には、ダウンロードユーザーとしてイラストや写真をバシバシダウンロードして使わせてもらいます。1日にダウンロードできる回数や検索回数が限られているので、私は有料会員になっています。

無料イラスト【イラストAC】

Adobe stockはあのAdobeの有料の素材サイトです。イラスト、写真、動画、CGなどがダウンロードできます。アメリカのサイトで世界マーケットなので規模が大きく高品質の作品が多いです。日本人や日本っぽいものよりも、外国人の写真や海外の風景、アメリカっぽいものを求めている方にはこちらがオススメです。

Adobe stockは高品質で有料ですが、無料体験もできます。Adobe stock

イラストACにアップした結果

イラストACには2018年からイラストをアップしています。初めてアップするのにどのサイトが良いのか調べた結果、私も日頃から利用している有名で最大手のイラストACとAdobe stockで悩みました。イラストACはアクセス数が多く、無料のためダウンロード数が伸びやすいのですが、1ダウンロードの報酬は約4円と安い!Adobe stockはその10倍にはなるそうですが、こちらは有料なのでダウンロード数は伸びないらしい。Adobe stockはクオリティも高そうだし、審査も厳しそうなのでとりあえず初めて登録するにはハードルが低くて始めやすい、イラストACを選びました。ちなみに両サイトに同じイラストをアップすることは可能です!

同じようにイラストをアップしている方のSNSなどを色々読み、とりあえず100点、イラストをアップするのを目標に始めました。サイトで人気のイラストレーターさんを見ると分かるのですが、みなさん数千単位のイラストをアップしています、、、。もちろん数だけでなく、センスも良いからダウンロード数が伸びるのですが、とはいえ単価が安いのですから、数、大事です。素材サイトなので、どこかのデザイナーさんが必要に感じるイラストをアップするのが大切。汎用性が高く、センス良く、と言うのは簡単だけど作るのはやっぱり難しい。私はそんなに絵も上手くないし、、、。また、どんなイラストが人気になるかは試してみないと分からない。人物が売れる、と言う方がいたり、人は売れない、アイコンが良い、と言う方もいたりと、さまざまです。試行錯誤をして人気のイラストレーターさんのページを見て落ち込んだりしながら、昔描いたイラストやケーキとか野菜、動物なんかのイラストを2018年に順次56点アップしました。これが売れない、、、。いまだにダウンロード数が0のイラストも2点くらいあります。1桁台も結構ある。少し売れたのは鷹のイラストとデザート系のイラストですね、、、。その後、少々メゲまして、放置。ダメ人間です。コロナが始まった2021年あたりから仕事が暇になってしまい、空いた時間でイラストを描き始めました。このブログにも載せたのですが、大好きな北斎の浮世絵を描いたり、鳥獣戯画を描いたりしていたのでそれを載せちゃおう!とACを再開。久々にマイページを見たら意外とダウンロードされてる!ちょっと希望を持って、和をテーマに年賀状や小紋など、60点くらいアップしました。この年にアップしたイラストでやっとダウンロード数が伸びました(泣)。

イラストACのマイページです。ご覧ください!

ある程度ダウンロードされたら、換金申請をします。イラストACの1ダウンロードの単価は現在4.36円(管理ページではポイント表記になっています)。そして5000円(5000pt)からしか申請はできません。でもせめて10000円になってから申請しようと、10000ポイントになるまで待ちました。10000円分にするには1ダウンロード4.36円なので2293ダウンロード必要です!単価は上がっているらしいですが、なかなか厳しい数字です、、、。通常のダウンロードと、商品化にイラストを使用してもらう「ライセンス契約」もあり、こちらは2000ptもらえます。ライセンス契約は小紋のイラストで1回頂きました。スマホケースになったようです!と言うことで、2022年と2024年に一度づつ、合計2回換金しましたが、まあ、お小遣い程度ですね、、、。あと、換金申請してから不正などの審査があり、これに結構時間がかかります。1ヶ月くらいでしょうか。

ちょうど卯年のタイミングだったので、ふざけたうさぎの年賀状をアップしたら好評でした。

昨年はダウンロード数が伸びませんでした。コロナが開けて忙しかったのでイラストを全くアップしなかったのが原因と思われます。またもや放置、、。やはりイラストをアップし続けるのは大事です!検索されヒットしないと見てもらえませんが、なんと12万人もイラストレータ登録されていて、イラスト数もかなりの数になるので、見てもらうことが難しい状況です。でも新作は必ずサイトトップに掲載してもらえるし、新着順に検索してもらえれば見てもらえる可能性が上がります。今年はまた描かないと!(もう6月だけど、、、)。

イラストレータは年々増えて12万人ですが、ランキングが出ていまして、私は今年は4000番台をウロウロ。昨年は3000番台をウロウロしていました。厳しい、、、。ある程度の収入を得るには1000番以内、top100に入らないと厳しいですね。

Adobe stockにアップした結果

Adobe stockには2022年コロナ禍の時期に登録しました。イラストACで人気の浮世絵と鳥獣戯画のイラストをアップ。10点のみです。審査が厳しいとどこかで見たような気がしましたが、厳しいと言うよりも時間がかかります。現在も申請中の作品が何点かあるのですが、最大8週間かかるそうです、、、。クオリティで落とされるかどうかは分かりません。そして事前に調べていた通り、ダウンロード数は伸びません。今月までで86ダウンロードです。ですが、単価が良いんです!!Adobe stockは有料サイトで、ダウンロード会員の契約が何種類かあるのですが、その契約の33%が報酬になります。私の場合、計算したら1ダウンロード平均約0.88ドルです。アメリカの会社なのでドル換算です。現在円安ドル高なので、1ドル157円で計算するとなんと約138円!!おお〜〜!!大体こちらも10000円くらいになったし、いつまで円安が続くかわからないので、報酬を換金することにしました。

Adobe stockのマイページです。

ここで、ちょっとめんどくさい。イラストACは銀行口座を登録すれば、審査を経て、入金されるのですが、Adobeはアメリカなので海外からの送金になります。なので、PayoneerかPaypalを通して送金しないといけません。海外送金とかやったことないので、こちらも初心者で全くわからないのですが、登録しないと報酬を得られません。

PayoneerとPaypalは共にオンライン決済サービスです。海外送金が簡単にできます。Paypalの方が古くからあり、誰でも気軽に利用できるそうです。Payoneerはビジネスにオススメのようで最近はこちらの方がセキュリティとか評価が良さそうなので、Payoneerにしようと思い、登録をしました。個人情報を入力後、本人確認書類を提出するのですが、運転免許証かパスポートの二択でした。実は両方とも持っていないので、マイナンバーカードを使用したいのですが、NGでした。日本の事情に対応してないのか〜。できないものは無理なのでPaypalで再度登録。こちらはマイナンバーカードの使用が許可されていたので、無事登録完了。日本人に優しいですね。Adobe stockに換金申請をして、無事入金されました!Paypalに入金されたら、登録しておいた自分の銀行口座に入金して完了です。手数料が取られてしまいますが、300円くらいでした。ちょっと面倒ですが、これも勉強です。不慣れなせいでちょっと時間が掛かりましたが、一度手続きしてしまえば、次回からは簡単で数日で入金されます。

イラストACとAdobe stockどっちが良かったか

結論から言うと両方やって正解でした。イラストACは気軽にできたので、初心者のハードルが低く、途中サボったりしたものの、継続できたのは良かったと思います。少しずつでもダウンロードされているとやる気にもなります。そのおかげでAdobe stockを始められた気がします。でも収益を考えるとAdobe stockの方が断然おすすめです。もしイラストACと同じ数ダウンロードされたら?と計算したら愕然としました、、、。立派な副収入になります。今後はAdobe stockのイラストの点数を増やして、収益を上げたいと思っています!どちらにしろ多くの方に気に入ってもらえるイラストを作らないといけないので、コツコツ頑張ります!

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Kindle出版にチャレンジ・後編/Kindle Comic Creatorと格闘編

かなり遠回りをしてしまいましたが、Kindle Comic Creatorで再度電子書籍を作ります。結果的にKindle Comic Creatorで出版できたので詳しく説明します。
Kindle Comic Creatorを開いて「新しい本を作成」をクリック。


言語や縦横などを選び、サイズを入力します。画集などはダブレットで読まれる方が多いそうなのでこちらもタブレットサイズに。小説などを読む方はスマホで読まれる方が多いかもしれませんね。「続ける」をクリックして次の設定へ。


タイトルや著者、出版社(法人ではなくてもok。私はこのブログ名をそのまま使います。)を入力し、カバー画像を選択。保存先をきちんとセレクトしないとMACの中で迷子になっちゃいますのでちゃんとセレクトして、「ページの追加を開始」をクリック。


すると、ファイルをセレクト出来るので事前に用意していたjpg画像を全て選びます。
すると1画像1ページで出来上がり!もちろん後からでも左上のアイコンをプチっとしてページの追加や削除も出来るし、ページの順番も変更できます。


本の形が仕上がったら、「ファイル」から「KF8ブックとしてエクスポート」を選ぶと電子書籍が出来上がり!

KindlePreviewerをダウンロードしてプレビューしてみましょう!
やっと出来た〜と思ったら、今度は色が変。bookで見た時は大丈夫だったよ??分からない。もう一度やり直して、ん〜おかしい。と気がついた!!Illustratorで編集したので、CMYKのままだった!普段は印刷物をデザインしているので、CMYK設定じゃ無いと大変なことになるけど、こちらはweb。RGBじゃないといけなかった、、、。もしかしたらpagesでエラーになったのもこのせいかもしれません。なんてこった!ということは、もう一度Illustratorに戻って全てRGBにして作り直し、、、。そうだよね。RGBだよね。うん。普段印刷媒体を作っている人は要注意ですね。

作り直して書き出したjpgを再度Kindle Comic Creatorに入れて、今度こそ、出来ました(泣)。
Kindleダイレクトパブリッシングにデータをアップしたら、今度はok! 値段を設定し、アンリミテッドの設定もして、無事出版に漕ぎ着けました!なんだかんだ、出版を決めてから1ヶ月。簡単に出来るよ〜、って聞いたけど、50ページの本に1ヶ月って、、、。結構大変。でも2冊目はきっともう少し楽に出来るはず、、、。多分。今回は文章少かったので2冊目はもう少し文章書いて、ページ数も増やさねば。ライター業務も頑張るぞ!

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Kindle出版にチャレンジ・前編/Kindle Comic Creatorとpagesに格闘編

チャレンジって、この歳で(年齢は非公開ですが)チャレンジするってなかなか無いかも?(と世間的に思われるような年齢です)でも近年、停滞した自分自身の時間を動かすべく、色々取り合えず試してみようとしていて、新たなことに挑戦しています。
それはさておき、Kindle出版を始めようにも何をどうしたらいいのかも全く知らないド素人が、取りあえず出版できたよ、って話です。

前回の「Kindleで電子出版始めました!」に書いた、むうさんと渋谷さんに全て教えて頂いた結果です。
Kindle出版はAmazonのKindleダイレクトパブリッシングに作品をアップすれば良いのです。誰でも公序良俗に反しないものであれば出版出来ます。(厳しい規定は無いようですが100%出版可では無いかもしれないので詳しくは公式ページをご確認ください。一応審査はあるようです。)
まず必要なのは当然ですが「作品」ですね。何を出版するのか、その内容によって、本の作り方が変わってきます。小説やエッセーなど、基本的に文章のみの本はKindle Create、漫画や写真集など、図版が多いものはKindle Comic Creatorを使用すると簡単に作れます。こちらはAmazon Kindleの推奨ソフトで無料でダウンロード出来ます。

と、ここで素人の私はいきなり壁にぶち当たります。Kindle Comic Creatorがダウンロード出来ない!my PCはimacのM1チップなのですが、もしやM1チップに対応していないのか??ショック(泣)「Kindle Comic Creator v1.1 for Intel Mac (OSX 10.6 以降) 」ってかるけど、Intelじゃ無いとダメなの〜!?

ネットで調べたらMACにデフォルトで入っているpagesでも作れると出ていたので、pagesで作ってみました。
pagesも今年になって初めてちょっと使っただけでよく分からないけどやってみる。テンプレートから「ブック横」を選ぶと写真集が出来る設定になっているのでそちらを選びます。(文章メインの本は縦型を選びます。)

pageaのテンプレート。色々あるので自分が作りたい本に近い物を参考にしましょう。

白紙のページに江戸の写真を載せて作品名や説明を打ち込んでいくと簡単に本が出来上がります!おおお〜〜〜思ったより簡単!出来たデータをEPUB形式で書き出すと電子書籍の出来上がりです。書き出したデータをダブルクリックするとbook(こちらもmacに搭載されてるやつ)が開いて読むことができる!わ〜い!と思ったのですが、なんか違う。バランスとか、やっぱりちゃんとデザインしないとカッコ悪い。ということで一からやり直し。根本的に編集し直しです。

Apple Booksでプレジューできます


pagesは元々デザインソフトでは無いのでやっぱりキッチリ作るにはIllustratorやInDesignで作らないとですね。ということで一番使い慣れているIllustratorで全ページ編集し直し。Illustratorで作ってjpgで書き出します。そのjpgを貼っていけばいいんですね。ここで大切、渋谷さんからアドバイスを頂いたように、アートボードをピクセルで設定します。普段はmm設定ですからね。しっかり設定変えないと全部やり直しになってしまいます。ピクセルでタブレット画面のサイズにして編集開始。

Illustratorが一番慣れてるので、Illustrator触っているとホッとする。

英語訳を付けたかったのでほぼ文章は入れていないのですが、編集作業って意外と大変。TAPIRUSの渋谷さんは500ページ以上の本を出版されてて、尊敬です。本業じゃなくてサイドビジネスですからね、これ1日中やっても何日かかるんだろう、、、。900ページの本もあるそうです。果てしないな。デザイン900ページってことですからね、、、。

今回は50ページなので取り合えずIllustratorのデータはできた!jpgにもした!次にpagesもタブレットの書類サイズにしたいのですが、どこで変えるか分からず、ネットで調べました。「ファイル」メニューから「ページ設定」を選択すると「用紙サイズ」のポップアップメニューが出てきます。「カスタムサイズを管理」を選択するとサイズを入力できます。もっと簡単にサイズ変更できないもんかな〜とかブツブツ言いつつ、サイズを変更し、編集していきます。貼り付けるデータ自体はできているのでここは簡単。ペタペタドロップして貼れば良いだけ。EPUB形式で書き出してbookで見ると、おお〜出来てんじゃん!

取り合えず試しにKindleダイレクトパブリッシングにアップしてみよう!と思ったら今度はアップできない!エラーが、、、(泣く)。pagesのせいなのか??なんか、文章メインだと上手くいくけど、写真メインだと難しい、と失敗談がネットでも出ていたので、TAPIRUSの渋谷さんに頼って、違うソフトを教えていただきました。(もしかしたらpagesのエラーは単純なミスかも、、、。原因と思われるのは後編に)

漫画のEPUB3作成ツールでも作成できます。こちらもオンラインの無料ソフトです!すごい、そして意外と簡単。一気にjpgデータをアップロードしてプレビューしてみたら、おおお〜できてる!ただ、見開きの作品集を作りたかったので、それにはちょっと一手間必要なんですね。そのためのソフトがなんとダウンロードできない(泣)。この辺でちょっとメゲた。

もう一度pagesに戻ったけど、やはりダメで、Kindleダイレクトパブリッシングを読むとやはりKindle Comic Creator推奨。ダメ元でもう一度チャレンジしたら、なんと今度はダウンロードできた!!やった〜〜!って、この前なんでできなかったんだ??単に通信が悪かっただけか??ということでKindle Comic CreatorはmacのM1チップでも大丈夫でした。

長くなったので続きは後編に!

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江戸の小紋集『小紋雅話』

山東京伝作の「小紋雅話(こもんがわ)」という小紋の図案集のデータ化を試みました。

「小紋雅話」は寛政二年(1790年)蔦屋重三郎により出版された小紋模様見立絵本です。山東京伝の小紋集は好評だったようで、天明4年(1784年)「小紋栽ざい」、天明6年(1786年)「小紋新法」に続き3冊目に出版されたのがこの「小紋雅話」でした。

江戸の人は洒落好きだったので洒落の効いた風変わりな小紋です。実際にこの柄の着物が作られていたのかは分かりませんが手拭いや小物にするのは楽しそうです。

山東京伝(1761年〜1816年)は年齢的には葛飾北斎の1歳年下。浮世絵、読本、絵本の全盛期に戯作者、浮世絵師として活躍しました。浮世絵師としての名は北尾政演。寛政の改革のため、小紋雅話が出版された翌年の寛政三年には洒落本が禁令を犯した罪で手鎖50日の処分を受けています。しかし、その後も蔦屋重三郎と組み、多くの作品を残しました。

小紋雅話は江戸人の豊かな発想力と笑いを求める明るさ、大らかさが詰まった図案が156案描かれています。その図案を全てベクターデータ化しました。資料が古く鮮明では無いため、私の解釈でのデータとなりますのでご了承ください。順次illustACにて無料配布致しますので是非、風変わりな江戸小紋をお楽しみください。

『天竺にてはかんなクズを見て字を作し、オランダにては牛の涎を見て字をなす。唐の蒼頡(そうけつ)は鶏の足跡を見て、字を作りたると聞ゆ。われはまた犬の足跡を見て梅の花と見たて、書なるか、字なるか。いっこう分からざる物数十を作し、名付けて小紋雅話という。これももんがぁの類いにして、いずれ怪しかるべし。』〜小紋雅話叙

参考資料:「滑稽本集」日本名著全集刊行会刊

ダウンロードはこちらから  → illustAC

NFTその後

NFTへの出品から2週間経ちました。NFTをマーケットプレイスへ出品しても自分で宣伝しないと知ってもらうことはできないので、出品したらTwitterとInstagramで告知しなければいけません。

このブログ以外SNSはやって来なかったので、これが意外と大変。毎日投稿して他の方の投稿を見てせっせとフォローしたり、いいねつけたりして、作品を見てもらわないといけません。初めは良かったのですが、1週間くらい経つとすでにSNS疲れ。

NFT界隈は結構商売っ気が強いし、POPな作品が多いので、なかなかその中に入っていくのは厳しいと実感しております。なんだか、売る事がメインになってしまって、それよりももっと大切なことを失いそうです。

良い作品ならいつか誰かが欲しいと思ってくれるだろうと気軽に気長に構えて行かないといけませんね。まだ2週間ですし。そして色々試行錯誤しながら自分達にあったNFTのやり方を見つけていきたいと思います。

日本橋通り 
道路の真ん中に屋台が並んでいました。車がないから大丈夫。

Mac PowerBook G4 

すご〜〜く久しぶりにPowerBook G4の17インチを動かしてみました!!我が家のPCは仕事柄みんなデスクトップなので唯一のbookです。

今のbookと、基本的なデザインは変わって無いですよね〜

OSは何と OSX10.3!  イラストレータは8!イラレ8を起動させたら、なんとOS9が立ち上がった♪( ´▽`)そうだった、イラレ8はOS9じゃないと動かなかったんだ〜( ^ω^ )懐かしすぎる。イラレ8は使いやすくて人気でしたね〜。

ちなみにmacOSX10.3は2003年。PowerBook G4は2001年発売だそうです!20年以上も前!当時はタブレットの誕生前なので、仕事で打ち合わせ用に買ったと記憶しています、、、。あとはプライベート用って感じでした。でもiPadを購入してから使う機会がめっきり減りましたね、、、。

意外にもスイスイ動いて、これでも仕事できるんじゃない?とか思っちゃいました。ただネットに繋げるのはちょっと怖かったので、オフラインで。左右を見るといろんなケーブルも繋げるようになってて、良いですね。今はサンダーボルト2個とか4個とか、なにそれ?って感じですよね。その辺は変えないでほしかった、、、。

SHADEが入っていたり、昔の作品が見れたりちょっと楽しんじゃいました。古いMAC G4とG5とさらに古い7200とかあるので、それも動くかな。モニターもあったような、、、。うちの歴代Macは壊れたことは無かったはずなのできっとまだ動くはず。今度PC墓場から引っ張り出してやってみよう( ^ω^ )

現在私はimac使っているのですが、6年使っているので、動きが遅くて時々勝手に再起動したりするので、念願の新しいimac頼んだのですが、来るまで1ヶ月かかるそうです、、、( ;  ; )ちなみにCGは3dsmaxなのでmacでは動かせません!macでも使えると良いのに、、、。

NFT始めました!その4〜OpenSeaへ出品〜

とうとう出品です。と、その前にガス代かかるのでイーサリアムを購入しないといけません。ガス代はブロックチェーンを使うときの手数料みたいなものらしいです。OpenSeaでは、初出品のときのみ必要だそうです。今、イーサリアムが安いので、安く済みそう。「ユニマ」では5000円弱だったので同じくらいでしょう。

こちらはビットフライヤーに日本円を入金してイーサリアムを購入するだけ。いくらかわからないのでちょっと多めにしておいた方が安心ですね。その後、メタマスクに送金して、これで準備万端。いよいよ出品手続きです。

上のバーに自分のアイコンが現れました!マイアカウントページに入れています!

アカウントページに入ると、アイコンの横のCreateをクリックしてNFTにする作品をアップして、作品名、HPアドレスと作品の説明を入力します。

画像をアップロードして、作品名、HPアドレス、作品の説明を入力します。

当然全て英語で入力するので、説明文とかは事前に翻訳してもらった文を入力しました。そのままコピペすると長くなるので、少し短くして何度か直して入力しました。こういう文も興味を持ってもらえる様にアピールするのはなかなか難しいですね。

細かい設定は取り敢えず無いので、最後にBlockchainをEtherumを選択し(Polygon等も選べます)Createを押すと、メタマスクが立ち上がるので署名してNFT作品ができました!

今回4作品出品するので、この作業を4回繰り返し。全てCreateしてから販売です。

マイページに作品が並ぶので、それをクリックすると、作品の詳細ページに行きます。右上にSELLの文字があるので、そこをクリックして、販売設定を始めます。まずは固定価格かオークションか選びます。本当はオークションが良かったのですが、最低落札価格が1EHT(現在1EHT=166595円です)に行かないと、オークションが終了せず、途中でやめるとガス代が発生する様なので、悩んだ結果、まずは固定価格から始めることにしました。あとは金額と期間を決めて出品するだけです!

右上の青いボタンを押します!
Fixed Priceが固定価格です

そしてやっと出品できました!!

と、「ユニマ」と「OpenSea」に出品しましたが、やはりそれなりに大変です。特に「OpenSea」の方がハードルは高いですが、初めに手続きをしてしまえば、次回からは作品をアップするだけなので1回だけ頑張ってしまいましょう!

今回は「江戸城/寛永度三代家光天守」「江戸日本橋通り」「吉原遊廓」「吉原引付座敷」のヴァリエーション、それぞれに4点づつです。初回のため#1や#aの作品ですので是非ご覧下さい。

NFT始めました!その3〜OpenSeaの設定〜

肝心のOpenSeaにたどり着くまで道のりが長いですが、苦手意識を取り払えば、結構簡単!と気を良くしたのは束の間。メタマスクとOpenSeaを繋げなければいけません。OpenSeaはウオレットでログインする仕組みです。出品する人だけでなく、購入する人もここは同じだと思います。仮想通貨での売買しかやっていないのでその様になっているんですね。

ここまでは全て日本語で出来たので不安感はありませんが、Open Seaはアメリカのサイトです。Chromeで日本語訳もしてくれますが、微妙な日本語訳、これはこれで使いずらい。日本語訳と英語を翻訳サイトで翻訳したり、不安を抱きつつ手続きを進めます。

Getting Startに設定手順が書いてあります。

OpenSeaのトップページの一番下まで下がって、Help CenterのGetting Startedをチェック。OpenSeaでのアカウントの取得方法が書いてあります。結構しっかり説明がされているみたい。それに従い、まずはメタマスクの連携からです。右上の「ウォレットマーク」からウォレットを選択するのですが、何度やっても、メタマスクを選ぶとダウンロードページに飛んでしまいます。せっかくメタマスク作ったのに!先に進めないじゃん!と思いましたが、よく考えたら、スマホ用にしちゃって、PCにはメタマスクの拡張機能ダウンロードしてなかった!いつもSafariでwebは開いてたのでChromeに変更して(メタマスクはSafariは対応外です)メタマスクをダウンロード。メタマスクの登録に使った「秘密のリカバリーフレーズ」を入力して連携完了!これでスマホもPCも使える!メタマスク間の連携は簡単でした。リカバリーフレーズは長くて面倒ですけど、、、。

右上のお財布マークをクリック

さあ、今度こそOpenSeaとメタマスクの連携できるだろう、と思ったら、相変わらずダウンロードしろと、、、。Helpページには説明はないし、ネットであちこち探し(T T)、やっと対処法が書いてあるページを見つけました!

Chromeの上のバーのパズルみたいなマークをクリックするとメタマスクのキツネマークが表示されるのでキツネを選んで、拡張機能にメタマスクを常に「固定表示」にします。

右端の小さいアイコン。パズルマークから狐を固定表示してください。

次にChromeの設定(一番右の点3つ)から→「プライバシーとセキュリティ」を選び→「ポップアップとリダイレクトをクリック」→「ポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可するサイト」のところにOpenSeaのアドレスを追加します。これをしないとOpenSeaではポップアップ表示されるメタマスクが表示されないのです!再起動して完了です。ふう〜〜。まず、この手順を教えてくれるサイトにいきつくまでに結構時間が掛かりました〜。

やっとOpenSeaに戻り、トップページの右上。ウオレットマークを押すと、メタマスク、出た〜!ダウンロードページに飛ばずにそのまま連携できました。ふう〜〜〜(^_^;)

ここまで出来れば、あとはウオレットの隣の人のピクトマークから「Settinngs」を選んで、氏名またはタイトル、メルアドを入力すると、認証メールが届くのでメールをポチッとして基本設定完了です。

右の人のアイコンからSettinngsを選んで設定できます

プロフィールとか入れたかったのですが、文字数制限があり、簡単に最低限の事だけをまとめて入れましょう。英語は文字数増えるから更にちょっと困る、、、。

あとはマイページ用のヘッダーとアイコンの画像を設置してとりあえず完了〜!!疲れた〜。

メタマスクのハードルを越えれば簡単!


NFT始めました!その2〜イーサリアムとメタマスク〜

「ユニマ」と並行してOpenSeaの設定をはじます。「ユニマ」は日本円で取引出来るので、いきなりサイトの登録から始められますが、海外サイトは仮想通貨が無いと取引でき無いので、まずはそこから。

OpenSeaのトップページを下がると「Create and sell your NFTs」とあり、ここで手順の説明があります。やはり仮想通貨用walletが無いと設定ができません。

もちろん仮想通貨を使った事とか無い私のような素人はまず仮想通貨取引所で口座開設から始まります。仮想通貨の紹介サイトなんかを見て比較検討してcoincheckで口座開設しようと思ったのですが、途中のメール認証でつまずいて、面倒くさくなって挫折。

ビットフライヤーに変更して、再チャレンジ。ブラウザでやったのですが、今回はスムーズに出来ました!住所、氏名、メルアドなど入力して、身分証明書(免許証やマイナンバーカードなど)と自撮りの顔写真を送って完了です。認証も直ぐにできました!認証まで含めても1〜2時間程度でしょうか。

仮想通貨の動向も初めて見て、ほうほう、こんなに価格変動するのか〜とか、色んな種類があるんだ〜とか、素人丸出しの感想。でもリスク管理はしっかりしないと怖いですね。現在は仮想通貨、暴落してます。でも買うにはチャンス!といってもギャンブラーじゃ無いので、勉強用にビットコインとイーサリアムをちょこっとずつ購入。イキナリ価格が下がってショックを受けつつ、勉強代、気にしちゃいけない。本来の目的は作品のNFT販売です。

次にやるのは、イーサリアム用にメタマスクの設定です。イーサリアムはNFT市場で広く使用されている仮想通貨です(ブロックチェーン技術でもあるらしい)。このイーサリアムのウオレット(仮想通貨用のお財布で入出金ができます)はメタマスク限定らしいので、このメタマスクの口座の取得が必須です。

狐のマークのメタマスクのアプリをダウンロード。PC版はChromeじゃないとダウンロードできないので注意。

メタマスクはブラウザ用とスマホ用があるのですが、こちらはスマホ用アプリをダウンロードして口座を開設。こちらはとても簡単。パスワードを設定すると、「秘密のリカバリーフレーズ」が表示されます。これを書き留めたりキャプったりしてメモしておき、次にそれが質問として聞かれるので、そのまま入力するだけ。このメモさえ忘れなければ大丈夫。これで手続きはOKです。簡単。普段のログインは指紋認証とか顔認証とかなので更に楽チンです。

仮想通貨を扱うのはもっとハードル高いと思ってたので、簡単で良かったです!

でもここで終わりではありません。ビットフライヤーで買ったイーサリアムをメタマスクに送金しなければお財布空っぽ。

基本は普通の銀行の送金と同じで、ビットフライヤー側で「入出金」ページから「出金」を選び、通貨は「イーサリアム」を選びます(通常「日本円」となっています)。そうすると「送金先の外部イーサリアムアドレスを入力してください」とあるのでメタマスクからコピーしたアドレスを貼り付けます。金額を入力すれば良いのですが、ここで注意!結構送金の手数料が高い!今回は勉強用で少額の送金だったので、手数料の方が高いことに、、、。でも「基本手数料として一律 0.005 ETH かかります」(現在の相場だと750円くらい?)とちゃんと書いてありました、、、。まあでも勉強なので、プチっと送金!すぐにメタマスクを確認しましたが、入金されずに間違えたかと思い焦りましたが、数分で認証され、無事に入金されました!

歌川国貞(三代目豊国)の浮世絵を購入!

先日主人が浮世絵を購入してくれました。クリスマスだから!・・・渋すぎるけど嬉しい。

初めて絵画を購入して、しかもネットだったので、、、大丈夫??鑑定団の音楽が頭を流れてしまいましたが、、、裏にインクのシミがあるし、汚れ具合も古そうだし、サインなんかも図版と見比べたりして、多分大丈夫。本物。

歌川国貞 役者絵 大判錦絵 江戸時代後期

歌川国貞(三代豊国)の晩年の作品です。構図も良いし、背景には菖蒲も描かれ、縁起も良さそう。役者絵です。爽やかでキリッとした美男美女(女形)、構図も素敵です。

版画とは思えない細かいディテールを手元でマジマジと見てしまいました。髪の毛1本1本を描いているのではなく、彫って刷っている。髪の生え際は1mmに5本も髪の毛が描かれています。彫師の技ですね。微妙なグラデーションは摺師のテクニックによるものです。木版画でよくここまで作れるな、といつも感心してしまいます。彫師や摺師によってその作品の出来が左右されるので、作家のお気に入りの職人さんがいたそうです。この作品には彫師の名前が入っていますが、国貞の晩年の作品には彫師や摺師の名前が入っていることが多いようです

当たり前ですが、本物には惹きつけられてしまいます。音楽も録音で聴くのとライブに行くのとでは、全く違うのと同じですね。絵画も生で見ると迫力というか、図版やネットで見るのと別物ですね。

国貞は天明6年(1786年)江戸本所五ツ目(現在の江東区亀戸5〜6丁目辺り)の生まれ。子供の頃から浮世絵が好きで教わらずに浮世絵を描いていたそうです。15〜16歳頃に歌川豊国に弟子入り。その才能は豊国も認め、期待されていました。その期待通り、23歳(文化4年1807年)頃から読本の挿絵をはじめとして活躍します。錦絵も好評で、特に美人画は躍動的でイキイキと生活していた女性が粋に描かれています。

文政8年(1825年)豊国が没し、二代目は養子の豊重が継きますが、天保6年(1835年)頃に逝去したか、引退をしたようで、弘化元年(1844年)国貞が三代目を継ぎます。なのに、作品には「国貞改二代目豊国」と書かれているものも多く、混乱します。どうやら二代目の襲名には一悶着あったようです。実力は国貞なのに、養子ということで豊重が勝手に二代目を名乗ってしまい、さらに家庭の事情なんかもあったりして、揉めていたようです。現在の美術研究では混乱するので国貞=三代目にしているようです。当時の人は住居にちなんで「亀戸豊国」と呼んでいたそうです。こっちの方が分かりやすいかも!正直、名前変えるのやめてほしい、、、。過去の人に言ってもしょうがありませんが、分からなくなっちゃいます。北斎がその代表格ですけど、、、。

北廓月の夜桜 歌川国貞 横大判錦絵 (天保〜弘化頃)
出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)国立文化財機構所蔵品統合検索システム
吉原の大門です。江戸の人々が生き生きと描かれ、賑わいがよく分かります。

襲名後、晩年は職人と連携して版画の高度な技法を誇示する工芸的な作品が多くなりますが、元治元年(1864年)に79歳で亡くなるまで精力的に作品を制作し、当時の浮世絵界を牽引する一人として活躍しました。